憲法リテラシー・プロジェクト

憲法には、人類の物語がつまっている。
野生の動物の一つの種に過ぎなかったヒトが、
現在の人類になるまでの長い歴史の知恵がつまっている。


人類は長い闘争のすえに、国家の権力を縛る最高規範として、
憲法という仕組みを作った。
その壮大な人類の物語の結晶の一つに、日本国憲法がある。

しかし、この憲法をちょっと変更したいので賛成してくれないかと問われたら、
我々は自分の考えと意思で判断できるほど、
十分な憲法リテラシーを持っているだろうか?


憲法リテラシー・プロジェクトを行う目的は、
全ての人が自分が何を支持したいかを
自信を持って判断できるリテラシーを身につけることです。
ある一つの主張を吹き込むことが目的ではありません。
取り返しのつかない失敗を犯さないように。

しかし…

もし誰かが明日、憲法改正案を持ってきて、賛成か反対かを決めて投票しろと言ったら、どれくらいの人が自分の判断で、自信を持って投票できるだろうか?


国民が自分の国はこんなふうであって欲しいということを自分たちの代表者たちである政府に命じたものが憲法だ。その逆ではない。


今その憲法を変えようとする勢力が国民に選ばれた国会議員の7割を超える。彼らは憲法をどう変えたいのか、それは国民が望むようなものなのかどうか、それを理解すること、そして、自分の頭でそれに賛成か反対かを決めることが出来るようになること、それが憲法リテラシー・プロジェクトの目的です。

何が起きている?

彼らは改憲の実現のために莫大な資金を注ぎ込んでいる。自民党の憲法改正実現本部のウェブサイトは、彼らが長期的なグランド・スキームの下に、青少年層から幼い子供のいる女性層や、中高年層までターゲット別に戦略を立てて、一歩一歩改憲に向けて進んできたことを示している。

彼らは国民の声を最小化する国民投票法を作り、実質的に憲法の番人の役割を果たしてきた内閣法制局長官の椅子に改憲派の人物を据え、半世紀を超えて引き継がれていた憲法解釈に関する政府見解を反故にする閣議決定を行い、それはそのまま強行採決によって立法化された。違憲立法という前代未聞の事態の中に我々はいる。

彼らの圧倒的な資金力

近頃、政府の動きがなんかおかしいと感じている国民は少なからずいる。

本流の憲法学者の中には、自民党改憲草案を分析し、それが戦前回帰どころか、慶安の御触書並みの文書であることを見抜き、積極的にその危険性を発信している人も少なからずいる。

しかし、約一億人の有権者のうち、どれくらいにそれが伝わっているだろうか。

圧倒的な資金力を使い、巨大広告代理店や大手メディアを味方につけた権力との力の差は歴然としている。

自民党は着々と、あなたの子どもに、あなたの家族に、
あなたの友人に近付いている。

我々の限られた時間

今、多くの国民にとって、日常生活は優しくない。誰が憲法について考える暇なんてあるだろう?

その一方で、国会で憲法改正の発議に早く持ち込めと声高に叫ぶ政治家もいる。彼らは、いったい何をどう変えたいのか積極的に真摯に国民に伝えているだろうか?彼らは国民の使用人であるという立場を理解しているのだろうか?

77年前…

日本国民は、日本国憲法の公布を提灯行列と日の丸で祝った。

今、それを我々は失いそうになっている。

憲法リテラシー・プロジェクトはあなたの支援で成り立っています。

Contents

あなたに出来ることはたくさんあります!

1. 無料DEMOコースで憲法の理解を深める。

DEMO コースを使ってみる

憲法リテラシー・コースのダイジェスト版をコースのフォーマットにしたものがDEMO コースです。無料メンバーになれば誰でも受講することが出来ます。

憲法リテラシー・コース本編は、憲法という概念、それが生成されてきた歴史、それが存在する意味など、歴史的・思想的・政治的背景を理解しようとするためのものであるのに対し、このダイジェスト版は、スコープを限定して、自民党憲法改正草案の意味に焦点を合わせています。

YouTube にも憲法リテラシー・プロジェクトのチャンネルを開設しました。DEMOコースで使用した動画とその他の動画は全てそこで見れます。ここで無料で見れる動画を増やしていく予定です。

憲法リテラシー・プロジェクトのYouTube チャンネル

2. 憲法リテラシー・コースを受講する。

次のコースは、SEASON 4の三日コースです。実施日は、2024年12月30日、2025年1月2日、1月4日の三日間、実施時間は、毎回午前10時から正午までです(日本時間)。詳しくは、下記のSEASON 4案内ページをご覧ください。

3. 憲法リテラシー・プロジェクトのクラウド・ファンディングをサポートする。

憲法リテラシー・プロジェクトは、特定の公的・私的組織の援助に全く依存せず、運営しています。完全な独立性を維持したいからです。

憲法リテラシー・プロジェクトを維持・継続するために様々な商用サービス(サーバーレンタル、Zoom、メンバー管理プラグイン、メール管理サービス、ウェブサイトのプラグイン等々)を出来る限り無料で利用していますが、不十分な場合は有料サービスを使うのでかなり費用がかかります。これらが可能になるのは、全て個人の皆さんからのサポートのおかげです。運営はすべて3人の無償ボランティアの労働で行ってます。

本来は、日本の一億人余りの有権者全員にアクセスしたいのですが、そのためには莫大な広告費用が必要になり、これに関してはまったく手付かずの状態です。これが、もし憲法改正の国民投票になった場合、とても現実的に深刻な問題となることを恐れています。共産党の山添拓議員もれいわの山本太郎議員も資金力の格差によって、国民投票運動が大きく影響されることをなんども指摘していますが、国民投票法を改善/改正する動きにはなっていません。

全てのサポートは助かります。下の「Donate now」というボタンをクリックすると、寄付の詳細を記入するページに飛びます。よろしくお願いします。ドル建てになっているのは、利用しているほぼ全てのサービスがドル決済のため、直感的な目安に便利なためですが、実際には利用されている口座の通貨のドル相当分が引き落とされます。

One-time donation / 寄付フォーム

4. 継続的にサポートする。

毎月の継続的なサポートも可能です。憲法リテラシー・プロジェクトの維持・運営にとっては、とても助かります。下の毎月の寄付額を書いたボタンをクリックすると詳細を記入するページに飛びます。よろしくお願いします。

これまでの憲法リテラシー・プロジェクトの活動

憲法リテラシーSEASON 3(2024年)の記録終了済み
憲法リテラシーコースの概要

憲法リテラシー・コースの紹介

まず、この6分ちょっとの憲法リテラシー紹介ビデオからご覧ください。

憲法リテラシー・コースの内容

憲法リテラシー・コースは、2022年に始めました。現在は3年目で、Season 3 になります。最初の2年はライブ・ウェビナーだけでしたが、Season 3 から、フォーマットを大幅に拡張して右のリストのようになりました。

  • ビデオ、スライド、テキスト、参考文献、クイズなどをセットにしたLearning Management System (LMS)。12ヶ月で1周します。これを実感するには、下のDEMO コースを試して下さい。
  • 毎月一回のOnline Meetup。これは、Season 1 と2 で行ったライブ・ウェビナーに相当します。ここで、リアルタイムで起きる憲法関連のトピックも拾っていきます。
  • チャット・スペース。これは、常にオープンで受講者と運営との双方向のコミュニケーションに使います。

憲法リテラシー・コース は、憲法という概念、それが生成されてきた歴史、それが存在する意味など、歴史的・思想的・政治的背景を学びます。以下のような12のCHAPTER から成ります。

  • 憲法ー人類の物語
  • 憲法の理念ー人権
  • 憲法の理念ー統治
  • 憲法の危機
  • 憲法の修正
  • 日本の憲法1
  • 日本の憲法2
  • 自民党改憲草案の検討ー個人の消滅
  • 自民党改憲草案の検討ー家族と国家
  • 自民党改憲草案の検討ー緊急事態条項
  • 自民党改憲草案の検討ー平和主義と自衛
  • 自民党改憲草案ー憲法制定権力と革命権

参加方法

月謝:5,000円
期間:参加した日から12ヶ月
開始:いつからでも始められます。

割引:(重要)以下の該当するクーポン・コードを申し込み時に記入して下さい。クーポン・コードを入れる場所が分からない場合はこちらをご覧ください。

スクロールできます
割引クーポン・コード
Newsletter 購読者50%オフ
(5,000円➡️2,500円/月)
クーポン・コードはNewsletterもしくは憲法リテラシーのYouTubeチャンネル の各動画の概要欄に記載されています。
2022年と2023年の憲法リテラシー受講者60%オフ
(5,000円➡️2,000円/月)
該当される方は、メールで受け取ったクーポンを入力してください。
Space of Digital Humanities のコミュニティ・メンバー80%オフ
(5,000円➡️1,000円/月
該当される方は、メールで受け取ったクーポンを入力してください。

憲法リテラシー・プロジェクトのロードマップ

ロードマップ
STEP
憲法リテラシー・プロジェクト LIVE

2022年 開始。
2023年 継続中。

STEP
クラウド・ファンディング I

2023年後半 一般用オンライン・チュートリアル作成と拡散のための資金調達。

STEP
憲法リテラシー・一般用オンライン・チュートリアル作成

2023年後半 作成開始。但し、クラウド・ファンディングが成功すれば。
2024年前半 一般公開。

STEP
クラウド・ファンディング II

2024年前半 一般用オンライン・チュートリアル作成と拡散のための資金調達。

STEP
憲法リテラシー・中高生用オンライン・チュートリアル作成

2024年前半 作成開始。但し、クラウド・ファンディングが成功すれば。
2024年前半 一般公開。

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