2024年4月28日、LIVE 64「アメリカの国賓」を実施しました。ここには、参加者のレビューを載せています。まだ全て返ってきてないので、随時追加していきます。
参加者によるレビュー
最後にお話しされていた市民運動の成功体験の話は印象的でした。その違いがどこから出てきたのか、についてもヨシさんのお考えをお聞きしたいです。
知っていたつもりのことでも、改めてこうしてまとめて話してもらえると、考え直す機会となり、また他の方に伝える際に話しやすくなり、本当にありがたいです。 統治行為論や地位協定を何とかしたい、その為にはこの講座を多くの人に聞いてもらいたい、自分でも伝えてゆかねばと毎回思います。
け〜たん
自国首相の演説内容の空虚に呆れる力も残らない感じでした。敵対勢力であるとして挙げられていた国名を見、わが国の歴史と国民の資質を考えると、中露北鮮、歴史・政治用語の「東側」に類似点が多いのにもかかわらず、その現実性と懸け離れた、何の関係もない声明「(早い話が)私達は西側である」を読み上げることができてしまう様子には、unspeakableな惨めったらしさを感じただけでした。”I am with you always, even unto the end of the world.” は福音書の結び、Jesus Christの台詞です。これを、現実の権力構造に従うことが大好きな神道精神丸出しの、どこの国とも共通する価値観を持たない、自ら人間の尊厳を蹂躙するsinnerが言っていたのは壮観で、狂気じみていて、失笑しました。
統治行為論の情けなさは、法学部の憲法の授業中に感じたことと同じで、これをおぞましく思う同国人が少数ながら存在することを知ったのはいささかの収穫でした。
2時間、平穏でありながら、緊張感を持って聞くことができました。参加できたことをうれしく思います。
匿名希望
最後のコロンビア大学への締め付けの話で、日本の大学の立て看へのコントロールの話を思い出しました。時々SNSに大学の立て看撤去の話が投稿されます。体制側も余裕がないのだろうと思います。
あの議会演説からは、岸田首相と日本政府はこれからどうするつもりなのか、日本が骨のずいまでしゃぶられる未来しかみえてこないです。
kisara
とても興味深かったです。砂川裁判にかかるUSの意向は、誰もが気づいていたでしょうし、私自身、大学時代にそう感じましたが、公文書公開の件は今回初めて知りました。会社に勤務して別分野に没頭したこともありますが、1日の大半を会社で過ごすようになると否応なくニュースが限定されてしまう。自分の盲点に気付かされるところが、この会の良いところのひとつだと思います。
砂川裁判については、こういった事実が教育現場に反映されず議論にもならないところが、自民党が自主独立(思考)、主体の確保なんてまるで考えていないことを教えてくれます。それは、冷戦を背景に九条を盾に出兵を拒むいう昭和の自民党とすら異質な従属主義ですが、それを指摘し考えさせるメディアすらなくなった日本の現状を憂います。
安全保障条約との関係で地位協定や合同委員会が語られたことも重要でした。何冊か本も出版されていますが、世間では今ひとつキワモノ扱いされているようで、少なくとも、大学含め教育現場で真面目に扱われていないように思います。振り返ってみるとボクが大学学部生だった80年代後半はまだ、CIAだの他国指導者暗殺はオツムの弱い学生の陰謀論でした。その後、公文書が公開されて行くわけですが、それによって歴史を見直すことを日本では怠っている様に思います。また米国との地位協定といっても、実際には国によってそのあり方は様々ですから、地位協定の多国間比較も日本の米国従属性を示すものとして、本来は多くの人に知って欲しい、考えて欲しいと思います。
もうひとつ、今回の収穫だったのは68年の世界の共鳴とそれが後世に残したもの、でした。日本がズレていくポイントで何が起きたのか、フランス、USは公民権の拡大の達成感、かたや挫折感と政治の季節からノンポリの時代。今回話されたことを丁寧に、多層的に紡いで行くと、今日の、このビニール袋を頭から被ったような日本の密閉感と息苦しさ、違和感、視界の悪さがよく分かる気がしました。
Yossit
2014年の安保法制強行採決で違憲審査制がある、と自分を慰めていたけど、結局何にもならなかったのは、大きく政治的なことには対応しないとの判例があったとは知りませんでした。私の周りでも、政治的な話はしないとかっこよく言う人が昔から多かったですけど、こんな大元があったことに驚きました。それではどうしようもないです。
パクスアメリカーナの終焉について考える時、どうして今までは、アメリカは複数他国に対して非情な介入をしつつ影響力を保つことに成功しながら民主主義国家としての体面を維持できていたのに、今回のイスラエルのガザ虐殺でそのやり方、形が世界に暴かれて通用しなくなったのか、ということが私の中で疑問でした。
今日のお話を聴いていて、アメリカの日本に対しての原爆投下やベトナム戦争、アフガニスタン戦争などについて、人種的な蔑み、差別があったのではないか、今回のガザでの虐殺も骨まで染みるような差別の意識を感じつつ、同じような動機が想像できる一方で、ここにイスラエルが関わっていたことが、今までとは違ってアメリカの真意、本性が浮かび上がってしまった理由ではないかと思いました。
イスラエルに関係する人々がアメリカ社会でとても重要な位置をしめ、権力を持ち、経済を動かしてきたことで、それに対する抵抗や反抗は、ベトナム戦争時の戦争に対する反対運動と比べて深刻度がかなり違うのではないか、と感じました。イスラエルのガザの人々への憎しみは軽く差別と言う言葉では言い表せないほど、人間の醜悪なものを煮詰めたエッセンスのように感じます。人間として存在することに疑問が沸くような行動をとるイスラエルに対して、同様の気持ちを持たずして平気でいられるのかと思われるほどのアメリカ社会の上層部の、学生が立ち上がって声を上げることに対して抑えつけが強いのも納得がいきます。
そう考えると、60年代後半の抵抗運動の成果を今回も期待して若者など多くの人々がデモなど示威行為をした後は、どのような世界が広がるのか未知数に感じます。奢れるものの最後というのはどんなひどいあがきをするのか想像つかないからです。若い人たちのこれからを守りたいです。
よしさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
匿名希望
最高裁に違憲審査制があるにもかかわらず統治行為論があるせいで司法が機能していない事がよく解りました。 その統治行為論のもとになった裁判にアメリカの意向が反映されていたことが解り、やはり日本の不条理の原因はアメリカにあることを一段と確信した今日のLiveでした。 今日も興味深いLiveをありがとうございました!
翔空
話を伺ってて、ビンラディンの怒りの起源を思い出して、「主権の侵害だ」と怒るのは正当だよなと思いました。「9条を、戦争をしない上で考えるのと、戦争をする上で考えるのは、それぞれの哲学の違い」という指摘には深く頷きました。米大統領の「ドレスコード」は、他でも伺ってましたが、詳細に決まっているのを表で見れたのは、分かり易かったです。
岸田氏の訪米は「国賓待遇」の一語が踊っているだけで演説の内容が報道されていません。米国との更なる連携の強化という曖昧な言葉で括られており、その内容が日本を危険な状況に落とすものであることが論じられていないのです。
「日本の総理大臣がアメリカの議会で英語で演説して拍手されている」だけで満足する層がおそらくテレビ視聴者の中心であり、その層を取り込んでおけば報道が成立すると判断しているのが今の自民党に押さえられたマスコミなのかと思います。適当に「日本スゴイ」を流しておけば商売になる現実があって、報道の意義が失われている怖さを感じます。
米国大統領の来日は羽田も成田も通らず米軍基地に到着していることに疑問を持たず、 一国の総理大臣が他国に媚びる演説を展開することの異常さに気づかず、その演説の内容が国民に届くように報道されない異常さを、あらためて恐ろしいと思います。
安倍政権以前の日本はイスラエルともイランともパレスチナともそれなりにコミュニケーションできる状態だったが、安倍政権が米国にすり寄ることでその友好的な立場を捨てる結果になったと思われます。アベスガの失敗を岸田が仕上げにかかっている状況を止められるのでしょうか。
砂山事件の判決のような自分が生まれる前の出来事に今後の日本も自分の生活も左右されることに人々がもっと気づく必要があると強く思います。過去の出来事は変えられないが、今の現実を変える努力はできる、その手段が選挙であることを忘れてはならないと思いました。
杉下 麗
今回の首相訪米で、アメリカの日本への圧力が、急に増してきたことがはっきりしました。そんな状況にもかかわらず、政治に関心がなく、選挙にもいかない人達が多くいることは 本当に恐ろしいです。
どうしたら今の危機を、自分事として捉えられるのか、そのために出来ることはないか、毎日考えています。
riria
岸田氏がアメリカで行ったスピーチの内容がどんなものだったのか知らなかったのですが、よしログさんのお話を聞いて驚きました。ありがとうございました。
匿名希望
「半分植民地の状態で出発した戦後の日本。完全に独立するか、親分子分の状態で生きていくのか、日本国民が決めること。」仰るとおりだと思いました。
世界の勢力バランスが変わっているのに、米国一辺倒で良いのか。日本は今も「戦後」であり、寧ろ「戦前」に向かっている。今考えなければ、一体いつ考えるのか。
匿名希望
プロトコルの話は、イギリスから国王(かつては女王)が来れば天皇陛下たちが白タイで正装した晩餐会で迎えるシーンを思うと、政治利用するトップの訪問とは違うなと納得しました。統治行為論は、今アメリカでトランプの大統領の免責特権に関する裁判が行われていますが、それも共通する考え方なのだろうと思いました。本で読んだことはあったけれど詳しくは知らないので興味深かったです。(詳しく調べてみたいけれど、調べたいことが溜まっていきます)
匿名希望
とても面白かったというか、興味深かった。岸田首相の米議会での演説のカラクリが改めてよく分かった。内容を知れば知るほど「こりゃダメだ」と思うし、日本国の外交というものをいかにアメリカに全振りする形にしてしまったか。後の世代(少子化による先細りはひとまず置いといて)に、禍根しか残さないものであったと思う。世界の中の日本ではなく、「アメリカあっての日本」にしてしまったのだから。
国賓っぽい扱い、そしてその報道も、岸田の演説、岸田が代表する日本政府の米国追従を正当化し裏書きするものにすぎないわけで、舞台のしつらえとしては見え透いた陳腐なもの。しかし、当の日本政府が喜んでペテンにかかっているようにしか見えないのは、もう本当に神経を抜かれた魚のようで、日本は外交的にも内政的にも、生死のはざまにあるように思われる。
砂川事件のおさらいをできたのも良かった。憲法をめぐる議論や日米安保条約との関係で必ず出てくるものではあるけど、本質は言ってみれば「日本の司法の自殺」「米国による日本の司法の無力化」だったことが分かる。これでは何一つクリアに見えず、曇りガラスの向こうのことをぼんやりとあれこれしているにすぎないことが、本当によく実感される。
これらの異常性、またの世界大戦で日米(+イスラエル、例えば)枢軸国側が敗れる、ご破算で願いましては、という展開にでもならないと解消されないようにも思えるが、それもいろいろ気の遠くなる話だし、人類はもう戦争はすべきでないのだし。どうしたら良いのか。
匿名希望
首相演説の英語と日本語を比較することで、英語が先に作られたのではないか、という見方などができるんですね。 首相演説に限らず、様々な場面で必要なことかもしれませんね。
全体的にまるで途上国の傀儡政権のような感じで全てが進んでいて驚いてしまいました。 (もしかしたら昔からこうなのかもしれませんが・・・)
アメリカへ対する配慮の周到さに満ちた言葉選びと、 敵国とされる国々に対する考えのない言葉の選び、このギャップ。 これに疑問すら持たない人がおそらく大多数です。 だって、日常でよく見る光景だし(上司と部下への接し方の差がだいたいこんな感じ)、違和感ないですよね。 私もあきらめというか諦観しちゃいます。
とにかく途上国感と傀儡政権感がすごいです。 なのに英語はできないからガラパゴスだし、 若者は少ない上に、上の世代から社会運動も継承できていないし、 これからどうなるんだろう・・・。
匿名希望
アメリカでの演説にランクがあると言う事への拘りわなかったです。その近いところとは日常が乖離しているので、1分で流れるニュースを見てこんなことかでいつも忘れてしまうことです。しかし、yoshiさんの話しを聴く機会があり、一度考え込む事態です。
「人が悪に落ちる」という心理とそこまで言ってる岸田文雄の売国の数々に呆れて果てています。収束する問題より日本が地獄を選択した事ではないでしょうか。涙。エーリッヒ•フロムの悪についてを読んでみようと思います。
k_kyo
ホワイトハウスが岸田首相の公式訪問を発表するプレス・リリース
米国のホワイトハウスが、岸田文雄首相が米国を公式訪問すると、今年1月25日に発表したプレス・リリースです。
アメリカの儀典(Protocol)
メディアでの”国賓待遇”という言葉遣いがSNS上でも話題になっていましたが、アメリカの招待客に対する儀典に従えば、岸田首相の場合は、下の表の上から二つ目の薄緑色の公式訪問にあたります。晩餐会もやはりホワイト・タイではなく、ブラック・タイで行われたことが映像から分かります。日本の内閣総理大臣は行政の長だから、儀典通り、公式訪問が適用されただけのことなので、何も問題はないと思いますが、問題があるとすれば、正確性に欠く、というか”盛ってしまう”メディアの言葉遣いでしょう。
岸田文雄内閣総理大臣演説全文
ここに岸田首相の演説の英語版と日本語版の全文を掲載しておきます。原文は外務省のホームページにあります。日本語版の方は(仮訳)となっているので、英語版が本文になります。
文字に色が付いたり、ハイライトがあったりしますが、これはライブの時に説明する都合上つけたものです。ここで説明を繰り返すと何年かかるか分からないので、説明なしでそのままにしておきます。
Address by Prime Minister KISHIDA Fumio at a Joint Meeting of the United States Congress (“For the Future: Our Global Partnership”)
April 11, 2024
米国連邦議会上下両院合同会議における岸田内閣総理大臣演説
更新日:令和6年4月11日
1. Introduction
Mr. Speaker, Madam Vice President, Honorable Members of the United States Congress, Distinguished Guests, Ladies and Gentlemen,
Thank you, I never get such nice applause from the Japanese Diet.
And let me introduce my wife, Yuko, who is in the gallery. The fact that I married Yuko should give you great confidence in all my decisions.
I am truly honored to speak here in this citadel of democracy and before you, the representatives of the American people.
Nine years ago, the late Prime Minister Abe, who was a close friend of mine, stood in this very spot and gave an address titled “Toward an Alliance of Hope.” I was Foreign Minister in his Cabinet at that time, and I was deeply struck to witness the bond between our two countries.
Since childhood, I have felt a connection to the United States, perhaps because I spent my first three years of elementary school at PS 20 and PS 13 in Queens, New York. Even though I was the only Japanese student there, my classmates kindly accepted me and helped me immerse myself in a new culture.
We arrived in the fall of 1963, and for several years my family lived like Americans. My father would take the subway to Manhattan where he worked as a trade official. We rooted for the Mets and the Yankees, and ate hot dogs at Coney Island. On vacation, we would go to Niagara Falls or here to Washington, D.C.
And I remember things that were strange and funny to a little Japanese boy, like watching the Flintstones . . . I still miss that show. Although I could never translate “yabba dabba doo.”
After 60 years, I have a message for the good people of Queens. Thank you for making my family and me feel so welcome. I have never forgotten it.
So, I speak to you today as a long and close friend of the United States.
I know that the National Park Service is undertaking a rehabilitation project in the Tidal Basin. As a gesture of friendship, Japan will provide 250 cherry trees that will be planted there, in anticipation of the 250th anniversary of your independence.
議長、副大統領、連邦議会議員の皆様、御来賓の方々、皆様、ありがとうございます。日本の国会では、これほど素敵な拍手を受けることはまずありません。
そして、ギャラリーにいる妻の裕子を御紹介します。私が裕子と結婚したという一事をもって、私の決断全てが正しいものであると、皆様に信用いただけるのではないでしょうか。
民主主義の本丸であるこの議場で、そして米国国民の代表である皆様の前で、こうしてお話しできることを大変光栄に存じます。
9年前、私の盟友であった故・安倍元総理が、正にこの壇上で、「希望の同盟へ」と題した演説を行いました。私は当時、安倍内閣の外務大臣として両国間のきずなを目の当たりにし、深く感銘を受けました。
幼少期からずっと、私は米国とのつながりを感じてきました。おそらく、小学校の最初の3年間をニューヨークのクイーンズにある公立小学校であるPS20とPS13で過ごしたからでしょう。日本人は私一人でしたが、同級生達は私を親切に受け入れてくれ、お陰で新しい文化に溶け込むことができました。
そうしてニューヨークにやって来た私たち家族は、1963年の秋から数年間にわたり、米国人と同じような生活を送りました。父は通商担当官として、職場のマンハッタンまで地下鉄で通っていました。私たちは、メッツやヤンキースを応援し、コニーアイランドでホットドッグを頬張り、休日には、ナイアガラの滝や、ここワシントンD.C.まで出かけたものです。
そして今も思い出すのは、日本の少年にとっては物珍しく面白かったアニメ「フリントストーン」。今でもあの番組を懐かしく感じます。ただ、「ヤバダバドゥー」の意味を日本語訳することはできませんでしたが。
あれから60年の歳月を経て、クイーンズの善良なる皆様にメッセージがあります。私の家族と私をあれほど温かく迎えてくださって、ありがとうございました。あの時代のことを、私は一時も忘れたことはありません。
だからこそ、私は本日、米国の長く、親しい友人として、皆様にお話しさせていただきます。
米国国立公園局が、タイダル・ベイスンの再生プロジェクトを実施中と承知しています。日本は友情のあかしとして、米国の建国250周年に先立ち、タイダル・ベイスンに植えられる予定の桜250本を贈呈させていただきます。
2. The leadership of the United States
As you might also remember, the 1964 World’s Fair was held in Queens. Its symbol was a giant Unisphere, and the fair’s theme was “Peace Through Understanding.”
And yet we also know that peace requires more than understanding. It requires resolve.
The U.S. shaped the international order in the postwar world through economic, diplomatic, military, and technological power. It championed freedom and democracy. It encouraged the stability and prosperity of nations, including Japan.
And, when necessary, it made noble sacrifices to fulfill its commitment to a better world.
The United States policy was based on the premise that humanity does not want to live oppressed by an authoritarian state, where you are tracked and surveilled and denied from expressing what is in your heart and on your mind.
You believed that freedom is the oxygen of humanity.
The world needs the United States to continue playing this pivotal role in the affairs of nations.
And yet, as we meet here today, I detect an undercurrent of self-doubt among some Americans about what your role in the world should be.
当時のことをおぼえている方もいらっしゃるかもしれませんが、1964年の世界博覧会は、クイーンズで開催されました。シンボルは巨大な球体のモニュメントで、テーマは「相互理解を通じた平和」でした。
しかし、今の私たちは、平和には「理解」以上のものが必要だということを知っています。「覚悟」が必要なのです。
米国は、経済力、外交力、軍事力、技術力を通じて、戦後の国際秩序を形づくりました。自由と民主主義を擁護し、日本を含む各国の安定と繁栄を促しました。そして必要なときには、より良い世界へのコミットメントを果たすために、尊い犠牲も払ってきました。
およそ人類は、権威主義的な国家に抑圧されるような、つまり、追跡され、監視され、自己の内心の表現を否定されるような生き方はしたくない。米国の政策はそのような前提に基づいていました。
米国は、自由こそが人類にとっての酸素のようなものだと信じていました。
この世界は、米国が引き続き、国際問題においてそのような中心的な役割を果たし続けることを必要としています。
しかし、私は今日、一部の米国国民の心の内で、世界における自国のあるべき役割について、自己疑念を持たれていることを感じています。
3. New Challenges
This self-doubt is arising at a time when our world is at history’s turning point. The post-Cold War era is already behind us, and we are now at an inflection point that will define the next stage of human history.
The international order that the U.S. worked for generations to build is facing new challenges, challenges from those with values and principles very different from ours.
Freedom and democracy are currently under threat around the globe.
Climate change has caused natural disasters, poverty, and displacement on a global scale. In the COVID-19 pandemic, all humanity suffered.
Rapid advances in AI technology have resulted in a battle over the soul of AI that is raging between its promise and its perils.
The balance of economic power is shifting. The Global South plays a greater role in responding to challenges and opportunities and calls for a larger voice.
Turning to Japan’s own neighborhood, China’s current external stance and military actions present an unprecedented and the greatest strategic challenge, not only to the peace and security of Japan but to the peace and stability of the international community at large.
While such a challenge from China continues, our commitment to upholding a free and open international order based on the rule of law, as well as peace, will continue to be the defining agenda going forward.
As a Hiroshima native, I have devoted my political career to bringing about a world without nuclear weapons. For years, I have worked to revitalize the Non-Proliferation Treaty regime so that we can gain momentum in pursuit of the aspiration. But there exists an imminent danger of nuclear weapons proliferation in East Asia. North Korea’s nuclear and missile program is a direct threat. The issue of abductions by North Korea remains a critical issue.
North Korea’s provocations have impact beyond the region. It has also exported its ballistic missiles to support Russia’s war of aggression against Ukraine, greatly increasing the suffering of the Ukrainian people.
Russia’s unprovoked, unjust, and brutal war of aggression against Ukraine has entered its third year. As I often say, Ukraine of today may be East Asia of tomorrow. Furthermore, Russia continues to threaten the use of nuclear weapons, which has contributed to worldwide concern that yet another catastrophe by nuclear weapon use is a real possibility. In this reality, close coordination between Japan and the U.S. is required more than ever to ensure that the deterrence our Alliance provides remains credible and resilient.
New forms of oppression are being imposed on the world. Freedom is being suppressed through digital technologies. Social media is censored, monitored, and controlled.
There are growing cases of economic coercion and the so-called “debt trap” diplomacy, whereby the economic dependency of nations is exploited and weaponized.
Facing such rapidly-changing pressures, how do we continue to safeguard our common values?
この自己疑念は、世界が歴史の転換点を迎えるのと時を同じくして生じているようです。ポスト冷戦期は既に過ぎ去り、私たちは今、人類史の次の時代を決定づける分かれ目にいます。
米国が何世代にもわたり築いてきた国際秩序は今、新たな挑戦に直面しています。そしてそれは、私たちとは全く異なる価値観や原則を持つ主体からの挑戦です。
自由と民主主義は現在、世界中で脅威にさらされています。
気候変動は、自然災害、貧困、そして地球規模での避難民を引き起こしています。新型コロナウイルスのパンデミックでは、全人類が苦しみました。
AI(人工知能)技術の急速な進歩により、AIの本質をめぐり、その将来性と危険性との狭間で、攻防が繰り広げられています。
経済力のバランスは変化しています。グローバル・サウスは、課題と機会の双方に対処する上で一層重要な役割を果たし、より大きな発言力を求めています。
日本の近隣諸国に目を向けると、現在の中国の対外的な姿勢や軍事動向は、日本の平和と安全だけでなく、国際社会全体の平和と安定にとっても、これまでにない最大の戦略的な挑戦をもたらしています。
中国からのこのような挑戦が続く中で、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序や、平和を守るというコミットメントは、引き続き決定的な課題であり続けます。
広島出身の私は、自身の政治キャリアを「核兵器のない世界」の実現という目標にささげてきました。NPT(核兵器不拡散条約)体制の再活性化と、国際的機運の向上に長年取り組んでまいりました。しかし、東アジアでは、核兵器拡散の差し迫った危険が存在します。北朝鮮による核・ミサイル計画は、直接的な脅威です。北朝鮮による拉致問題は、引き続き重大な問題です。
北朝鮮による挑発は、地域を越えたインパクトをもたらしています。北朝鮮は、ウクライナに対する侵略戦争を支援するための弾道ミサイルをロシアに輸出し、その結果、ウクライナの人々の苦しみを大きく増大させています。
ロシアのウクライナに対するいわれのない、不当で残酷な侵略戦争は3年目を迎えました。私がよく申し上げているとおり、今日のウクライナは明日の東アジアかもしれません。さらに、ロシアは核による威嚇を継続しており、核兵器の惨禍が実際に再び繰り返されるのではないかと世界が懸念しています。このような現実の中で、日米同盟の抑止力の信頼性と強靱(きょうじん)性を維持するために、日米間の緊密な連携がこれまで以上に求められています。
新しい形の抑圧が、世界で見られるようになっています。デジタル技術を通じた自由の抑圧も行われています。ソーシャルメディアは検閲され、監視され、そしてコントロールされています。
経済的威圧や、いわゆる「債務の罠」外交と呼ばれる、国家の経済的依存を悪用し、武器化する事例が増加しています。
このように急速に変化する困難に直面し、私たちは、私たちが共有する価値をいかに守り続けるのでしょうか。
4. Global Partners
I want to address those Americans who feel the loneliness and exhaustion of being the country that has upheld the international order almost singlehandedly.
I understand it is a heavy burden to carry such hopes on your shoulders.
Although the world looks to your leadership, the U.S. should not be expected to do it all, unaided and on your own.
Yes, the leadership of the United States is indispensable.
Without U.S. support, how long before the hopes of Ukraine would collapse under the onslaught from Moscow?
Without the presence of the United States, how long before the Indo-Pacific would face even harsher realities?
Ladies and gentlemen, as the United States’ closest friend, tomodachi, the people of Japan are with you, side by side, to assure the survival of liberty. Not just for our people, but for all people.
I am not saying this out of my strong attachment to America. I am an idealist but a realist, too. The defense of freedom, democracy, and the rule of law is the national interest of Japan.
The Japanese people are fully committed to these values. I do not want to leave our children a society where human rights are suppressed, where political self-determination is denied, where our lives are monitored by digital technology.
I know you don’t either. Upholding these values is both a cause and a benefit for our two countries as well as for the generations to come across the world.
Right now, Japanese and U.S. service members are working side by side to deter aggression and ensure peace.
I admire them, I thank them, and I know I speak for all of us when I say–they have the gratitude of both our nations.
On the spaceship called “Freedom and Democracy,” Japan is proud to be your shipmate.
We are on deck, we are on task. And we are ready to do what is necessary.
The democratic nations of the world must have all hands on deck.
I am here to say that Japan is already standing shoulder to shoulder with the United States.
You are not alone.
We are with you.
Japan has changed over the years. We have transformed ourselves from a reticent ally, recovering from the devastation of World War II, to a strong, committed ally, looking outward to the world.
Japan has transformed its national security strategy. Uncertainty about the future stability of the Indo-Pacific region caused us to change our policies and our very mindset. I myself have stood at the forefront in making our bilateral alliance even stronger.
In 2022, we announced that we would secure a substantial increase of our defense budget by FY 2027 to 2% of GDP, possess counterstrike capabilities, and improve cybersecurity. Today, the deterrence that our Alliance provides is stronger than ever, bolstered by U.S. extended deterrence for Japan.
Japan has taken strong sanctions against Russia in the wake of its aggression against Ukraine. We have announced over $12 billion in aid to Ukraine, including anti-drone detection systems. This is part of NATO’s aid package, and, yes, we are even working with NATO on the other side of the world from us.
I might add that in February, to help a devastated Ukraine get through these agonizing times, I hosted the conference for Ukraine’s economic growth and reconstruction. Japan will continue to stand with Ukraine.
As the geopolitical landscape changed and as Japan grew in confidence, we expanded our outlook beyond that of being America’s closest ally. We first became a regional partner of the United States, and now we have become your global partner. Never has our relationship been so close, our vision and approach so united.
Today, our partnership goes beyond the bilateral. Examples include trilateral and quadrilateral cooperation among the U.S., Japan, the Republic of Korea, Australia, India, and the Philippines as well as cooperation through the G7 and with ASEAN. The three leaders of the U.S., the Republic of Korea and Japan convened at Camp David last summer to inaugurate a new era of our partnership.
From these various endeavors emerges a multi-layered regional framework where our Alliance serves as a force multiplier. And, together with these likeminded countries, we are working to realize a Free and Open Indo-Pacific.
Here in this chamber, we should have strong bipartisan support for these efforts.
Japan believes in U.S. leadership, and we also believe in the U.S. economy.
Japan is the number one foreign direct investor in the United States. Japanese companies have invested around 800 billion dollars, creating almost one million American jobs. These are good jobs with half a million jobs in the manufacturing sector alone.
At home, I am embarking on a set of initiatives called a New Form of Capitalism to drive the Japanese economy. The public and private sectors are joining hands to transform the social challenges we face into engines of growth. Wage increases, capital investment, stock prices — all have attained levels not seen for thirty years. The Japanese economy is now making strides by capitalizing on these unprecedented and major changes. A growth-oriented Japanese economy should also spur even greater investment in the United States. And we can then help boost the global economy to steer it toward a strong growth trajectory in the years to come.
Just yesterday, President Biden and I demonstrated our commitment to leading the world on the development of the next generation of emerging technologies, such as AI, quantum, semiconductors, biotechnology, and clean energy.
And the scope of our bilateral cooperation expands to space as well, illuminating our path toward a brighter and more hopeful tomorrow. The TV broadcast of Apollo 11’s lunar landing of 1969 is still seared into my memory. Japan’s lunar lander mission in January achieved the first pinpoint landing in history. Yesterday, President Biden and I announced that a Japanese national will be the first non-American astronaut to land on the Moon on a future Artemis mission.
We have two astronauts with us today. Would Mr. Hoshide and Mr. Tani please stand?
Mr. Akihiko Hoshide has flown to space three times and served as commander of the International Space Station for five months in 2021.
Next to him, is Mr. Daniel Tani. He is a retired Japanese American astronaut who has conducted six spacewalks and in his two missions logged over 50 million miles.
Which is a lot of frequent flyer points.
Mr. Hoshide and Mr. Tani are living symbols of our collaboration in space, and we will have many more such collaborations in the future.
Thank you, gentlemen.
ほぼ独力で国際秩序を維持してきた米国。そこで孤独感や疲弊を感じている米国の国民の皆様に、私は語りかけたいのです。そのような希望を一人双肩に背負うことがいかなる重荷であるのか、私は理解しています。
世界は米国のリーダーシップを当てにしていますが、米国は、助けもなく、たった一人で、国際秩序を守ることを強いられる理由はありません。
もちろん、米国のリーダーシップは必要不可欠です。
もしも米国の支援がなかったら、モスクワからの猛襲を受けたウクライナの希望は、どれほど前についえ去ってしまっていたことでしょう。
もしも米国の存在がなかったら、インド太平洋地域はどれほど前に、より厳しい現実にさいなまれていたことでしょう。
皆様、米国の最も親しい友人、トモダチとして、日本国民は、自由の存続を確かなものにするために米国と共にあります。それは、日米両国の国民にとどまらず、全ての人々のためにであります。
私は、これを米国への強い愛着から述べているのではありません。私は理想主義者であると同時に、現実主義者です。自由、民主主義、法の支配を守る。これは、日本の国益です。
日本国民は、これらの価値に完全にコミットしています。人権が抑圧された社会、政治的な自己決定権が否定された社会、デジタル技術で毎日が監視下にある社会を、私は我々の子供たちに残したくありません。
皆様も同じく感じておられますよね。これらの価値を守ることは、日米両国、そして世界中の未来世代のための大義であり、利益でもあるのです。
今この瞬間も、任務を遂行する自衛隊と米軍の隊員たちは、侵略を抑止し、平和を確かなものとするため、足並みをそろえて努力してくれています。
私は隊員たちを賞賛し、感謝し、そして、隊員たちが両国から感謝されていることが、私たちの総意であると知っています。
「自由と民主主義」という名の宇宙船で、日本は米国の仲間の船員であることを誇りに思います。共にデッキに立ち、任務に従事し、そして、成すべきことをする、その準備はできています。
世界中の民主主義国は、総力を挙げて取り組まなければなりません。
皆様、日本は既に、米国と肩を組んで共に立ち上がっています。
米国は独りではありません。
日本は米国と共にあります。
日本は長い年月をかけて変わってきました。第二次世界大戦の荒廃から立ち直った控え目な同盟国から、外の世界に目を向け、強く、コミットした同盟国へと自らを変革してきました。
日本は国家安全保障戦略を改定しました。インド太平洋地域の将来の安定に関する不確実性が、私たちの政策、さらには考え方自体を変える契機となったのです。私自身、日米同盟を一層強固なものにするために、先頭に立って取り組んできました。
2022年、日本は、2027年度までに防衛予算をGDP(国内総生産)の2パーセントに達するよう相当な増額を行い、反撃能力を保有し、サイバーセキュリティーを向上させることを発表しました。今日、日米同盟の抑止力は、かつてなく強力であり、それは米国の日本への拡大抑止によって強化されています。
日本は、ロシアによるウクライナ侵略を受け、強力な対露制裁を実施しています。ウクライナに対し、対無人航空機検知システムを含む120億ドル以上の援助を表明してきました。このシステムの供与は、NATO(北大西洋条約機構)による支援策の一環であり、そう、日本は、地球の裏側にあるNATOとも協力しているのです。
さらに、2月、荒廃したウクライナがこの苦難の時を乗り越えることを支えるべく、私はウクライナの経済成長と復興のための会議を主催しました。日本はこれからもウクライナと共にあります。
地政学的な状況が変化し、自信を深めるにつれ、日本は米国の最も近い同盟国という枠を超えて、視野を広げてきました。日本はかつて米国の地域パートナーでしたが、今やグローバルなパートナーとなったのです。日米関係がこれほど緊密で、ビジョンとアプローチがこれほど一致したことはかつてありません。
今日、両国のパートナーシップは二国間にとどまりません。例えば、米国、日本、韓国、豪州、インド、フィリピンによる三か国間や四か国間の協力、さらにはG7を通じた協力や、ASEAN(東南アジア諸国連合)との協力が挙げられます。日米韓の首脳は、三か国のパートナーシップの新時代の幕を開くため、昨夏、キャンプ・デービッドに集いました。
このような様々な取組から、多層的な地域枠組みが生まれ、日米同盟はその力を増強させる役割を果たしています。そして、同志国と共に、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指しています。
こうした努力に対し、ここ米国連邦議会では、超党派の強力な支持が頂けるのではないでしょうか。
日本は米国のリーダーシップを信じています。そして、米国の経済を信じています。
日本は世界最大の対米直接投資国です。日本企業は、約8,000億ドルを投資し、米国内で約100万人の雇用を創出しています。これらは良質な雇用であり、製造業だけで50万人の雇用を生んでいます。
日本国内では、私は日本経済を牽引(けんいん)するために「新しい資本主義」という取組を推進しています。現下の課題や取組を成長の力へと変化させるために官民が連携しています。賃上げ、設備投資、株価。全てが30年ぶりの高い水準に達しました。日本経済は現在、いまだかつてない大きな変化を力にして、前進しています。成長志向の日本経済は、米国への更なる投資にもまた拍車をかけることでしょう。そして、日米両国は今後、世界経済を後押しし、力強い成長軌道へと導くことでしょう。
つい昨日、バイデン大統領と私は、AI、量子、半導体、バイオテクノロジー、クリーン・エネルギーといった次世代の新興技術の発展において、日米両国が世界をリードすることへのコミットメントを示したところです。
そしてまた、両国間の協力分野は宇宙にも広がっています。これは、明るく希望に満ちた明日への道を照らしています。1969年のアポロ11号による月面着陸のテレビ中継は、今でも私の記憶に焼き付いています。1月に、日本の月探査機は、史上初の月面へのピンポイント着陸を達成しました。昨日、バイデン大統領と私は、アルテミス計画の将来ミッションにおいて、日本人宇宙飛行士が米国人以外として初めて月面に着陸することとなると発表しました。
本日は、2名の宇宙飛行士に来ていただいています。星出さん、タニさん、御起立いただけますでしょうか。
星出彰彦氏は、これまでに3回、宇宙に飛び立たれてきました。また、2021年には国際宇宙ステーションの船長を5か月間務められました。
隣にいらっしゃるのはダニエル・タニ氏です。タニ氏は、船外活動を6回経験した日系米国人の元宇宙飛行士で、2回のミッションでは、なんと5,000万マイル以上のフライトを達成しました。ものすごい大量のマイレージ・ポイントになりますね。
星出氏とタニ氏は、宇宙における日米協力の象徴的存在です。両国は今後も、このような協力をもっともっと将来にわたって築いていきます。
お二人ともありがとうございました。
5. Conclusion
Let me close with this final thought. I want you to know how seriously Japan takes its role as the United States’ closest ally.
Together we carry a large responsibility. I believe that we are essential to peace…vital to freedom…and fundamental to prosperity.
Bonded by our beliefs, I pledge to you Japan’s firm alliance and enduring friendship.
“Global Partners for the Future.” – We are your global partner today, and we will be your global partner in the years ahead.
Thank you for inviting me, thank you for your hospitality, and thank you for the role you play in the world.
最後に、一言述べて締めくくらせていただきます。日本が米国の最も近い同盟国としての役割をどれほど真剣に受け止めているか。このことを、皆様に知っていただきたいと思います。
私たちは共に大きな責任を担っています。日米両国は、平和にとって、自由にとって、そして繁栄にとって、必要不可欠な存在です。そう私は信じます。
信念というきずなで結ばれ、私は、日本の堅固な同盟と不朽の友好をここに誓います。
「未来のためのグローバル・パートナー」。今日、私たち日本は、米国のグローバル・パートナーであり、この先もそうであり続けます。
本日の御招待、皆様のおもてなし、そして米国が世界で果たしている役割に感謝します。
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