RAY OF LETTERS – Alternative Media

note の Ray of Letters メンバーシップのメンバー限定記事がこのサイトでも読めるようになりました。内容はまったく同じです。ただし、書式が若干異なります。このサイトで参加申込された方はこのサイトで、note で参加申込された方は note でお読みください。両方で読むためには、両方に参加申込する必要があります。

◾️このメンバーシップ、Ray of Letters は、一つの雑誌のようなものです。Ray of Letters 内のプランは、雑誌の中にある「政治」や「経済」や「文化」や「書評」などのセクションのようなものです。

◾️すべてのプランに共通するテーマは、Perspective を拡げるということです。Corporate media や、Mainstrem mediaと呼ばれるマスメディアの情報から独立し、自由に考える人たちのためのAlternative Media として役立つことを目指します。

◾️しかし、何がどうズレているのか説明するのは簡単じゃない。具体例を出せば出すほど、ズレの本質から離れていくような気がする。強いて言えば、日本は他国とは全く異なった世界を見ている。

◾️どこの国に行っても、国際公務員という職業ゆえ多国籍環境の中で生活し、仕事をしてきました。ということは、物理的に自分が存在している国で生活していると同時に、並行して別の理念上の社会に属しているということです。その二つの社会には大きなギャップがあります。

◾️20世紀後半以降、音や映像に負けて、言葉の立場がだんだん弱くなっていることに危惧しています。言葉の無い世界は死だと思うのです。

◾️言葉の力を取り戻し、日本を囲っている壁を壊し、Perspective を拡大する、というのが、Ray of Letters の編集方針です。

プランを選んでメンバーになろう!(複数申込み可)

本好きの方、特に近現代史、思想、日本社会等に興味のある方へ。

僕は、YOSHILOG NOTE に読書日記をつけていますが、それは簡単な備忘録なので、その中から多くの人に読んで欲しいと思う本を選び、その本を巡り、堆積していく心の旅の跡をメンバー特典記事に書き残していきます。

一冊の本が読み手の心に喚起するものは無限だと思います。その無限の中にある書き手と読み手の対話をすくい上げて書き記しておきたい。ですから、厳密な意味での書評でも訓古学でもありません。旅です。

◾️配信頻度:月に2〜4本

◾️分量:一記事平均1万〜2万字。

◾️価格:490円/月(★初月は無料)

日本向けに加工された”海外情報”ではなく、国際社会で何が話されているかを直接学びたい方へ。

英語メディアで話されていることを、日本語メディアに洗浄させずに、月2、3本のメンバー限定記事で日本の読者に筒抜けにするのがこのプランの趣旨です。

素材は、オンラインで読める新聞・雑誌やブログの英文記事か、YouTube等に上げられてるニュースクリップなどを使うので、元の英語と対照させて理解したい人の便宜のために、出所のURLは必ず記載します。

◾️配信頻度:月に2〜4本

◾️分量:一記事平均1万〜2.5万字。

◾️価格:490円/月(★初月は無料)

Caitlin’s Newsletter は、毎日最低一、二本くらいのペースで配信され、世界中で数百万の人が読んでいます。ケイトリンさんは、「現在私たちの種が直面している大きな問題はすべて、現実に起きていることに対する誤った認識から生まれている」という観点から、「人類の意識を覚醒させ、健全な世界とはどのようなものかを広めたい」という希望で書き続けています。言語の壁で日本人に読まれないのは本当にもったいないと思い、さいわいケイトリンさんは著作権の縛りを解放しているので、日本語版を出すことにしました。

◾️配信頻度:月に10〜20本前後。

◾️分量:一記事平均5千〜1万字。

◾️価格:490円/月。

参考

YOSHILOG NOTE を覗かれると見ることができますが、読む本のジャンルは、相当に散らばってます。参考のため、下にいくつか抜粋しておきます。下のグレーの部分をクリックすると、一覧が出てきます。

本の旅プランで題材にする本の例:

戦後:
野坂昭如『新編「終戦日記」を読む
山田 風太郎『戦中派不戦日記
竹内洋『教養主義の没落 変わりゆくエリート学生文化
井上達夫『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください


日本国憲法:

幣原喜重郎『新憲法に関する演説草稿』青空文庫
半藤一利『日本国憲法の二〇〇日
金森徳次郎『日本国憲法:解説と資料(1947年)』
金森徳次郎『日本憲法民主化の焦点
中野好夫『私の憲法勉強──嵐の中に立つ日本の基本法
木村草太『憲法という希望


小説:
ヴァージニア・ウルフ『灯台へ
ハン・ガン『すべての、白いものたちの
葉山博子『時の睡蓮を摘みに
芥川龍之介『西郷隆盛


戦中・戦前:

前田慶一『注釈 國體の本義
大杉栄『日本脱出記
大杉栄『自叙伝
美濃部達吉『自伝篇
三木清『如何にして読書すべきか
三木清『読書遍歴
西田幾多郎『読書
筒井 清忠 『戦前日本のポピュリズム
小林多喜二『一九二八年三月十五日
和辻哲郎『夏目先生の追憶
倉持三郎『法制史から見た昭和の小説
青山 誠『三淵嘉子 日本法曹界に女性活躍の道を拓いた「トラママ」
石原莞爾『最終戦争論
石原莞爾 (著), 石原莞爾研究会 (翻訳) 『現代語訳 日本の国防
辺見 庸『完全版 1★9★3★7
清沢 洌『現代語訳 暗黒日記―昭和十七年十二月~昭和二十年五月


幕末・明治:

清沢洌『外政家としての大久保利通
福田 英子『妾の半生涯』青空文庫
渡辺京二『逝きし世の面影
大隈重信『吾輩の勉強方法
祖父江一郎『阿部正弘ー日本を救った幕末の大政治家
渋沢栄一『渋沢、大久保に反抗す: 徳川昭武、勝海舟、大久保利通、西郷隆盛の思い出 渋沢栄一、幕末・維新を語る
坂野潤治『西郷隆盛と明治維新


明治憲法:

坂野潤治『明治憲法史
瀧井一博『増補 文明史のなかの明治憲法 ー この国のかたちと西洋体験
伊藤博文『明治憲法制定の由来ー大日本帝国憲法の精神と背景


外交:

佐々木雄一『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで
加藤陽子『戦争の日本近現代史 東大式レッスン! 征韓論から太平洋戦争まで
加藤祐三『幕末外交と開国
勝田政治『大久保利通と東アジア


江戸:

今田 洋三『江戸の本屋さん
前田 勉『江戸の読書会
佐藤 至子『江戸の出版統制: 弾圧に翻弄された戯作者たち
柳田國男『家の話
清沢満之『我信念


中世:

和辻哲郎『埋もれた日本 ——キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況
網野善彦他 『中世の罪と罰
喜田貞吉『来り人の地位と職業 平民申付候事
岡部精一『鎌倉時代、戦国時代における「女の武士道」と貞操観念の歴史ー北条政子から淀殿、春日局まで


古代:

古市晃『倭国 古代国家への道
藤尾 慎一郎『日本の先史時代-旧石器・縄文・弥生・古墳時代を読みなおす
喜田貞吉『「あばた」も「えくぼ」、「えくぼ」も「あばた」――日本石器時代終末期問題――


他国:
B.マリノフスキー『未開社会における性と抑圧
トム・スタンデージ『食べ物でたどる世界史
姜 在彦『朝鮮半島史
井上秀雄『古代朝鮮
河野哲也『アフリカ哲学全史
山田重郎『アッシリア 人類最古の帝国
橋場弦『賄賂と民主制ー古代ギリシャの美徳と犯罪
牧 久 『「安南王国」の夢―ベトナム独立を支援した日本人
カール・マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日
チョン・アウン『主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら
煌梠伸『蓮と桜: ベトナム残留日本兵とリエンの日記