憲法リテラシー2022「5. 日本の憲法ー過去」レビュー

「憲法リテラシー」プロジェクトの5回目Yoshilog Live 39「5.日本の憲法ー過去」を予定通り、2022年6月18日に実施しました。

参加申込者数:183人

  • Zoom 登録者数:99人
  • ライブ出席者数:78人
  • 平均視聴時間:2時間6分
  • 実施時間:2時間21分

アンケートへの回答を随時この記事に掲載していきます。

10段階評価


このイベントの「全体的」な評価:9.36
このイベントの「内容」の評価:9.55
このイベントの「プレゼンテーション」の評価:9.45
このイベントの「運営」の評価:9.5
「憲法リテラシー」の受講を他の人にも勧めたいと思いますか?:9.86

レビュー

自由記入1
日本国憲法について成立プロセス、先人の苦労、人類の知恵の反映など、大切なことを理解できた。

Masaki Taguchi

自由記入2
振り返りのポイントも示しつつ進めていただいてわかりやすかったです。

自由記入3
成立の過程を整理して理解することができました。憲法の内容カテゴリ別に、大日本帝国憲法と日本国憲法の比較や、現状の日本国憲法の条文をまとめていただいた表が分かりやすく、今後憲法原文を読み進める際のインデックスにしたいと考えています。ありがとうございました

自由記入4
本日もありがとうございました。録画があるので振り返り学ぶ事ができるのがいいいですね。

自由記入5
今回と前回 (4回、5回) で明治と昭和の憲法は、新しい社会のためという志の元に作られたことが改めて分かりました。今回の改憲が、現代の社会に適合させようとしているのか、新しい社会のためなのか、はたまた別の目的なのか、次回までに予習したいと思います。また、スライドにあった、分類チャートを利用して憲法を読んでみようと思います。(スライドのSNS利用ガイドラインを探します。
もしハッシュタグもしくはよしログさんアカウントを出所としてスクリーンショットなどを使用可能でしたらありがたいです。)

Naoko

自由記入6
現行憲法が他国から押し付けられたものという言説がいかに誤ったものか理解する必要があると思いました。政権与党が振りかざす改憲案は決して改正ではありません。大日本帝国憲法に戻すために義務教育から操作されているのかと寒気がしました。そんな動きを認めることはできない、この憲法リテラシーの重要性が身に沁みます。

杉下 麗

自由記入7
以前にも書いたかもですが、人に押しつけられたりテストのための勉強でなく、自分が興味をもって学ぼうと思い、少しでも理解できたりすると楽しいものだと思います。

むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに学ばせていただき感謝です。少し、身についてきたかなぁ。いや、まだまだですw

ジグ

自由記入8
今回もとても内容の濃いお話をありがとうございました。また復習して理解を深めたいと思います。

自由記入9
多少の問題があっても強いリーダーに任せておけば、全体としては良い方向へ進むはずだという感覚はどこから来たのかわかったような気がします。
実際にこの100年間は良くない方向へ進むことは合ったが、数十年前までは急速な近代化と経済発展を成し遂げることに成功してきたこの国の経験は、リーダーの質が下がってきたときに、大きく足を引っ張るに脆い社会を生み出したと感じています。
このどん詰まり状態を脱するには、日本社会が遅れ、他国がすでに成し遂げたパラダイム・シフトが必要と感じますが、それはどのように達せられるのか、悩む日々です。

阪野塁

自由記入10
今回は声がよく聞き取れて助かった。

千早直子

自由記入11
第4回から比較的身近な日本の憲法のことが聞けるようになってきたため、より今身近な場所で起きている異常について理解できたと思う。

ダダダイアキュート

自由記入12
自分が幼かった頃「ああいえばこういう」子どもだったなと思い出しながら聞いていました。

大人になり知見を広げる機会を得て今こうして学び考えるようになり、体系的に学び、知を蓄積していない人間こそ、言葉の本来の意味はなおざりに、むしろ言葉を弄ぶかのように相手をあげつらったり罵倒したり、我欲を押し通すためになりふり構わず浅はかな論理を繰り出すことが恥も外聞もなくできるのだと納得しました。

今の日本はそういう集団、しかも老人たちに牛耳られてしまってますね。 それでも、今の大学生ははるかにまじめだという声も聞こえてくるのが救いです。

大学の1年目などのカリキュラムに組み込んでもらえたら、希望の種になるのではないかと思います。
小学校5,6年の歴史に組み込んでも良い位だと思いますが、義務教育中は難しいでしょうし…

自由記入13
第5回開催ありがとうございました。
ついに日本の憲法についての学びへ。憲法成立ちの歴史と内容を。 日本の両憲法は上から与えられたものである事。 ヨーロッパのように庶民が自ら必要として獲得したものではない。 それゆえ、関心も薄いように思う。教育も足りないのだろう。 お上からのお達しを従順に聞いてしまうのは国民性なのだろうか。 政府に良識があればそれでも良いのだろうが、現状を鑑みれば、 自ら学び考えなければ自由(人権)のない時代へ戻ってしまう。 多くの人に気づいてほしい、学んでほしいと思う。

Moon

自由記入14
明治憲法と現憲法について学ぶ機会、知識を持った上で誰とでも自由に発言できる環境があればよいな、と感じました。 いつもありがとうございます。

自由記入15
よしさん、今回もありがとうございました。

 憲法リテラシー5回目。大日本帝国憲法と日本国憲法の成り立ちがよく理解できました。どんな意図をもって、どのように作られたのかわかりました。また、2つの憲法を見比べて、大日本帝国憲法のどこに欠陥があったのか、そしてその反省として、日本国憲法がどんなところに気を配られた憲法なのかを知りました。

 日本国憲法の中身をみると、今の日本の社会において、果たして憲法の理念が行き渡っているのか、反映されたものになっているのか甚だ疑問に思う点がいくつもありました。これは違憲では、と判断されるものが存在した場合、その対応はどうなっているのか、どんな是正がされているのか、具体的に知りたいと思いました。

 改憲ということが取り沙汰されて考える機会が多くなっているこの頃ですが、これまでのよしさんの憲法リテラシーにおいての学びで、私の中で2つの視点が浮かび上がっています。 1、今現在、日本国憲法について、その理念が広く広まり日本社会で本当にそれが実現されているのか。 2、現在の改憲議論が、最新の叡智を尽くした日本国憲法を更に良いものにするものなのか、反対に後退させるものなのではないのか。

 憲法の人権と統治を、これまでの5回の講義で勉強したので、2013年に1度見たことがある改憲案を、自分でもっと詳細に検証できるようになったのではないかと期待しています。 よしさん、お疲れ様でした。次回最終日、楽しみにしています。

自由記入16
開催ならびに資料ありがとうございます。
支持政党も違い、仕事の為の政党支持の ライフラインですが。誠実な人達と働いて 共にいまだ、コロナ禍で制限ある毎日を模索している私たちである。けど、政府のこれほどの抑制は更に不審をいだきました。
改憲をうたい、呪いをかけ行くでしょう。
この過ちは自国の1945年からの戦後に勝る出来事になるように思います。
資料を読み改めて、自らの環境下で心に残る ことや、幸せに生きる自然を見ていきたいとおもいます。

自由記入17
補足的な但し書き(「法律の定める範囲内において」など)には要注意であることを再認識できました。憲法の文脈から切り離すとそれほど変な表現でもないので、気にせず読み流してしまう人も多いのかもしれません。
日本国憲法の見取り図がとてもわかりやすかったです。今後も適宜参照します。
今回は途中から参加したので、録画で学びなおしたいと思います。

自由記入18
「人権と言う概念」という考え方が 目から鱗で確かに 知らなければ、人権なんて考え付かない時代があったんだと知りました。

AS

自由記入19
五箇条の御誓文の言葉を丁寧に読んだことが新鮮でした。 今、憲法を学ぼうとする動機から発想して、現憲法と改正案、という対比だけしていた自分の見方がわかり、大日本帝国憲法もおさえたうえで、ここまでの経緯と現在行われようとしている事・動き・流れを見るという新しい視野を得られました。現状理解が、より自然な流れとしてつながって感じられるようになったと思います。

現憲法の出発点として、ポツダム宣言がいかに重要な事柄なのかあらためてよくわかりました。それはつまり、今の自分の境遇にとってもいかに重要な出来事か、ということです。地味なようで、ひとつひとつ日にちをたどることで実感できることがあるのだなぁと思いました。以前読んだ、ベアテ・シロタ・ゴードンさんの本の当時のお話も思い出しながら想像することができました。成立過程も含めて、まっとうによく考えられた憲法であることを理解するにつけ、改正すべきなのは憲法ではない、とつくづく感じます。「日本国憲法」と「現在の日本国民・日本社会」の落差を直視し続けようと思います。

日本国憲法の条文の分類から各条文の内容をみていくところ、とても面白く次回さらに伺えるとのことで楽しみにしています。本日も、ありがとうございました。

tk

自由記入20
今回も学びの機会をありがとうございます。

憲法がどれだけ生活に則しているかよく分かって来ました。が、言葉の理解が追い付かず。兎にも角にも復習あるのみと。現憲法と帝国憲法の対比を先ずはしなければと思います。日本の歴史や意識の流れを知る事が平和憲法が作られた経緯や、改憲が何処を突っつくと効果的に国家権力の思う壺に持って行けるかが分かる様な気がしました。やはり歴史を知る事が重要だと感じました。

「1960年5月19日」で日本国民が国家権力に最大に対抗した記録を読んでいて、こんな事が今出来たならと思っています。日本国憲法の下に抵抗権、請願権など国民は持っている。今はわかる様になって理解出来ますが以前なら汚らわしいと思ったかもしれません。その位汚染された日本人の典型だったと思います。日本国民も闘わねばとなりませんね。取り止めもなく申し訳ございません… 最近憲法を前面に出している本屋さんが増えた様に思います。少しでもみんなの目に触れる機会が増えて行けば良いのかなと。

自由記入21
◆感想
5回目は作業をしながら聞いたので、感想は録画を見てから次回に。

事前資料として送ってくださった自民党改憲草案等、目を通していますが、「都道府県の、改憲推進本部から改名し改憲実現本部を拠点に」と草の根で本気でやってくる、と感じました。 改憲を阻止したい側は…9条の会はありますが。

冒頭の、前文の改定案と改定理由を見ただけで、相当まずいことが初心者の私にもわかりました。(憲法リテラシー講座の成果)

改憲草案の前文; 「天皇を戴く国家である」と書かれている。→国民主権であることが、ぼやける。

「日本国民」の主語が、→「日本国」、「我が国」へ変わっている。 また、「国を成長させる」「国家を末永く継承させる」等の文言。
→主体が、国民ではなく国へと、明確に、変わっている。

「日本国民は、国を自ら守り…」
→つまり、国民が国を守らなくてはならない。国が国民を守るのではない。 という逆転が起きている。

前文改定理由;「我が国の歴史・伝統・文化を踏まえていないから変える」
→全く頓珍漢なことで、「憲法は人類の歴史と経験の叡智である」という事実がゆがめられている。

少し見ただけでこれだけおかしい。 一言で言って、これは「憲法ではない」。

◆今後、リテラシーをどのように広めていくか 常に頭に置いています。自民党は、改憲Q&Aを作っていますが、そのQ&Aに対して即答できるカウンターのAは、欲しい。既にどなたかが書かれているかもしれませんが。

個人的には引き続き勉強、勉強。今回もありがとうございました。

自由記入22
憲法のことを考えると、とても多くの大切なことと関わってるが故にか、頭がいっぱいいっぱいになってしまいます。ここまできたので前よりもリテラシーは上がったのだと思われます。ありがとうございます。

当たり前過ぎて憲法のアリガタミがよくわからないところはあるのだろうと思います。もしも憲法がなかったら起こりうる「ありえないこと」を考えてみて、それに対応する憲法を知ってみると、大切さがよりわかってくるかもしれません。

残すところあと一回。 ここまでこれたことは単純に嬉しいです。

sato

自由記入23
第5回も2時間があっという間、新鮮な内容がぎっしり詰まった貴重な時間でした。

明治憲法が当時の精鋭によって非常に短い時間で作り上げられたものであることなど、知らなかったことがたくさんありました。

5回を聴講して同じことをいつも感じます。それは憲法は人が長い歴史をかけて造り上げてきた壮大でありながら可塑性も持った建造物だということです。長い歴史の重み、そして、その重みをを軽視するような人の手にかかればあっという間にリフォームされかねない脆さの両方をしっかり認識しなければならないと思います。

いよいよ次回で最終会ですが、学んだ後、それを自分としてどういうアクションにつなげてゆくかがすごく大切だと思っています。私は親を介護しつつする身として、何かできることを探したいと思います。

Tomoyuki Iwata

自由記入24
大日本帝国憲法の成立については中学校の歴史の授業で学んだ以上のことを知りませんでしたが、「五箇条の御誓文」の内容といい、日本が(仮にも)近代国家を目指して体裁を整えようとする時代の素朴な熱気、熱意、みたいなものを窺い知ったのはほぼ意外でした。旧憲法のもとで行われた戦争のことがあって、少なくとも自分の中では全否定みたいになっていたのが少し正される思いです。何年に何があった、だけを覚えさせる授業だとこういうことを知る機会はない。

日本国憲法の成立についても新たに多くを知ることができました。憲法の制定のワクワク感は生涯で味わってみたいもののひとつになった気がします。国民が自分の権利を保障され、希望と勇気をもって未来に踏み出していけるような、そんな憲法なら制定でも改正でもよいですが、国家によって自分の権利を剥奪・制限され、国民が国家の下の付属物である扱いを受け入れるような自民党の憲法改「正」案は、到底受け入れることはできないものである、という自分なりの結論を新たにしました。

毎回アンケートの集計もありがとうございます。遅くなりましたがよろしくお願いします。

自由記入25

日本国憲法が作られた過程を知り、確かに検討期間はあったけれども、正直与えられた憲法と思いました。当時の日本人ではとても作ることができない立派な憲法で、結局今でも我々は憲法の理念に従った行動がとれていないと思う。それでも戦後、日本人はこの憲法に守られ戦争をせずにすみました。まず私たちは、この人類の英知を集めた憲法を理解した上で、誰もが自由で尊厳が守られ人間として生きるためにはどうすべきなのか、考える必要があると思いました。日本人は憲法に追いつかなくてはならない。だが、今の愚かな日本人に、それができるだろうか。

自由記入26
ずいぶん間の抜けたタイミングでアンケートを返送して申し訳ありません。

5回目と6回目は、仕事や日本への里帰り諸々で参加が難しく、ようやく送っていただいた動画や資料に取り組む余裕ができました。

今日の通勤の車で、第5回の録画を聞きました。

帰路は第6回の録画を聞こうと思ったけれど、5回の内容が、まさに私がずっと知ったふりをして過ごしてきた言葉や内容についてで、それらをとても丁寧に筋道立てて解説してくださっていたので、そうだったのか、そういう意味だったのか、と、もう一度聞きなおしたくなりました。

選挙もとっくに終わって、今さらという感じの感想で本当にすみません。

こんな歳にもなってこんな感想を書くこと自体がはずかしいことだと改めて思っています。

自分の生まれ育った国の憲法について、義務教育できちんと学ぶことができなかったことにもっと苛立ってもいいように思いました。

よく知らないから自分の意見をもてない、だから、周りの意見や風潮に乗っかっておくのが手っ取り早くて楽で間違いがなさそうだな、というのが、日本の教育でできあがった私のような大人です。

同時に、学びは積み上げていくものなのだなということを改めて感じました。

おそらく、いきなり第5回の内容から聞いても、私には今日のように理解はできなかったように思います。

第1回目から聞いてきて、伏線回収するようにこれまで習った言葉や出来事が一気につながりとして理解できたような快感です。

憲法を学ぶ中で、よりよく生きるヒントみたいなものもたくさんありました。

自分の人権は自分の手のひらの中にあるんだ、ということを今回も強く感じました。

人権というと、壮大で自分には大きすぎて関係なさすぎるトピックのように感じてしまうけれど、たぶんそれが問題なのかなと思います。

憲法や人権といったことが自分の日々の暮らしと密接にあると知るだけでも、モノを見る視点がぐっと変わるのだなということを経験しています。

ありがとうございます。

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