【Caitlin’s】ハマスを非難する者たちは、共感と謙虚さを欠いている

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「自分があの別の集団の人々よりはるかに良い生活を送っているのには正当な理由があるのだ。その理由は、あの集団が本質的に自分たちより劣っているからなのだ」と信じ込むよう洗脳されたなら、あなたの心と良心はどのように形成されるでしょうか?

ケイトリンさんの記事には、大きく分けると3つのタイプがある。⑴一つは、今起きていることについて、あるいはその報道について、彼女がその背景を調べ、解釈し、評価するタイプの記事。彼女は必ず情報ソースをリンクするので、記事そのものがデータベースのようになっていることもある。それぞれのリンクも(忘れない限り)、日本語版に移植しているので、もっと深く知りたい人はそのリンクを辿っていくことをお勧めする。但し、リンク先は英語なので、そのまま読めない人は機械翻訳を使っていただくしかない。

⑵二つ目は、最近続けて訳したような読者の質問に答える形式のもの。

⑶三つ目は、この記事のように、人間の生き方に関するもの。と言っても、彼女は通俗道徳臭で鼻が曲がるような説教をするわけではない。彼女は、⑴のタイプの記事で書くように、この世界で現実に起きていることを表面的な扇動やデマやプロパガンダから切り分けて、分かりやすく提示しようとしている。それとは違い、起きている物事からいったん離れて、人の「内面」について考察するのがこの⑶のタイプだ。

もうかなり長いことケイトリンさんの記事を読んでいるので、彼女の人間像が僕の中には出来上がっているのだけど、彼女は非常に熱い人だと思う。そして、おそろしく正直でフェアな像が浮かんでくる。彼女の記事を読んでいて、時々あまりの激しさに腰がひけることもある。どういう日本語にすれば、それが伝わるのか分からなくて困ることもある。

今回の記事のタイトルは、欧米メディアに登場するストレートにシオニストを支持している人たちに対する批判になっているが、実はこの記事の中で彼女がしているのは、シオニスト批判そのものではなく(それなら他の記事で証拠をあげて散々やっている)、人間の心がどのように形成されていくかということに焦点を置くことだ。

この記事の中には、まるでイスラエルを擁護しているかのように読める箇所もあるかもしれない。彼女は、国家というものが、人間をどのように「非人間化」してしまうかということを考察する。

これは、われわれ日本人にとっても、他人事(ひとごと)ではない。あの残虐で惨たらしいことを平気でするイスラエル人たちを作った環境装置と同じものが日本に現れてることに想いが至る人も少なくないだろうと思う。

(↑)パレスチナの旗をふる超正統派ユダヤ人。


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