LIVE 68 / MEETUP 11 日本国憲法の制定過程

憲法リテラシーのコースで毎月やっているMEETUP で、今月のテーマとして、『あたらしい憲法のはなし』の「大人のためのまえがき」の中で触れた「日本国憲法の制定過程」を取り上げます。

通常、憲法リテラシー・コースのMEETUPは、コース受講者だけが参加していますが、このテーマはあまりに誤解が多いので、他の多くの人も正確な情報を得ることは有益だと考えて、LIVE 68 として一般に公開することにしました。興味のある方は下記要領でお申し込み下さい。入室案内は実施日の前日にお届けします。

「日本の憲法はアメリカに押し付けられたものだ、GHQが1週間で作ったものだ、そんなものを有り難がっているのは情けない、自分たちで作るべきだ」というような言動に遭遇したことのある人は少なくないと思います。いわゆる「押し付け憲法」論と呼ばれるものですが、現在改憲を進めようとする人たちの中にもそのような心情の持ち主も少なくないと思います。

これから改憲の議論はいよいよ激しくなっていくでしょう。どのような方向の扇動にも耐える知識と視野がますます重要になってきます。このLIVE 68では、現行憲法が制定された過程を、実際に起きたことを辿って後づけていきます。その中で「押し付け憲法」論とは何であったのかも見えてくるでしょう。

LIVE 68では、敗戦から日本国憲法の公布までを以下のようなトピックを辿りながら、進めます。

目次

第一部 敗戦の意味

1. 米英に対する宣戦の詔書

2. ポツダム宣言

3. ポツダム宣言受諾まで

4. 玉音放送

5. 降伏文書の署名

6. ポツダム宣言の意義

7. ポツダム宣言の日本政府解釈

第二部 戸惑う日本

8. 自由の指令/人権指令

9. 五大改革指令

10. 憲法問題調査委員会(松本委員会)

11. 憲法研究会

12. 松本四原則

13. 憲法改正要綱(甲案)

14. 憲法改正案(乙案)

15. 様々な憲法改正案

16. 極東委員会(FEC)

第三部 立ち上がる日本

17. 人間宣言

18. SWNCC228

19. 幣原首相のマッカーサー訪問

20. マッカーサー三原則(ノート)

21. ターニング・ポイント

22. 憲法改正の方針変更

23. 3月6日案

24. 極東委員会(FEC)との対立

25. 枢密院に諮詢

26. 衆議院における審議

27. 貴族院における審議

28. 枢密院に再諮詢

第四部 日本国憲法成立の法理

29. 自律性 – 国際法上

30. 自律性 – 国内法上

31. 八月革命説

LIVE 68 参加要領

実施日時:2024年9月15日(日)午後1時〜3時

実施方法:Zoom

参加費:参加者が決める任意の額。

投げ銭

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