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嘘のようなタイトルだが、これが風刺でも皮肉でもなく、今、現実に起きていることなのだ。ある民族を皆殺しにすることが悪であるという正常な人間の判断を否定し、転倒させるということが、ジョージ・オーウェルの小説ではなく、本当に起きている。
しかし、まったく希望がないわけではない。この記事の中で、Amyl and the SniffersというオーストラリアのバンドのAmy Taylorというボーカルがステージ上で突発的に行った短いスピーチの動画が出てくる。彼女はパレスチナ人や、オーストラリア先住民に対する仕打ちを批判した。雄弁な演説でもなんでもないが、単純にカッコよいと思った。
そして、彼女が最後に言った言葉は、今すべての人が聞くべき言葉だ。
「今は何かを言う方が、何も言わないよりずっと良いと思う」
[原文情報]
タイトル:Anti-Genocide Activism Is Terrorism In The Empire Of Lies
著者:Caitlin Johnstone
配信日:JUL 06, 2025
著作権:こちらをご覧ください。
原文の朗読:こちらで 聴けます。
ジェノサイドに反対することは、“嘘の帝国”ではテロである。
イギリスの警察は、活動家グループ「Palestine Action」への支持を示すプラカードを掲げた反ジェノサイドの抗議者たちを逮捕している。この「Palestine Action」は、ガザのホロコーストに使われていた戦闘機に赤いペンキを塗ったことで、ロンドン当局によって正式にテロ組織に指定された。
そう、ほんとのことです。ようこそ帝国へ。ここでは平和活動家が「テロリスト」と呼ばれ、病院は「軍事基地」と呼ばれ、事実を述べると、それが「血の中傷(blood libel)」と呼ばれ、ジェノサイドに反対する者は「憎悪に満ちたナチ」とされ、ジェノサイドを行う兵士たちは「保護されるべき集団」とされ、彼らの死を叫ぶことは「ヘイトクライム」とされる。
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