LIVE 33「冷戦1」レビュー

案内

日本の近現代史シリーズの(7)です。

もし私たちがこの悲劇に対処し、犠牲者を救いたいのであれば、また、この先に待ち受けるさらに悪い惨事を回避したいのであれば、何が悪かったのか、どうすれば軌道修正できたのかをできる限り学ぶことが賢明であり、必要なのである。英雄的なジェスチャーは満足感を与えるかもしれない。しかし、それは役に立たない。(ノーム・チョムスキー)

ウクライナでの戦争をきっかけに冷戦の戦後処理のまずさが、しばしば話題になっています(少なくとも英語圏では)。この戦争を止めるための方策を考えるというコンテクストの中で必ず議論されています。

このライブでは、冷戦の終結(もしくはその延期)とウクライナの戦争にまで繋がるその影響に焦点を当てますが、そのための基礎的知識として、冷戦はいかにして始まり、冷戦中に何が起きていたのかという話から始めます。

7月31日まで全録画半額セール中。クーポンコード:GJU8HNTS

レビュー

2時間では収まり切りませんでしたね。過去のイベントでカバーされていたと思いますが、朝鮮戦争についてもう一度カバーしていただけるとよいと思いました。あと、ルーズベルトからトルーマンでは対ソ姿勢が相当変わったように見えますが、その辺り詳細に興味があります。冷戦に直接関係ないかもしれませんが、中ソ対立と米中雪解けのあたりもカバーされるとよいなと思いました。

ソ連と西側の関係性がよくわかりました。続きを楽しみにしています。

冷戦を俯瞰せずして近現代史を遡れないのは明白なので、ここは時間をかけてやってください。よしさんのペースで構いません。 つづきお待ちしております。ありがとうございます。

第二次世界大戦における被害が最も大きかったのがソ連と中国だったという事実は今まで知らずにいましたので衝撃でした。また原爆投下は、アメリカがアジアへのソ連の進出を制するためにやったという点に大きく目を開かされました。続きも楽しみにしております。

いかに何も知らずに生きてきたか。第二次大戦の中国とロシアの死者数に唖然としました。

日本の戦後史は、加害国・侵略国の側面が抜け落ちて、原爆と東京大空襲のみが語られ被害国みたいな学校教育とメディアの取り上げ方ばかりなので、冷戦の前に戦争を正しく認識するところから必要と思いました。そのうえで冷戦ですが、もうそれは物心ついたときから何故アメリカが偉そうにしているのか、戦争ばかり繰り返すのか、疑問でしたが、今日習ったような枠組みを知れば、そうなっていったのも少し理解できる気がします。

わかりやすい資料と説明をありがとうございました。

冷戦がはじまった時期だけでもいろいろな説があるように(第3の説は腑に落ちました)、物事は多くのことが重なってきているのだということを、再認識いたしました。だから無関心に過ごさないで、学び続けないと物事が見えてこないと思いました。来週もぜひお願いします。

大国の思惑、東西の思惑、代理戦争、マッカーシイズム…近現代史は深いなぁと思いました。 1つの事実(点)か面に広がり歴史が作られる。単純な勧善懲悪·二極思考になりがちな情報が溢れる中、考える事が出来て楽しかったです。

Third Worldを認識していなかった事に今更気が付きました。(既に学生時代は大昔ですが)振り返ると学校で教えてくれない事を自分で知ろうとする姿勢が仕事以外では無かった事にも自覚が無かった。

つい先日下の子供が大学を卒業して来月から社会人になるし、養育費も教育費も今月で支払い完了となるので、良い機会だから老後の人生を迎えるにあたって、勉強をしてみようと思いました。

とても分かりやすいお話で勉強になりました。ありがとうございました。

今日もとても興味深いお話をありがとうございました。

お話を聞きながら、そう言えば”ペレストロイカ”は学校の授業で覚えさせられたなー。と思い出しました。 ただ、WW2のソ連や中国の犠牲者数やその立ち位置から既に冷戦の萌芽があったというお話は、初めて耳にしました。とても面白い見地ですし、一理も二理もあると感じました。

こうして、詳細に見ていくと冷戦は今の社会や世界情勢に直接的な影響を与えていることがよく理解できました。

が、まだまだ冷戦にまつわる情報でyoshiさんに共有していただきたい知識はたくさんありそうです。ですので、できれば冷戦をテーマにしたzoomは、三部構成ぐらいにしてじっくりお話伺たいです。 今日はありがとうございました。

追伸:もし可能であれば、本日ご紹介いただいた動画のアドレスを教えていただきたいです。 他の部分も見てみたいので。

第2次世界大戦時のソ連と中国の被害と、日本、アメリカ、イギリス、フランスの被害の差があんなにもあるとは知らなかったです。

ソ連の多大な犠牲や、冷戦がどのように始まったか、学生運動の高まりなど、本当につながっていると感じました。そしてこのつながりをしっかり把握していくことがとても大事だと思いました。

ペレストロイカ後、経済が悪化し、寒空の下、わずかな食料を求めて長蛇の列を作っているソ連の人たちのニュース映像を、こども心に覚えています。ベルリンの壁は、突然ニュースで「崩壊」という報道がなされ、テレビをつけるとたくさんの人がベルリンの壁の上に立ち、ハンマーで壁を叩き壊している映像を、何が起きているのか理解できずに、ぼーぜんと眺めていた記憶があります。背景をしっかりと学びなおしたいです。

次回もどうぞよろしくお願い致します。

WWllの戦死者のデモグラフィックスが驚きでした。ソ連、中国はふんわりとイメージとして持っていた数より遥かに多く、ポーランドのジェノサイドの数とがそこに並ぶことで、WWIIでどの国が貧し、そしてどの国が富したかの理解が進み、それがその後の歴史をどう作ったかを示唆してくれました。

しかしながら、その中国はこの冷戦下で文革で自らジェノサイドを引き起こすという。。 そしてデタント、何十年ぶりかに聞いた!

次回も楽しみです!

今回もありがとうございました。

冷戦と口にしていたけれど全く理解していなませんでした。ロシアが中でも大国でソ連から名を引き継いだ事も。ゴルバチョフの頭のあざは覚えていましたが何をしたか、ペレストロイカが何であったか知ろうともしていなかったと思います。知る必要のない言葉を作っていました。

ふたつの国の武力で成り立っていた世界があり。歴史と共に変貌して行く姿を今私達は見ているのですね。無視されて来たロシアはこの後如何なって行くのかかなり不安な気がします。非加盟国が今力をつけて来ていてこれらの国々が如何動くのかも気になります。

岩波新書を漁る日々は終わらないようです。

何というか、自分が学生時代に如何に冷戦に対して興味を示さず学ばなかったのかがよく分かりました。それに、冷戦は政治だけでなく文化も関係してくるというお話に関心が出てきましたので次回その辺りも時間があればお願いしたいです。 今日もありがとうございました。

よしさん、今日もありがとうございました。

私が1番心に残っているのは、第一次第二次世界大戦の犠牲者の数です。各国の人数のグラフを見て、今までの大戦のとらえ方、冷戦のとらえ方が変わりました。

ソ連の人々の戦死者数の多さにとても驚きました。そして、ノルマンディー上陸作戦の成果と単純に考えていた連合国側の優勢への変換は、実は、ソ連の人々の多くの犠牲の上にあったということを知りました。連合国側に後の東側のソ連が入っていること、不公平感、どれも冷戦につながる要因と思いました。大学の頃学んだソ連の科学アカデミーに関することを少し思い出して、私の中で新しいソ連、ロシア像ができました。

Liveの終わりのところで、時代の流れを見る時に、音楽史や文芸史などを併せて学ぶ必要があるというよしさんのお話は、これまでの近現代史シリーズ全てに関わる歴史の見方で、そこで立体的な歴史観が自分の中に構築されてきています。それを使って今を見たり、未来を見据えたりできるようになってきました。

よしさん、お疲れ様でした。続きを楽しみにしています。

前半参加できなかったので、録画を拝見したいです。参加した範囲内では、『冷戦』を立体的に理解することにつながりました。ありがとうございました!

次回以降(今回もその導入になっていたと思いますが)、今回のウクライナ危機がなぜ起きたのか、につながる部分を更に理解したいです。

【要望】

・全てのスライドとコメントがとても興味深かったです。是非、今回、割愛された部分も聴きたいです。 ・もし、可能ならいつかこのレクチャーシリーズを書籍化してください^^。次の世代が生きていく上で生きることばかりをおっしゃっていると思います。

【感想】

・今回もありがとうございました。こういった視点・考え方に高校の頃に触れられていたら、どれだけ世界を観る眼が違っただろうと思います。また、日本の歴史の授業は、従来インプットがメインですが、yoshiさんのレクチャーでは、聴き手が、情報を聴いて

・見て、考えるプロセスが自然と含まれており、それがとても特徴的だと感じました。レクチャーが終わった後も色々と考えさせられて、連想が広がりなかなか感想が書けません。 そして、今回の感想が長くなり、すみません。

・冷戦構造とその背景についてyoshiさんの視点から説明していただいて、物凄く勉強になりました。ドイツの「戦勝国」による分割統治と日本の米国による統治形態の違いの背景に、原爆の存在があったことに、納得がいきました。ヤルタ会談を「戦後処理」と的確な言葉で言われていて、なぜか日本では、「戦後処理」の実態が有耶無耶にされているように思いました。

・日本には、「いつかロシアが攻めてくる」という言説が根強くありますが、現代政治を考えて生き延びることを考える際は、一国の脅威を煽るだけではなく、本来的には、米国も含めた多極的なパワーポリティクスを鑑みた上で政治を考える必要があるように感じました。

・前にも書きましたが、私はドイツに10年程、住みその後、帰国しましたが、ドイツの現地校では、東ドイツという「敵国」があり、授業でも東側の批判を先生から幾度となく説明されました。日本列島は、米国の一極統治でしたが、やはりそのような統治形態では、ドイツとは違う思想が形成される気がします。(日本に思想があればの話ですが)日本は原爆を体験した国ですが、その割には、ドイツと比べると被曝をされた一部の方を除いて緊張感があまりなく、不思議な国だと現在も違和感があります。

・ロシアの第二次世界大戦の軍人と民間人の戦死者が2700万人とありましたが、私はyoshiさんのように実際に戦場に身を置いたことがなく、その惨さを本当の意味で知らないと思います。これは想像になるのですが、地上戦は一般市民・軍人に空爆とは質の異なる深い傷跡を残すように思います。私は臨床心理学が専門で、カウンセリングを生業としていますが、同業者と話をしていると今でも沖縄の人たちは、他の地域と比べて、精神疾患の罹患・発症する人が多く、背後には戦争が影響していることがよく話に挙がります。

・10年前の調査ですが、沖縄戦を生き延びた高齢者の4割が未だにPTSDの症状に苦しんでいる事実もあります。ロシアのメンタリティを考える上で、第二次世界大戦で受けた傷とトラウマは、今後、もっと考えなければならないように思いました。今回のレクチャーを受けて、その点がすごく過小評価されている印象を受けました。

これまで、自分の体験が「点」でしかなかったものが、毎回レクチャーを聴いて点が、線になり、領域になってきている気がします。とても貴重な時間になっています。

次回も楽しみにしています。

良かったです。 ありがとうございました。

ゴルバチョフ氏のような政治家はなかなか出てきませんね。

よしさんもお体に気を付けて下さいね。

Tips

チップしてもらえたら、嬉しいです

  • Copied the URL !
  • Copied the URL !

Comments

To comment

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.