【Caitlin’s】パレスチナの瓦礫を“承認”することについて

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このタイトルには、陰に陽にイスラエルを支持している日本を含む欧米諸国に対するケイトリンさんの精一杯の皮肉がこめられているが分かるだろうか?二国家解決案という半世紀以上続く欺瞞によって到達した地点が、現在起きているジェノサイドであり、瓦礫の山となったガザであることを彼らは隠し通すことが出来ると信じているかのようだ。

実際、とても良心的に善意から二国家解決案を支持している一般人もいる。その誤解に声の大きいにわか専門家が拍車をかける。パレスチナを国家承認さえすれば、ジェノサイドは解決するなどと吹聴している学者だか政治家だかインフルエンサーだか分からないような人もいる。パレスチナはずっと国家であるべきだったし、これからもそうだ。しかし、今、瓦礫の山を国家だと宣言して、いったい何が解決する?

いまだに「ハマスがテロリストだから」、「ハマスが先に攻撃したから」、「イスラエルは自衛権を行使してるだけ」、「ハマスが人質を返せば解決する」、「あそこは元々イスラエルの土地」などと底知れない無知が毎日SNSでは披露されている。

この記事で、ケイトリンさんは、茶番、嘘、欺瞞、偽善の数々を列挙している。だから、原文にはなかったが、小見出しをつけて目次にした。一つでも初耳だと思ったら、注意してよく考えて欲しい。これが彼らの手口なのだ。この記事が考える機会になれば良いと思う。

今回は訳註をかなり多くつけたので、本文中に脚注番号を振り、最後に訳註をまとめた。

[原文情報]
タイトル:
“Recognizing” The Rubble Of Palestine
著者:Caitlin Johnstone
配信日:SEP 22, 2025
著作権:
こちらをご覧ください。
原文の朗読:
こちらで 聴けます。


パレスチナの瓦礫を“承認”することについて

目次

  1. パレスチナの瓦礫を“承認”することについて
    • ◾️「国家承認」という茶番劇
    • ◾️ネタニヤフの拒絶宣言
    • ◾️「正規の手続き」の欺瞞
    • ◾️不毛な対話劇
    • ◾️首を失った母から生まれた子
    • ◾️ガザ支援船団への攻撃と中傷
    • ◾️「死者を悪く言うな」の偽善
    • ◾️カークの死と帝国のアジェンダ
  2. 訳註

◾️「国家承認」という茶番劇

イギリス・カナダ・オーストラリア:心配するな、パレスチナ人のみなさん!我々が事態を救うために来たぞ!

パレスチナ人:ジェノサイドを止めてくれるの?

イギリス・カナダ・オーストラリア:ハハハハハ!いやいや!そんなわけないだろ。あはは!違う違う、我々は君たちがいつの日か国家になるっていう“アイデア”に、大きなサムズアップをしてやるのさ!

パレスチナ人:じゃあ少なくとも、あいつらに武器を送るのはやめてくれる?

イギリス・カナダ・オーストラリア:爆笑、ノー。

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