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同調圧力は日本だけの専売特許ではない。
人間が集まれば、程度の差はあれ、どこへ行っても同調圧力はある。
なんの統計もないが、それがいろんな文化圏(多分80カ国くらい)で仕事した実感だった。
対立回避傾向の強い文化圏と対立奨励傾向の強い文化圏があるのはよく知られていることだ。
そうであっても、0か1かというわけでは無い。
ありとあらゆることに衝突していたら、社会は維持できないのだから、
人間が社会というものを形成している限り、それぞれの文化圏に特有の対立回避の技術が発展している。
それが日本では、同調や協調とか、礼儀とかマナーとかエチケットとか、浮かないようにするとか、出る杭にならないとか、目立たないようにするとか様々な心がけとして発達している。間違いなく対立回避文化圏の中にある。
ケイトリンさんがこの記事で取り上げている問題は、欧米における「礼儀正しさ」だが、日本文化圏では、それを同調圧力と重なるものとして考えれば、理解しやすいだろうと思う。
彼女がここでいう「礼儀正しさ」とは、おかしいと思っても声を出さずに流してしまう態度のことを言っている。
確かに日本では、その技術が極度に進化しているとは言えるが、ケイトリンさんが主題にしているように、世界中どこにでも見つけることができる。
この記事は、去年(2025年)の12月5日に配信されたものなので、4ヶ月前のものだ。
ケイトリンさんは、毎月20〜30本の記事を配信するので、100本以上遡ったことになる。
この記事のことはよく覚えていて、note にする候補に入れていた。
今になって、この記事を選んだのは、今年の2月の衆院選以来、加速度的に日本に必要な警告として思い出したからだった。
日本人は礼儀正しいとよく言われる。それ自体は良いことだ。
しかし、もし巨悪が自分たちの住む世界を破壊しようとしていても、お行儀よく、壊されていくべきなのだろうか。
ケイトリンさんは、それを問う。
我々日本人は、それを問わなくてよいのか。
この記事の中に『西部戦線異状なし(独:Im Westen nichts Neues、英:All Quiet on the Western Front)』という小説/映画の話が出てくる。史上最強の反戦映画と呼ばれることがあるが、作者の意図は反戦でさえない。第一次世界大戦にドイツの若者を通して、戦争が人間の生にもたらす意味を描こうとしたように思える。これに関しては、こちらの記事に書いたので、興味があれば参照してください。

注:この記事の原題は、”On Becoming The First Species To Go Extinct From Politeness“ なので、逐語訳すると『礼儀正しさのせいで絶滅する初めての種になることについて』のようなものだが、長いので『礼儀正しく絶滅する初めての種』にした。
礼儀正しさのせいで絶滅する初めての種
[原文情報]
タイトル:On Becoming The First Species To Go Extinct From Politeness
著者:Caitlin Johnstone
配信日:DEC 05, 2025
著作権:こちらをご覧ください。
原文の朗読:こちらで 聴けます。

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