【Caitlin’s】サイコパスが世界をめちゃくちゃにしている

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この記事は、ケイトリンさんのいつもの記事と違う。
「いつもの」というのは、彼女の記事は大きく分けて二種類に分かれる。

一つは現在の世界で起きていることの分析記事。
Caitlin’s Newsletter を長く読んでいる人は、おそらく気がついているだろうが、彼女の記事はそれぞれがデータベースのようになっている。記事を構成する要素には、必ずリンクがついているのに気が付かれるだろう。単に「参考」という意味ではなく、彼女の記述の「根拠」としてのリンク。だから、日本語にする時も、出来る限りそのリンクを失わないようにしている。
彼女がこれらの情報をどのようにデータベースかしているのか分からない。なんらかのデータベースソフトに情報を入れているのか、あるいは古典的な手法で大量の個別ファイルを蓄積し、クエリー反応が良い形で維持しているのか。あのスピードで記事を書き続けるためには、記事内の要素の根拠情報が瞬時に取り出せる体制を構築していることが必要になる。

もう一つのタイプは、読者のメンタルケアのような記事だ。
現在の世界は、日常に埋没している自分の生活からほんの少し視点をずらして、宇宙のどこかから地球を見てみれば、あまりに恐ろしく残酷なことが毎日起きていることに気づかざるを得ない。そこから、怒り、逃避、悲嘆、諦めに至ることは人間の正常な反応なのだろうが、その自分の反応自体にまた怒りが湧き、見ないことにし、悲しみ、絶望に至るという無限のサイクルが始まる。彼女は、そういう状態に陥った人に手を差しのべる。どうやったら、正気を保ち、健康な精神を維持して生き続けられるかと語る。
これがもう一つのタイプの記事だ。おそらく彼女自身が、怒り、逃避、悲嘆、諦めの無限サイクルを経験し、そこから何度も立ち上がった経験をしてきたが故に、同じ状態に陥っている人をほっておけないのだろう。

今回の記事は、「いつもの記事と違う」と書いたのは、上記の二つのタイプの記事と違うという意味だ。この記事は、現在の彼女の心情の率直な吐露だ。

I don’t know what to say today.」 で始まり、「It fucking hurts, man.」で終わる、この記事を読み終わった時、まるで自分の心情をここに映されたような気分になった。

もう七面倒くさい分析も、精一杯の鼓舞もする気力がない。
もう言葉がない、というのが正直な気持ちだ。

彼女はそんなことを言うことはなかった。僕も言いたくない。
しかし、彼女はなぜこのようなvulnerability を明かしてしまう記事を書いたのだろう?
ごまかし続けるよりは、いったん正直に認めて、態勢を立て直そうとしたのか?

訳注:

この日本語タイトルは、英語の原題を短くしているので、サイコパスが単数に見えるし、カバー写真もトランプの顔が大写しになっているので、トランプ一人のことを言っているように見えてしまうが、そうではない。

原文は、全て複数形になっている。rulers, psychopaths, theyと。内容を読み始めれば分かることだが、彼女が言っているのは、現代社会の、途方もない大金持ちで、人間を人間とも思わない振る舞いをし(psychopaths)、あらゆる分野の権力を独占し、世界を支配している層(rulers)のことだ。もちろんトランプもそこに含まれているが、多くのうちの一人に過ぎない。

彼らには様々なレッテルが貼られているが(極右、極左、リベラル、保守、ネオコン、ネオリベ、シオニスト、帝国主義者、ディープ・ステート、カバル等々)、そんなものにはほとんど意味がない。自分たちと自分たち以外の間に明確な線引きをし、「自分たち以外」の者は、彼らの金儲けの道具として、性的遊具として使われる奴隷に過ぎない。

一昔前までは、陰謀論として隅に追いやられてことが、もう隠されることのないのが世界の現在地になった。
それは確かに、It fucking hurts. だ。


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