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今回の記事は、今までに読んだケイトリンさんの記事の中ではもっとも希望のある記事です。ケイトリンさんの扱う題材が世界の状況なので、悲惨な内容であることが多いのだけど、今回はほんの少し見えた希望の明かりについて書いています。
ケイトリンさんの記事は、火を吹くような記事が多いのだけど、これは「ウクライナ」と「ガザ」の現在をコンパクトに整理していて、何がどうなったか見失っている人にとっては便利だろうと思う。
その中でも、ケイトリンさんは冷静にアメリカ同盟国に注意を促しているところが気になった。
米国の他の同盟/代理国(US-aligned proxies)は注目すべきだ。自国を米国の戦略的アジェンダの推進に利用すると、このようなことが起こるのだ。台湾がこれらの出来事を注意深く見守っていることを願う。
「このようなこと」というのは、多くの人命を失い、領土も失い、NATO加盟の希望も失い、将来的に自然資源も失うことになったウクライナの事態のことなのだが、これを自分ごととして考えている政治家は日本にどれだけいるだろうか?
二つはっきりと分かれたトピックから成っているので、見出しをつけたが、原文には見出しはついていない。
目 次
- ウクライナ和平交渉の行方
- ガザ停戦の現在
[原文情報]
タイトル:Washington Drops Ukraine, Israel Backs Down On Hamas Demands
著者:Caitlin Johnstone
配信日:Feb 13, 2025
著作権:こちらをご覧ください。
原文の朗読:こちらで 聴けます。
I. ウクライナ和平交渉の行方
今日のニュースの大きな話題は2つあり、1つはトランプ政権が、和平合意を確保するためにウクライナは領土とNATO加盟の野望を諦めなければならないと述べたこと、もう1つはイスラエルがハマスとの停戦の対立から後退しているように見えることだ。
米国のピート・ヘグセス国防長官は水曜日、「米国はウクライナのNATO加盟が交渉による解決の現実的な結果になるとは思っていない」と述べ、「2014年以前のウクライナの国境に戻すことは非現実的な目標だ」と付け加えた。これは、トランプ大統領がウクライナでの戦争を終結させるためにウラジーミル・プーチン大統領と協議中であると発表したことと時を同じくしている。
NATO加盟とロシアに奪われた全領土の奪還は、ウクライナのゼレンスキー大統領と、彼を慕う西側世界のNATO支持者の目標であった。Antiwarのデイブ・デキャンプ(Dave DeCamp)氏は、次のように説明している。
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