【Caitlin’s】ジェノサイドの否定にもはや弁護の余地はやない

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イスラエルの行為がジェノサイドであることを否定する人がいまだに日本にもいる。日本語SNSではいくらでも見つかるし、主流メディアでも、それをジェノサイドであることは言わず、曖昧なことを言ってごまかす。

それは欧米メディアでも同じで、なんとかしてジェノサイドという言葉を避けて通ろうとする。この欧米メディアの作法については、下の二つの記事を見てほしい。

今回のケイトリンさんの記事は、三つのトピックで構成されているが、最初のトピックで、「ジェノサイドの否定」にトドメを刺す。もう議論の余地はない。

二つ目のトピックは、近頃流行りのパレスチナ人のガザからの「Voluntary relocation 」という言い回しについてだ。 このフレーズ自体が矛盾に満ちている。voluntary (自発的)に、relocation (移動させること)とはどういうことか。ガザをパレスチナ人が住めない状況にして、追い出すのだから、それを「自発的」と呼ぶのは、詐欺的な言葉使いだ。しかし、今やこの言葉が欧米メディアでは横行していることを彼女は具体的に示す。欧米メディアは、一般人がこんな詐欺にひっかかると思っているのだろうか。

三つ目のトピックは、ケイトリンさんが、Bidenist(バイデン主義)と呼ぶリベラルの親パレスチナ的言説に対する冷笑についてだ。これは、むしろ単なるジェノサイドの否定や、詐欺的言葉遣いよりも、ある種の人間の心性の醜さを露わにしているかもしれない。これについて、彼女は丁寧に解読している。

[原文情報]
タイトル:
“It’s Not A Genocide” Is Not A Defensible Claim In The Year 2025
著者:Caitlin Johnstone
配信日:SEP 02, 2025
著作権:
こちらをご覧ください。
原文の朗読:
こちらで 聴けます。


ジェノサイドの否定にもはや弁護の余地はやない

目次

  1. ジェノサイドの否定にもはや弁護の余地はやない
    • ジェノサイド認定
    • 自発的追放
    • リベラル的冷笑

ジェノサイド認定

国際ジェノサイド学者協会(IAGS)は、イスラエルがガザでジェノサイドを行っていると断定した。これは世界最大のジェノサイド研究者の学会であり、ホロコースト研究者を含むおよそ500人の専門家が参加している。その合意は、専門家の圧倒的多数によって形成された。具体的には86%である。

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