【Caitlin’s】停戦合意に関する所感

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イスラエル・ハマスの停戦合意についてXで投稿した直後にこのケイトリンさんの記事を読んで、まったく同じ気持ちだと思った。

イスラエルが停戦合意を平気で破るのは、彼らの過去の行動様式から十分に予想されているけど、それ以上に、駆け込み殺戮とでも呼ぶしかないような残虐性を彼らは持っている。停戦日が決まったら、その日までに殺せるだけ殺せというのが彼らの行動様式なのだ。

だから、停戦が決まったのはとりあえず良いとしても、猛烈な殺戮三昧をイスラエルは始めるだろう。現在、実際にそれが始まっている。しかも、イスラエル人の人質がいるとされている場所をイスラエルは集中的に爆破している。捕虜交換でイスラエル人の人質たちが戻ってきて、ハマスに有利な、イスラエルに不利な証言をされると困るからだと見られている。これがもやらずにおけるだろうか。

もっと根源的な問題は、停戦は停戦に過ぎないことだ。停戦が終わり、また戦闘が再開した後のことは何も決まっていない。停戦は、爆弾・弾丸を蓄え、もっと大量の殺戮兵器を揃え、兵隊を休憩させ、さらに残忍で大規模な殺戮への準備期間に使われる。もやるなと言っても無理だ。

しかし、ペシミズムに酔うというのはもっと、もやることだ。悪い結果を先取りして、本当に悪い結果が起きた時の衝撃を和らげるという心理が人にはある。それが行き過ぎた人が、冷笑家になるのだろう。ケイトリンさんはそういう心理をうまく表現している。

「自分の気持ちを隠して人生の浮き沈みの衝撃を和らげるために悲観論を心の鎮静剤として使うのは好きではありません」

Caitlin Johnstone, “Thoughts On The Ceasefire Deal”
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[原文情報]
タイトル:
Thoughts On The Ceasefire Deal
著者:Caitlin Johnstone
配信日:Jan 16, 2025
著作権:
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原文の朗読:
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