憲法リテラシー2022「3. 憲法の危機」レビュー

「憲法リテラシー」プロジェクトの3回目Yoshilog Live 37「3.憲法の危機」を予定通り、2022年5月22日に実施しました。

参加申込者数:176人

  • Zoom 登録者数:109人
  • ライブ出席者数:88人
  • 平均視聴時間:2時間11分
  • 実施時間:2時間28分

アンケートへの回答を随時この記事に掲載していきます。

10段階評価


このイベントの「全体的」な評価:9.56
このイベントの「内容」の評価:9.60
このイベントの「プレゼンテーション」の評価:9.46
このイベントの「運営」の評価:9.46
「憲法リテラシー」の受講を他の人にも勧めたいと思いますか?:9.54

レビュー

自由記入1
最後のジョン スチュワート ミル の言葉は 常に疑問を 常に思考し 行動せよと とらえます。 今は本当にその時と感じます。 憲法は我々を守る物 容易に改憲はさせられないと強く思いました。 次回も楽しみにしています。 ありがとうございました。

自由記入2
難しいけど面白い。あきらめずにこういう勉強を少しずつ続けていきたいです。さっそく参考文献を購入しました。

自由記入3
ライブで他の参加者のコメントをみられるのが楽しかった。

自由記入4
ヒトラーがナチ指導者になってから首相になるまでの年数と第二次安倍政権発足からこの後の3年間が重なるように見えて慄然とします。自民党の改憲案はヒトラーが意図したものと同じだと思えます。この自民党改憲案の本丸は緊急事態条項であると言い続けている政治家が一人いますが、実に正鵠を得る指摘だとあらためて思います。参院選後の3年間で独裁体制を完成させるのか、それに加担してしまうのか。そうならないために何をするのか考えて生きなければなりません。

自由記入5
オリジナル内容という今回、体系立ててあり分かりやすかったです。体系図を見た最初はギョッとしましたが、具体的な説明が添えてあったので(大体の)全体像をつかめたつもりです。今回もありがとうございました。

自由記入6
日本という国は国民が「満足した豚」でいることを強要(?あるいは自発的?)されている国であると思いますが、不満足な人間でいないとすぐにナチスに支配されたドイツになってしまうと(もうなっていますが)改めて強く思いました。参考文献も読んでみようと思います。

自由記入7
今回の内容は一度で理解しきれないので 出来れば2回くらいは録画を見て パラドックスを少しでも理解したいです。 どうしても、何処からかいじり始めるとどこかが破壊される また少しずつの守り抜くために破壊されると言う行為が起きえると解釈できたので、パラドックスがこれから憲法改正論でも、でてくるはずなので、そこを少しでも見抜き自身の考えを 固める際に考えたいと思いました

自由記入8
いつもは待ってるだけなのが最初になぞなぞがあって和気藹々でいいと思いました。
コンセプトは難しいのですが、今日のこの緊急法案の問題は今の日本が直面している問題で、いかにナチスが周到に、また素早く独裁できたことがよくわかりました。
今メディアが4000万円だかのネコババを賑やかにやってる間に何が侮辱したら云々みたいな法案が通過したそうで、言論統制が進んでいるのがわかります。
最後の質問にあった、歴史上で進んで独裁を迎えた国家ってナポレオンが快進撃してた時代のフランスとか、思い浮かべましたが、第二次大戦前の日本もそうではないかと思います。そこにはメディアの力が多大に働いていることは自明ですが。それを考えると、今の日本も実はそれに近い状態なのではないかと恐ろしいです。知れば知るほど改憲を推してるのは権力側なのが見えてきます。その先が大変に恐ろしいです。
年表をよく見るために大きなスクリーンが欲しいです。バックが黒だと字が小さいのはちょっと読みにくくて。どういうことが起きたら憲法が揺るがされて、国民の主権が侵されていくのかよくわかりました。

自由記入9
全権委任法の子どもがワイマール憲法の大統領令や緊急事態条項で、じわりじわりと独裁の基盤は固められていたのですね。 難しい単語や概念が多かったのですが国家が危機に瀕したときに、「国のため」といって憲法を無視したり人民の人権を侵害したりすることが許されてしまう事態が起きてしまう危険があるということがわかりました。 現代の日本においてもその「予兆」が見られます。 正直これまで「世の中は頭のいい人たちがきっと私たちのために動いているのだからきっと悪いようにはならない」と性善説寄りに考えていましたが近年の日本政府の不審な動きや荒廃が止まらない社会を見てやっと世の中で起きていることをしっかり見つめ、疑ってみることを始めました。
気づき・疑うというのは普段からトレーニングを行わないとできないと思います。

自由記入10
paradoxの概念を冒頭にご説明いただき、それを考えつつ講義を聴けたことが、本日の大収穫でした。歴史や時代の一部を切り取ったときはそれが真実のように見えても、大きな流れで全体を見るとそれには矛盾がはらんでいることを知ることができました。感覚的におかしいな、と思っていたことの裏付けとしてparadoxの概念がある、ということがわかり、世論や風潮の風向きが強くなった時に立ち止まれるようになりたい、と強く思いました。本来は風向きが強くなる前に、何とかしなくてはいけないのですが。
国の危機があるから憲法を変えねば、という飛躍した議論が国内でまかり通ってしまっているこの現在が、大きなターニングポイントであり、それ自体が危機なんだな、と思いました。

自由記入11
1回目は知識・認知の広がりに興奮、2回目は不注意で欠席(あとで録画みます)、3回目の今日は深い思考を促されて改めて感動した。パラドックス。人間の理想と知の限界を思い知らされた気がする。今後どのように進むかは人類・ヒトの総体としての行動にゆだねられるのだろう。
日本についてみてもあまり期待できない。人々が受け取る情報が支配層に牛耳られているので人々が判断を誤るのは仕方がないこと。
しかし、この憲法講義のように真実を伝えようという努力もなされている。TVや新聞雑誌、学校教育など量で押し寄せる愚民化政策にかなうとは思えないのだが、とにかく努力はなされていて、私もその恩恵を得た。感謝しつつ、今後なすべきことを考えていきたい。

自由記入12
憲法を学んでほしいと思う人は関心がなく、関心がある人はパソコンで見ることが難しい人だったりします。今回は、もう一度見直して理解を深めたいと思います。
ありがとうございました。

自由記入13
今回はドイツと言いつつ日本と重なって仕方なく…エピローグの言葉がとどめでした 提示していただいた書籍、次回に間に合わなくても読んでみたいと思います

自由記入14
「国家緊急権とは、国民の生命・財産を守るため法の支配を超える超憲法的措置を国に許すもの」との言葉を胸に刻みたい。この2年、国民の生命・健康より一部の既得権益の利権を優先させられてきた。「うかうかしていると憲法の目的の反対方向へ持って行かれる」--その通りですが、すでに激流に足をすくわれてます。

自由記入15
最初のパラドックスの例の衝撃を最後まで感じながら受講しました。視野を広げよう、全体観を持とう、他の視点はないか、などを意識しながら聴きました。今後、常に自身を俯瞰して見る習慣を持つ必要を感じました。
ナチスが全権を取るまでに、このように時間をかけていたのを今回知りました。状況が一変するのは一瞬の出来事である危機感は、その他の様々な危機に通じているのを理解できました。
参考文献、ありがとうございました。早速、読んでみます。 いつも深夜までありがとうございます。次回も楽しみにしております。

自由記入16
人権を守る為の憲法も、様々な方法で無効化される場合があり、憲法の目的と逆の使われ方がされることへの警戒が必要だと思った。
この頃、ヒトラーが自分の目的のために時間をかけたように、教育やマスコミを少しずつ動かして日本を変えようとする人達がいるように思える。
もっと学ばなくてはと思っています。ありがとうございました。

自由記入17
第3回開催、ありがとうございました。
国民を守るために憲法を破壊する。憲法の抱える矛盾を学びました。
そしてこのような矛盾を避けるには、
①私たち国民自身が憲法を守ろうとする努力をする事 (今まで勝手に守られるだろうと甘えていたことにも気づかされた) ②憲法の破壊が起こった場合のために、日頃から国民のための政治を行う政府を選択する、政治に関心を持つことが重要なのだと思いました。満足した豚にならない努力が大切。

自由記入18
高校3年男子です。今回も母と一緒に視聴させていただきました。今回の勉強会に参加してみてヒトラーが大統領就任後に全権委任法を成立させ独裁政権を確立させた経緯と、自民党政権の憲法改正案に含まれる緊急事態条項で国民の権利を制限しようとしている状況が重なって見え、危機感を感じました。

自由記入19
すでに平易な表現で解説してくださっていますが、この場は何かしらの憲法や改憲へ興味を持っている人たちが集まっているので、興味を持ってもらうためのもう一段階かみ砕いた記事化などが考えられるでしょうか。

自由記入20
 独裁体制出現のステップの説明をお聞きして、周到な準備、機会を狙い、一気呵成に成立する怖さを感じた。
 憲法の一時的な制限は、憲法を守るためにやむを得ない場合があるが、この時に濫用されるととんでもない状況に陥ってしまう諸刃の剣であるという認識を新たにした。
 このようなジレンマの解消策は簡単なことではないが、思考停止せず考え続けなければならない事柄である。
 気が付いたら独裁体制になっていたというのは、勿論よろしくない状況であるが、なにか怪しい、危うい状況から独裁体制の出現を阻止することができた事例は史上どこかにあったのでしょうか。
    

自由記入21
今回のお話は過去2回のお話から更に難しい内容でしたので復習をしたいと思います。

自由記入22
冒頭にあった「統一のとれた見方で…」といった表現、非常にうなずく思いでした。

政治、世界情勢や憲法などなど、わたしたちの生活に根ざしたテーマのはずなのに、他のトピック(たとえば美容や健康など?)と比べ、どうしても煙たがられやすく話しづらい(あるいは建設的な会話になりづらい)イメージがあります。

では、何か学ぼう調べようと見渡してみると、安易かつ感情的なパッケージが声高に並んでいたり、過剰に日本を持ち上げていたり……それらは本質的な視点には遠いように感じます。

こちらのような、安心して「なるほど!」と情報を得られる場があることに感謝します。
長い歴史を経て、人類みんなで探っては培ってきた憲法。
自由とは? 人権とは? あっちを立てればこっちが腐敗。そうした運用にあたっての具体的なトラブルシューティングが今回の「危機」だと感じました。

どうしても複雑なテーマですが、パラドクスの例題やドイツの実例を交えて、消化しやすく纏めてくださり、咀嚼しやすかったと思います。

(特に、1933年に向かうドイツのタイムラインは異常性がパッと飛び込んできて、おお〜、と思いました。internal / external の分類といった、情報の仕分け方も勉強になります)

俯瞰した目線から、今後は「この人は表層だけ切り取って騒いでいる人か?」判断していけるポイントもちらちらあるなと、少し明るい気持ちになりました。

チャット欄に「日本を見るようで気が重い」といった発言も見られ、知れば知るほどそう感じるのだろうなとも思うのですが、こういった場を設けてくださる方々や、これに参加している方々がいらっしゃることに灯台を見るような感覚を得ています。

小さくとも光を渡せるよう、友人たちやお子さんがいる方々にも、淡々とこうした話を交わしていきたいと思います。

よしさん、有難うございました。次回も楽しみにしています!

自由記入23
今回もありがとうございました。
YoshilogLiveは普段使わない筋肉使うのですが、それがだんだん心地よくなってきました。

アホっぽい感想になりますが・・・3回受けてみて
憲法についての議論って、みんながゆとりがあるときにじっくりやるもんじゃない???と思いました。

まずは、金銭的に時間的に多くの人が余裕が出てきて、さて少し先のことを考えますか、という気分のときにしか話せない大きな大きなテーマです。

とはいえ、今から多くの人の経済状況がよくなって勉強できなかったことを取り戻して・・・とやってると何十年先になるかわからないので、 「今じゃなくない?」くらいのノリが広がらないかな~と思います。

最初のスライドにもありましたが、あっちこっちから目先の不安要素集めてきて急に憲法に結び付けて急かしてくるのはいかがわしい話ですよね、ドイツの例もあるし。

冷静に引いて見ることも、余裕がないとできない・・・。
「今それ考える余裕ない」= 無投票 は誰かの思うツボ。

自由記入24
今日も深い内容の講義をありがとうございました。パラドクスが頭の中をぐるぐるしていますが、色々な言論についてどう整理して考えればいいかのトレーニングになったように思います。

自由記入25
今日は朝から死ぬほど忙しかったですので、申し訳ないのですが後半全部ウトウトしてしまいました。 スマホが手から落ちました・・・。 はやく録画を見なおしたいと思っています。 感想は後日送らせて頂きます。

自由記入26
先週から「戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗」加藤陽子著を読み始めました。 「憲法リテラシー」ともLINKしていて楽しいです。

「なぞなぞ」は毎回悩ましい… そして timeline makerが楽しすぎて、仕事でも使おう!と思いました。

自由記入27
私は今、冒頭で見たメビウスの輪がどんどんどんどん肥大して沢山の人間が絡まっていくような錯覚を見ています。今日は最初から最後まで例えば、、の話も実例もパラドクスだらけのタフな2時間でまいりました。

前回は、個の自由を放棄して集団の安全を手に入れた人間の歴史に美しさを感じていたのですが、今回は幸せな豚のまま死ねるならそれは幸せじゃないかと嘯いてしまいたい気持ちと、それは違うんじゃないかという気持ちがせめぎ合っています。なぜせめぎ合うのか考えにちょっと散歩に出ようと思います。

法も超法規的措置も発端は人を守る為。でも完璧ではないしとても危ういものですね。
このシリーズが終わるとき、自由の考え方がガラッと変わっていそうで未来が楽しみです。今日もありがとうございました。次回も楽しみです。

自由記入28
憲法については終戦後作られた平和憲法、9条が特徴であること、あとは三原則と感じで教えられ(そう感じていた)、それ以外についてはあまり深く考えることも考えさせられることもなく大人になったと思っています。

数年前『檻の中のライオン』著者の楾 大樹さんの講演を聞いて、憲法のことを考えるようになりました。前文の大きさに初めて気づき、とても美しいと私は感じました。

同じように感じている人が少なくないことをツイートなどで目にする一方で、自民党の改憲案をはじめ、「時代に合わせて変えることは当たり前のこと、おかしなことではない」とでも言うような、改憲に抵抗を感じさせないように情報が流されているようにも感じていましたが、今日の話で憲法はやっぱりそんな軽いものじゃなかったと知れてよかったです。

疑問なことは、そんな憲法を日本に作らせても、アメリカはなんであちこちで戦い続けてるんだろうということです。

自由記入29
今回も2時間があっという間に過ぎました。深い学びの時間をありがとうございました。
憲法は人智の結晶、それも長い時間をかけて造られてきたものだという事を実感しています。ノミとハンマーを手に広大な地層の前に立ち、どこからこの結晶に辿りついたら良いか期待と茫然とした気持ち(どこからノミを打てば良いか?)が混在しています。せっかくこんな素晴らしいきっかけを頂いたので、立ち尽している暇があるなら、どこかから少しでも学びを深めてゆきたいと思います。
次回も楽しみにしております。

自由記入30
今日も充実した内容をありがとうございます。

ケーススタディのワイマール憲法の崩壊が刺激的で刮目しました。民主主義の手続を踏んでも独裁政権を誕生させることは可能なのだと。現在の日本に大きな危機感を感じます。

今回は多く考えることが必要な応用編の学習でしたが、それにしても難しい。難しいことを理解するプロセスは自分には楽しくとも、難しいサブジェクトになると途端にズレたことを語って大衆の支持を取り付ける声高な連中が力を持ち始めるのが苦しい。頭が痛いです。

日本人は資格が大好きなので、憲法知識検定の団体でも立ち上げましょうかね。

即日の資料提供をありがとうございます。復習に役立ちます!

自由記入31
回を重ねるごとに受講してよかったなと実感しています。今回はとても重要な内容で、今からでも学校の授業に含めて欲しいくらいです。知らないまま、無関心のまま、何となく目先のことに流されていったら、気がついた時には…

概念として国民を救うことはあっても、使い方によっては主権はなくなり、人権は奪われる。過去の事例から学ぶことの大切さ。

分かりやすいお話と資料で、難しいと思い込んでいたこともますます面白くなっています。ありがとうございます。

自由記入32
今回の「憲法の危機」、とても難解でしたが終始前のめりで伺いました。憲法を守りたいが故に憲法を破ってしまうパラドックス。後半はドイツの歴史を見ながら、今の日本と照らしてゾッとしてしまいました。私には難しい内容でしたが、何度も復習したいと思う会でした。次回も楽しみです、ありがとうございました!

自由記入33
中身の濃い2時間をありがとうございました。前半はついていくのに精一杯で、全体像がよく掴めないまま、このまま消化仕切れずに終わってしまうかも…と危機感を持ったのですが、後半、ドイツが独裁に至る過程をなぞりながら、立法という”合法的”手段を使って憲法を無効化し国民の権利を制限してゆく様子がよく分かりました。

ここに来てはじめて、前回までに学んだ「法の支配」と「法治主義」、個人が自由を求める「自由権」とそれらを平等に保証するために国家が役割として介入する「社会権」、それらを個人と国家の契約として捉える「社会契約論」、の理解がどうして憲法を考える際に不可欠なのかが、ベールを取った様に明らかになって、思わず感嘆のため息が出ました。

『みんなのためになるから』という表現は聞こえは良いですが、みんなのため=’個人のため’を少しずつ毀損している、という認識なしに受け止めるのは、あまりにうぶすぎることを学びました。そもそも私たちが守りたい利益・安全とは何だったのか、その上に我々はどこまで、どんな権利を放棄する用意があるのか、放棄の条件は何で、どんな方法でそれを取り戻す術があるのか。権力の暴走を防ぐために、どんなリスク回避策を条文に組み込んでおく必要があるのかまでを、統治者側の人が繰り出す言葉を借りずに議論する場と機会がもっと持てないのだろうかと思います。

コロナの緊急事態宣言に際しても、日本では個人の権利を制限することに対する議論があまり行われなかった実感があります。国家が国民の主権を制限することの重大性と危機感を語っていたドイツのメルケル首相(当時)のスピーチを外電で聞いたとき、当時宣言の意味をそこまで重く考えていなかった私には、こうまで主権の制限とは民主主義を覆しうる危ういものだったのか、と衝撃が走ったのを覚えています。

最近は、憲法に限らず、”何がどこまで”という基準を明らかにせずに罰則化するような法律も見られ、意図的に詳細への議論を避けて政府への全権委任に持っていきたい意思の表れなのか、それとも色々なケースが孕む矛盾を踏まえて議論するに十分な知識と知性が不足しているためにざっくりしか決められないのか、どちらかは分かりませんが、どちらにしても信託するに値するだけの能力と誠実さがそこに見いだせないことが大いに不安です。

長年住んでいる集合住宅で、とくに不都合も無かったので管理組合にも参加せず、それなりに暮らしていたところ、ある日管理会社が、管理規約変えまーすと言って「災害の時にリーダーシップをとってみんなを安全に効率良く避難させるため」との触れ込みで、住民の権利の一部が明文化されなくなり、詳細は管理会社が’よきにはからう’条項の草案を持ってきた場合。今までそんなこと一度もなかったから、と言われるまま署名してしまうよりは、その裏側で起こりうる逆のケース(予告なく賃料爆上げされるとか、嫌いな人は否応なく強制退去とか、いきなり傭兵キャンプ張りのトレーニングを強要されて隣のシマとの抗争に借り出されるとか)を想定して、こんなこともし起こったらみんな困りますよね?って言って、そういうリスク無く「災害の時にみんなが安全に効率良く避難できる方法を”みんなで” 考える」ことの方に、自分は努めたい、と思いました。現状ではそのような場合にも法律が守ってくれますが、全ての法の頂点にある憲法が同じポリシーを持つものだった場合には、私たちの盾になってくれる法的根拠はどこにもなくなりそうなので…

自分の言葉でまとめる訓練が出来ておらず長くなりました。考える時間を持てたことに感謝しております。次回以降も楽しみにしています。

自由記入34
今回、難しかったです。それ以外今は思いつきませんが、難しい=知らないこと=自分で調べるきっかけになった、と思って復習して、次回も楽しみにしてます。 自分もこのプロジェクトを勧められた者なので、法学を学んでいる友人にも紹介してみます。

自由記入35
今回出されたパラドクスの質問はどれも難しく、論理学的な素養が自分に欠けていることを痛感しましたのでその方面のトレーニングをしたいと思います。憲法的理念を守るために一時的に憲法の停止(または破壊)を行うというあたりの議論になった時に丸め込まれてしまわないようにですね。
自分は昭和30年代生まれで、平和憲法と経済的繁栄に守られてぬくぬくと何も考えずに生きてきてしまった感じを持っています。でも今からでも目覚めたいと思います。

■プレゼンテーションで良いと思う点
 クイズ形式の質問が入っていたこと
■運営で良いと思う点
 資料が終了後、間を置かずに送信されたこと(前回からですね)
■今後の課題と思う点
 人にすすめましたが「自分には難しすぎる」と断られました。1億3千万人に広めるには同じ内容を易しく伝えていく必要があると思います。

自由記入36
とても分かり易く説明くださりありがとうございました。

自由記入37
情報を整理するのが難しかった。が、よしログさん本人が言っていた通り、そもそも簡単にまとめられる問題ではないのであり、ぐるぐる考え続けなければならないテーマなのだろう。特に21条の変更や緊急事態条項の追加との関連で重要になるように思った。いただいた参考資料も少しずつ読んでみます。

自由記入38
今回様々な憲法の危機を学んで、次はどうすれば独裁体制や個人の尊厳が侵されることを防げるのか知りたいです。私は自分が物事を性善説で捉えすぎていると気づきました。環境を周到に準備し、ルールをかいくぐる人がいる事を考慮しなくてはならないです。

多くの人の憲法リテラシーを高めるために、ハッシュタグに「憲法」の言葉を含めてはいかがでしょうか。次の授業も楽しみです。

自由記入39
スライドに掲載された言葉の定義や図表等で表現するとどうなるのか、をこれまで意識していなかったと感じました。何度か繰り返してスライドを見返してみたいと思います。今は教えていただいている段階ですが、いずれそのInputをいかしてディスカッションできる、何らかの合意や決着を得る様な経験をする場があればよいなぁと感じ始めたところです。
(過去にディスカッションの練習をしていないので、鍛錬が必要かもしれませんが)

自由記入40
今回も内容の濃いお話ありがとうございました。濃過ぎてまだ飲み込めていませんが感想など書いてみます。正解を求めがちな思考に冒頭でそれじゃいけないなと気付かせてもらいました。すごく漠然としてますが、正解を求めようとすると都合の良いように解釈をして辻褄合わせをしてしまう。その結果とんでもないものが生まれてしまうのかな。とかナチスの話を聞いて思ってしまいました。 また初めから録画を見直してみます。ありがとうございました。

自由記入41
〈感想〉
切り口は本講座のオリジナル、といわれていた「憲法の危機」の第3回。非常に重要なことを、自分の知らない枠組みを使って解説されていることがひしひしと感じられ、できる限りアンテナを高く張って聞き入った。

「時代が変わった」「環境・状況が変化した」から憲法を変えるべき、という乱暴・雑に語られることに対し、どのようなな反論(理論的な説明)があるのか?それを頭に置きながら受講した。——国の危機と憲法の危機は違う。

〈憲法リテラシープロジェクトを広めること〉 入門者に一歩進んでもらうためなのか 内容を深く理解し、ほかの人にもきちんと説明できる(動ける)人を増やすのか

細かく分けると、
0、全く無関心
1、テーマが存在することは知っているが特に関心はない 2、普段関心はないが、面白ければ・またはトレンドになれば興味を持つ
3、気にはなっている
4、非常に関心がある
5、人に説明できる、実際に啓蒙に動いている

関心度レベル0~5のどこをターゲットに、どのレベルへ上げることを目標としている かで、それぞれ向けの内容・方法、各層に働きかける人のキャラクターなどが問われると思う。

しかし、そもそも憲法について理解することは、初心者に薄く広くという形が成立しにくいテーマであるところが広める難しさを感じる。

自由記入42
仕事の都合で何度も中座してしまいましたので次回までに同録拝見します。参考資料に目を通したり復習したりと平日にやること、考えることがどんどん増えていますが、充実しています。楽しいです。素晴らしい機会を作っていただき本当にありがとうございました。第4回も楽しみにしています。

自由記入43
当日参加できなかったので、録画を観ました。

憲法の危機。憲法上の危機とは、どんな場合を言うのか、表と説明でとてもよくわかりました。
その中で、「戦う民主主義」という概念を初めて知りました。「民主主義体制を覆す自由を制限し、国民に民主主義体制の維持を誓約させる」ということが、憲法擁護義務と言われるものだとわかりました。

国民を守るために、時として憲法を超えた対応が必要になること、しかしながらそれによって、使い方によっては、民主主義の手順を踏みながら権力の濫用が可能になり、国民の自由や人権が保障されなくなる、このことを憲法について考える際はいつも頭に置いておかなくてはならない、と学びました。
そして、いつも憲法の判断においては、前回でもありましたが、人間の尊厳や人権という上位概念に立ち返り、そこの部分に問題がないか検証することが大事と改めて思いました。

よしさん、ありがとうございました。次回も楽しみにしています。

自由記入44
毎回アンケートのまとめをありがとうございます。これを書いたり読んだり、日本時間土曜の夜にツイッターのスペースで別途、自主復習セッションも行われており、そこでも話されたりすることで、理解が深まります。毎回の講義に加え、こういう繰り返しも憲法リテラシー向上の実践の一環であると理解しています。

個人的に、ここまでのところで今回が一番勉強になっています。これまで知らなかったり理解が薄かったりしたことが分かって面白く興味深かったのが過去の2回でしたが、今回の興味深さはそれに加えて思考実験や考え方のエクササイズを伴うところで、より実践・実戦感のあるものでした。「パラドックス」もさることながら、早い話「正しく適切」が人によって違うから憲法なり法律があるわけで、これは根本的に国家とは・法とは何かという問いにつながるものだと思います。中でも超法規的措置とか緊急事態条項なんかが、全部自分の都合のいいようにどうにかしたい人達のための方便に使われ得る危うさはもっと国民に膾炙すべきことだと思いました。

また「戦う民主主義」の個所は印象的で、スライドのフローを見ていて背筋が凍る思いでした。既にこのようにモデル化されているにも関わらず同じ轍を踏もうとしているのが今の日本の状態ではないかと思われます。同時に、ドイツ憲法(ボン基本法)の先進性は初めて知りました。これまで、改憲・護憲については憲法9条を中心に、実に一辺倒な議論しか行われてきていないのが日本の状況だと思いますが、これが様々な観点から相対的な議論になっていくほどのリテラシーを国民が身につけることができれば良いのかな、と個人的には思います。例えば、「憲法体制の自殺を認めない」ことを日本国憲法に書き入れる方向での改憲案が俎上にのぼるのであれば、自分自身はこれを支持したいと思います。

今回もありがとうございました。

自由記入45
非常に面白かったです。特に、パラドックスや戦う民主主義などの考え方が興味深かったです。

自由記入46
今回は私にとってひときわ難解な回だったけれど、とても興味深くてぐるぐると頭を回転させながら最後まであきることなく考え続ける時間でした。 見終えたばかりなのでうまくまとまらず浅いと思うのですが、考えてメモしたことを送らせていただきます。

”憲法の危機”ということが起こる時は、誰かを、または何かを救おうと、たくさんの智慧が動き、その混沌の中で、正解かも不正解かもわからない矛盾を孕んだ策がひねり出されていくような時、ということを学びました。

今後3年のうちの日本で予想される憲法に関する動きの中で、惑わされずにいるためにはどうしたらいいのだろうという視点で講義を聞いていて思ったのは、論議が行われない、という状況になることが一番恐ろしいのかもしれないなということでした。

”一極”の状態になった時、独裁や紛争が起こり始めるらしい、ということを、これまでのYoshilogライブで学んできて、自分なりの考えとして持つようになりました。 憲法について論議されることは、まだ一極ではない状態と言えるのかなと思うし、たとえその論議が稚拙だったり、偽物パラドックスをまとった頭がよさそうに見える主張だったり、あげ足取りに終始するだけの論議だったとしても、論議されないよりはいいんじゃないかと思いました。

何も知らないのに、誰かの意見にのっかってそれを強く推すということは、もしかするとすごく滑稽で危険なことかもしれないと思い始めていて、これまでの自分は、わかりやすくて多数決で多いほうになびいてしまう人間だったと思います。 なぜなら、それが簡単で楽だったからです。

私の脳みそは、まだまだ楽な方を選びたがります。 このライブが6回シリーズでありがたいです、脳の回路を変えていくには時間がかかります。

憲法のことについて、自分の意見はこうです、とはっきりと文字で書いたのは今日が初めてです。かなり心臓がどきどきしています。

いつも貴重でみていて美しい資料をありがとうございます。

自由記入47
パラドックス、今回は改憲論議に向き合うためのMindsetとして、理解しておくべきことの多い重要な回だったと感じました。国家の安全保障のための緊急事態要綱が、結果的に国民の生活や命を脅かすものになりかねない。そういう性質をはらんだ非常に二面性のあるものを扱ってるんだという意識が、(私もですが)絶対的に不足していると感じました。
ワイマール憲法とナチスの具体例は、とてもわかりやすかったです。

もっとも、それ以前に自民党の改憲案は、それぞれの条項がどの危機(テロ・自然災害・食料危機etc)に対応するためのものなのか、すべてオープンにしてもらう必要があると感じました。国民の理解を得られそうなこと前面に出して、こそっと不利益なことを潜り込ませそれに国民が気が付かなかった、というのは避けたいことです。(現状難しいと思いますが・・)

最後の「満足した豚より、不満足な人間であるほうがよい。」という言葉はズシンときました。救いも感じました。ブタつながりで「Fitter Happier」という曲の、「檻の中の抗生物質漬けのブタ」も思い浮かべました。権力者・既得権益者にとっては理想の国民なのかもしれない。

本日もものすごい資料とわかりやすい解説をありがとうございました。

自由記入48
今回も大変、貴重なレクチャーをありがとうございました。

個人的に、とても心に沁みる時間と内容でした。
膨大な資料を、法と歴史、そして人が生きる観点からまとめられて、レコーディングを何度も見返しました。

また、多くの参考資料も教えていただき本当にありがとうございます。
個人的にはドイツ関連のこれだけの詳細な情報と論文は、宝の山です。
少しずつですが読み始めています。
また、何かの形でフィードバックをさせてください。

このレクチャーから多くのものを受け取っています。 今回のレクチャーを受けて、昔、自分が体験したある男性とのことを思い出しました。

昔、ドイツにいた頃、知り合いに中年のドイツ人男性がいました。多分、年齢は30歳ぐらい離れていて、多分親子ほどの歳の差だったと思います。

その人は、とにかくドイツという国に対して批判的な人で、周りのドイツ人に疎まれていました。ただ、なぜか私にはよく話しかけてきました。多分、ずっと黙って聴いていたからだと思います。

その人は、

「ドイツ人がいかに狂っているか知りたかったら、朝にアウトバーン(高速道路)を走ればいい。信じられないスピードで、走っている。どれだけこの国がおかしいか分かる」。

と言ったり、

「ドイツは哲学と法の国というが、一体、ドイツ人の何パーセントが、  哲学者カントの「純粋理性批判」を理解していると思う?何人が、「道徳形而上学原論」を読んだことがあってそれを理解している?言ってみろ?わかっている奴はほとんどいないじゃないか?!」(その人は哲学を専攻していた人でした)

などと言っていました。

あるとき、あまりにもしつこくドイツを批判するので、私も嫌気がさしてつい 「

どうしてそこまで怒るのかが分からない?ドイツが嫌いなのか?」と聞いたことがありました。

そして、その人が、自分が小さいときに父親をナチスの強制収容所で失ったユダヤ系の方であることを話してくれました。戦後、母親と二人で貧しい中を生きてきたことも語ってくれました。

そして、そのときに彼が言った言葉が今でも忘れられません。

「戦争が終わり、ドイツで戦争犯罪を裁こうとしたとき、誰もまともに裁かれなかった。

ドイツ人が皆、言うのは『あれは、私の責任ではない。あのときは、何もできなかったんだ。自分はただ、上から言われからやるしかなかった』と。

誰も自分なんてないじゃないか。責任逃れだ」。

彼は自分の父親を失ったことへのやり場のない怒り、そして、誰も責任を取らないことへの憤りがあったと思うのですが、それは結局、言葉で周囲にぶちまけざるを得なかったのだと思います。

今回、大義名分や「人々全体の幸せ」という名の下に、憲法という国民との契約が破棄され、憲法が死んでしまうこと、そして、同時に個人の自由権・人権が無力化・無効化される 可能性があることを改めて考えさせられました。

近代化が遅れ、天文学的な賠償金の支払いに苦しんだドイツ国民には、同情しますが、小さな楽で大きな幸せを求めたために、暴走しだすと止まらない大きな悪を生み出してしまいました。その責任はドイツに住んでいたかつての人々にもあると思います。そして、その「痛み」は、そのユダヤ系ドイツ人の人が個人として体現しているように感じます。

「皆の幸せ」という空気感は一見、正当性がありながらも、その内実は意見の多様性を是認しないファッショ性があり、一人一人が思考する力、発言する力を奪ってしまうのではないか。憲法の自殺を考える際、「個人が思考すること」、そして「個人の死」が必然的に含まれるように思います。個人が考えることを放棄すべきではないように強く感じます。

オスカー・シンドラーは、敗戦が確定し、逃げる前に自分が助けたユダヤ人から指輪を贈られましたが、そこには「一人の命を救う者は世界全体を救う」というタルムードの言葉が書かれていたそうです。

一人の人の命と権利を考え、守ることは、世界全体を考えることにつながるのだと思いますそれはとてつもなく大変なことですが・・・。

私も自分なりに考えていきたいと思います。
今回もありがとうございました。

自由記入49
憲法の危機… 国家の緊急事態のときとかに憲法の枠を超えた処置が国や国民の為にいた仕方なく取られる場合はある。何が正解かわからないということでしたが、個人的に国の長は全権を委任しても悔いの残らない人物であって欲しいと思った。

自由記入50
貴重なご講演、ありがとうございました。
ワイマール憲法の国家緊急権発動により悲惨な歴史を辿ったドイツは、戦後、国造り・憲法造りにおいてその教訓をどのように活かしているのでしょうか。
あるいは、他の国でも他の時代でも、人類が国家緊急権を暴走させないための仕組み作りに成功した好事例はあるのでしょうか。

国家緊急権は、うまく扱うことができれば立憲主義体制を守る方策となる一方で、 ナチス独裁のような取り返しのつかない悲劇的な事態を招くという許容しがたいリスクがあり、 その舵取りをできるかどうかは人類の賢さにかかっており、 人類が賢くあれるかどうかは教育にかかっていることから、Yoshi先生は今回のような企画をとおして憲法リテラシーを高める活動をされているのだと思いました。

一方で、1億3千万人という巨大な人口の日本において、 人類がながい苦難の歴史の末に手に入れた人権や人間の尊厳を守ろうとする憲法の理念をわからない人たちも多々存在する現状を、すぐには改善できないなかで、 多数決で物事が決まってしまう制度が怖いと思います。

自由記入51

3回目、とても難しくて面白かったです。考えることが多くて大変ですがそのまま進みます。最後まで頑張ります。

Sato

自由記入52

今回も貴重な講座を受講させていただきどうもありがとうございました。とても勉強になりました。 今まで成功したら革命で失敗したらクーデターだとおもっていたのですがそうではないということを知りました。頭のなかにある地図が書き換わりそうです。 パキスタンのカーン元首相の失脚に伴い、同氏を支持する国民が集会をしている映像をみました。ものすごい人数でした。 憲法そのものとはずれた質問になってしまうのですが、国民の支持がカーン氏にあるということは、あの政変はクーデターなのでしょうか? けれども不信任案に基づいているということは、クーデターでないのでしょうか?  カーン氏によると、新政府は米国から輸入された政府だそうです。 もしみなさまにも役に立ちそうな話でしたら、講座のときにお話いただけましたらありがたいです。 関係のない話であったり、時間のご都合などございましたら、ご放念ください。自身への宿題といたします。 引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

臼村さおり

自由記入53

実は3回聴き直しました 何度聞いても理解が及ばなくて 頭の中がパラドックスで… アンケート答えて良いものか迷いました。 もう一度チャレンジしてみます。

AS

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