【Caitlin’s】パレスチナ人の子供がまた一人死んだ

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ケイトリンさんは時々詩のような記事を書く。これはその一つだ。彼女の悲しみに満ちた怒りが文面に溢れている。読み終わってから、しばらく怒りが静まるのを待ったが、うまく訳せない。いくつかのレトリックは理解していないかもしれない。この記事はメンバー限定記事だが、公開にする。

[原文情報]
タイトル:
One More Dead Palestinian Kid
著者:Caitlin Johnstone
配信日:Jan 27, 2025
著作権:
こちらをご覧ください。
原文の朗読:
こちらで 聴けます。

彼らは土曜日にヨルダン川西岸で2歳の女の子を殺した

ジェニンでライラ・アル・カティブ(Laila al-Khatib)がイスラエル軍に頭を撃たれた。パレスチナ人の子供の死体がもう一人必要だったのだろう。

パレスチナの子供の死体がまたひとつ、死体の山に加えられた。

この黙示録の前日譚に登場する恐竜に降り注ぐ流星のように、悪夢の中で私たちに降り注ぐパレスチナ人の小さな顔。

悲鳴を上げ、血まみれの母親がまた一人。

埋葬されるはずだった誰かの布に包まれた小さな遺体を運ぶ、足の代わりに岩を持った祖父がまた一人。

パレスチナ人の子供の死体がまたひとつ。

吹雪の中の雪片がまたひとつ。

なのに私はここに座り、口をあけ(mouth agape)、

胸に瀕死の重傷を負ったシロクマを抱いている。

絶望の叫びは幽霊と化し、無口で無能な人間のようにうつろな顎をしたままだ。

子供の頃のベビーベッドにもぐりこんで、永遠に眠ってしまいたい。

クリスタルのパンチボウルになって、大理石の床に落ちて砕け散りたい。

空気はパタパタとはためき、私の髪には海藻がついている。

キノコ雲の頭をした天使が玄関にいる。

土曜日にヨルダン川西岸で2歳の女の子が殺された。

私は彼女の名前を紙に書き、それを風に飛ばした。

私の体には火がつき

私は郊外のゴーストタウンに戻った。

X投稿の訳:
The Cradle @TheCradleMedia:ヨルダン川西岸の占領地ジェニンで、侵攻してきたイスラエル軍が昨夜、2歳のライラ・アル・カティブちゃんを銃弾で射殺した。
彼女は母親の一人息子だった。

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