【Caitlin’s】アサドは去り、意識高い系アルカイダがやって来た

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また同じことが繰り返されている。いや、シリアのことを言ってるのではない。日本語メディアにまるめこまれる人たちのことだ。2022年のウクライナでロシアの特別軍事行動が始まった時とまったく同じだ。ロシア憎しで一斉に噴き上げる大群でSNSは席巻されていた。それが今またシリアを巡って、アサドという悪党を正義が蹴散らしたという異常に単純な物語を頭に詰め込まれ、噴き上げる一群がいる。
この世の全てが敵と味方に截然と区分できるかのような世界観の中では、悪党を吊し上げる自分に満足が得られるのだろう。しかし、それはリアルを反映していない。

[原文情報]
タイトル:
Assad Is Out, Woke Al-Qaeda Is In
著者:Caitlin Johnstone
配信日:Dec 08, 2024
著作権:
こちらをご覧ください。
原文の朗読:
こちらで聴けます。

どうやらシリアのバッシャール・アル=アサド(Bashar al-Assad)大統領は退陣し、現在の国境を維持するのか、それともいくつかの国家に分割するか次第でもあるが、アメリカの傀儡政権に取って代わられるようだ。帝国はまた新たな勝利を収めた。

私は軍事アナリストではないが、イライジャ・マニエ(Elijah Magnier)や ペペ・エスコバル(Pepe Escobar)のような、普段はアサドを支持し楽観視しているアナリストたちは、これで終わりだと言っている。アサドの行方はわからない。トルコの支援を受けた戦闘員や、西側の支援を受けてきた歴史を持つアルカイダとつながりのある勢力が、驚くべき速さで シリアを席巻しているからだ。そして今、ロシアとイランは、サウジアラビア、エジプト、ヨルダン、トルコといったアメリカ寄りの国々の政府とともに、政治的解決を優先して戦闘を終わらせるよう呼びかけている。CNNの報道によれば、アサド大統領を探しにダマスカスに入った反体制勢力は、アサド大統領の本邸がある地域から退却するアサド軍の姿を映し出している。

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