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つまり、ガザはミュートされた。耳も口も塞がれ、暗黒の中で視界も奪われ、殺されている。悪魔の仕業が仕上げに入っている。これを止めなければいけないということに一切の理屈はいらない。政治も経済も思想も宗教も関係ない。
にもかかわらず、YouTubeで動画を探し、めったいに読まない本を読み齧り、AIに的外れな質問を投げて、一生懸命イスラエルを擁護する理屈を探している人間もどきがうじゃうじゃいる地獄。
それでも、希望を捨てるわけにはいかない。世界には人類を人類たらしめている人がまだ残っている。
イスラエル、IDFによる残虐行為激化の中でガザのインターネットを遮断
[原文情報]
タイトル:Israel Cuts Gaza’s Internet Amid Soaring IDF Atrocities
著者:Caitlin Johnstone
配信日: JUN 12, 2025
著作権:こちらをご覧ください。
原文の朗読:こちらで 聴けます。
パレスチナ自治政府は木曜日、イスラエルの攻撃によってガザ地区最後の光ファイバー回線が破壊された結果、ガザ全域でインターネットと固定電話サービスが停止していると発表した(AFP報道)。通信はすでに前日にガザ北部で遮断されていた。
「ガザ市および北部に加え、ガザ地区中部および南部も、2日連続で完全な孤立状態に陥っています」と同省は声明で述べ、イスラエル軍が修理チームの現場到達を妨害していると付け加えた。
「eSIMを持っている人だけが、ガザ全体でインターネットにアクセスできます」と、ガザのジャーナリスト、ヒンド・クダリはX(旧Twitter)で述べた。「接続に1時間以上かかり、投稿するのにさらに1時間かかります。でも、なぜイスラエルはメインのインターネット光ファイバー経路を爆撃したのでしょう? なぜイスラエルは、ガザを世界から孤立させることに固執しているのでしょう? 私たちは今、食料、水、電気、そしてインターネットすら奪われているのです」。
X投稿訳:
Translating Falasteen (Palestine) @translatingpal
速報 🚨ガザ地区全域でインターネットが遮断され、昨日遮断された被害地域にガザ南部と中央部が加わった。SAFA通信やe-SIMを使用している住民からの報告によると、ガザ地区全域が停電に見舞われている。
この完全な通信遮断は、空爆や侵攻、避難区域について互いに警告し合うためにメッセージングネットワークに依存している市民にとって深刻な影響を及ぼす。また、パレスチナ民間防衛隊は、救助を必要としている被災者の居場所を特定するための通信が不可能なため、大きな困難があると報告している。
「これまでにガザから目にしてきた恐ろしい映像の数々を思い出してみてください。そして今、それ以上に酷い大虐殺と殺戮の狂気が起きているからこそ、イスラエルはインターネットを遮断したのです」と、ジャーナリストのサム・フセイニはXで述べた。
実際、この最新の措置は、シオニスト国家による大規模な残虐行為の急増と同時に行われた。イスラエル軍はわずか24時間で120人を殺害し、さらに数百人に負傷を負わせた。中には、イスラエルが仕掛けた「死の罠」と悪名高い援助配給所で食料を求めていた人々が大勢虐殺された。この2週間、イスラエルは食料を必死に求める飢えた市民を、ほぼ毎日のように虐殺している。
イスラエルは常に、ガザで起きていることへの世界の目を遮る新たな手段を模索している。そのため、ガザ在住のジャーナリストを歴史的に前例のない速さで暗殺し、国外の記者の入域も禁止している。これは可視化と真実に対する終わりなき戦争である。イスラエルは虚偽と闇の中でこそ力を発揮するからだ。
パレスチナ人が自らのジェノサイドの映像を記録し、それを世界に発信してきたことで、世界からの支持が失われつつあることが、イスラエルを狂わせている。イスラエルは、ガザを暗闇の中に閉じ込めることが可能だと判断すれば、迷わずそうするだろう。そして、世界から真実を隠すためのさらなる手段も引き続き模索していくだろう。
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