【Caitlin’s】帝国マシーンを壊すための小さな日々の行動を実践しよう

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[原文情報]
タイトル:
Practice Small, Daily Acts Of Sabotage Against The Imperial Machine
著者:Caitlin Johnstone
配信日:JUN 30, 2025
著作権:
こちらをご覧ください。
原文の朗読:
こちらで 聴けます。


帝国に対する世間の認識を損なうために、毎日何か行動を起こそう。

ガザのような場所で行われている帝国の虐待に注意を向けさせよう。

やつらのバカバカしさと偽善を、みんなで笑いものにしよう。

西側メディアとして知られる帝国のプロパガンダ機関が行っている欺瞞と操作を明るみに出すことで、不信感を広めよう。

政府がいかに金持ちと権力者のために庶民を裏切っているか、人々に気づかせよう。

西側の人々が自分たちの社会や世界について教え込まれてきたことはすべて嘘だったのだ、という認識が社会全体で芽生えるのを促そう。

物事は本当に、そして確実に、今のままである必要はないのだということの理解を人々に促そう。

あなたが使えるあらゆる手段を使って、次の誰かのまぶたを開かせ、帝国の醜い現実を見せてあげよう。

帝国マシーンに対する日々の小さな破壊行為を習慣にしよう。常にあなたにできることがある。

あなた一人ではこのマシーンを打ち倒すことはできないかもしれないが、それでも毎日何かを行い、私たちの社会の集団意識を少しずつ解体の方向へ傾けることはできる。

Everyone keep pushing. It’s working. https://t.co/4Enf7GejNl— Caitlin Johnstone (@caitoz) June 29, 2025

X投稿訳:
Caitlin Johnstone @caitoz
みんな、今のまま押し続けて。効果が出てる。

Tehran Tadhg @TadhgHickey
実のところ、これは美しくて、感情が浄化されるような出来事だ。
おそらく人類史上で最も有害で破壊的なイデオロギーが、物語(ナラティブ)を完全にコントロールできなくなっていく様子を見ていることが。

「死ね、死ね、イスラエル国防軍(IDF)」という言葉が、まるでヘイトクライムの一種であるかのようなふりをしろと言われていることに、私はいまだに納得がいかない。 その一方で、IDFの兵士たちは、食料支援の現場で飢えた民間人を虐殺するよう命じられていると、イスラエルの報道機関に語っているのだ

「死ね、IDF」は間違っている、と主張する人々を何人も見かけた。なぜなら、兵士たちは自国政府の犯罪の責任を負うべきではない、という理屈だからだ。 こうした言い回しが西側で受け入れられているのは、西側の兵士たちもまた悪事を働いており、社会全体がその言い訳を必要としているからだ。

ちなみに、「死ね、死ね、IDF」って、やけに耳に残る中毒性のあるフレーズだ。 一日中、私の頭の中でぐるぐる回ってる。

民間人の人口を意図的に飢えさせ、そのうえで食料を得ようとする飢えた人々を虐殺するための罠として支援拠点を設置するなどという行為は、あまりにも邪悪すぎて、まともに理解することさえ難しい。

もし映画の中で悪の大ボスがこんなことをしていたら、私たちは「バカバカしい」と思うだろう。あまりにも現実離れしていて、信じがたいからだ。

まるで、レストランで男が小さな子どもを殴り殺しているのを、みんなが立ち尽くして見ているようなものだ。

「私たち、何かすべきじゃない?」と誰かが言う。

「子どもがあの男に食べ物を投げつけたのを見ただろ」と別の誰かが返す。「男には自衛する権利があるんだ。」

「でも彼はその子を殺そうとしてる!」

「喧嘩ってのはそういうもんだ。悪いことも起きる。」

「そうだな、勝てない喧嘩を始めるなんて、あの子が悪いんだよ。」

「君、今すごくヘイトっぽいこと言ってるよ。」

たしかに、子どもが食べ物を投げつけて、その男を怒らせたというのは本当かもしれない。

その子どもは、そんなことしたら男が殺意に満ちた激怒状態になると分かっていて、あえてやったのかもしれない。 なぜなら、その男はその子の人生すべてを通じて、ひどい虐待を続けてきたのだから。

もしかすると、公衆の面前で物理的な衝突を起こすことが、その子にとっては男の邪悪さを暴き、みんながようやく現状を理解して、虐待を止めてくれることを願う最後の絶望的な試みだったのかもしれない。

でも、誰も止めようとはしない。なぜならその男は、何年もかけて町中の人々を魅了し、味方につけてきたからだ――あるいは、それが面倒なときは脅したり、威嚇したりしてきたのだ。

だから今、みんなは大人の男が子どもを殴り殺しているのを見ながら、それを「喧嘩」として眺めているふりをしている。 だが、内心では皆わかっている――自分たちが今見ているのは、冷酷な男による冷血な殺人なのだと。 本来なら、その男はずっと前に止められ、牢に入れられているべき存在だったのだ。

国際原子力機関(IAEA)のトップは、イランが数か月以内にウラン濃縮を再開できる可能性が高いと述べている。 これは、イラン自身もそうするつもりだと表明しており、そしてトランプは、それが行われれば再びアメリカによる爆撃を行うと発言している

トランプ支持者たちは、イランへの爆撃は全面戦争を避けるための見事な戦略的手段だったと主張しようとした。 だが実際には、その爆撃は全面戦争の可能性をはるかに高めただけのように見える。

今や大統領は、イランがウラン濃縮を再開すれば再び爆撃すると言っている。 そのウラン濃縮は、イランが核兵器の開発に本気で踏み出す理由を与えられた後、かなり近いうちに再開できるようになりそうだ。

オバマ政権下でまとめられたイラン核合意(JCPOA)に反対していたイラン強硬派たちは、 その最も頻繁な主張の一つとして、「将来的にイランが核武装するという問題を先送りにしている」と言っていた。

しかし現実には、JCPOAは不要な緊張の激化を回避できた国際外交の驚くべき成果だった。 そして今、問題を先送りにして全面戦争への道を進めているのは、イランではなく、トランプとその強硬派たちなのだ(もちろん、イランが先に核を持たなければの話だが)。

トランプを軽蔑すべき理由はいくらでもあるが、 彼が2期にわたってアメリカをイランとの戦争に向かわせる路線に乗せ続けてきたことは、その中でも最上位に位置するだろう。

JCPOAはうまく機能していた。しかしトランプは2018年にそれを破棄し、 私たちを、ますます速く、ますます暗くなる道へと突き進ませたのだ。

彼は、自らのイランに対する「最大限の圧力キャンペーン」を実行するためにこの路線を選んだ。 彼はソレイマニの暗殺を選んだ。 彼はイランへの爆撃を選んだ。 これから起きるすべてのことは、トランプの責任だ。

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