国連カレーの作り方

作りますよ、カレー。

基本方針は、

好きなものだけ入れる

です。

出来上がりイメージは、

野菜いっぱいサラサラ、

です。

でも、野菜カレーってわけではありません。最後にどんでん返しも用意してます。

第1ステップ(所用時間:15分〜30分)

まず材料は、こんな感じです。

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野菜を上の写真のように小さく切り刻みます。それぞれの分量は適当です。4リッターくらいの深鍋でちょうどいいくらいの材料は、

生姜1個(5センチ四方くらい)、
ニンニク2個、
セロリ2株(大きいやつなら1株でも)、
玉ねぎ4個、
にんじん1袋、
カリフラワー1袋、
マッシュルーム1箱、
薄切り牛肉1キロ、
トマト角切り1缶(味付いてないやつ)。

第2ステップ(所用時間:10秒)

深鍋をあっためて、サラダ油でもオリーブ油でもバターでもいいから入れます。その辺にこだわりのある人は、退出可です。そこに、切り刻んだ下の野菜5種をドバッと入れます。この5種類の野菜は全体の味付け担当です。

生姜
ニンニク
セロリ
玉ねぎ
人参

これで鍋底から標高10センチくらいになります。こんな感じです(↓)。野菜の上にほんの少しの塩とコショーを振りかけます。塩はブイヨンに入ってるので、少なめでいいのです。足りなければ後で足してください。

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もう気づかれたかもしれませんが、カレーの野菜キング、ジャガイモは入ってません。理由は、

ただ食べたく無いから。

出来上がりイメージはあくまで野菜いっぱいサラサラなので、ジャガイモはサラサラの大敵なんです。でも、食べたい人は入れてください。

第3ステップ(所用時間:2秒)

この野菜群の上にクノールとかマギーとかのブイヨンを二つくらい乗せます。四角いキャラメルみたいなやつな。チキン、ビーフ、ベジタブルとか種類がありますが、どうでもいいです。そんなことにこだわってたら美味しいカレーは作れません。今回、僕が使ったのはこれです(↓)。なぜチキン・ブイヨンなのかは分かりません。それが買い物かごに入っていたんです。

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第4ステップ(所用時間:5秒)

ガチで野菜カレーを食べたい人はこのステップは飛ばして下さい。僕はタンパク質補給のため、すき焼きに使うようなビーフの薄切りを入れました。ゴロンとした肉塊を使わなかった理由はもう分かりますね。そう、到達イメージは野菜いっぱいサラサラなのです。ここで、肉に大きな顔されたら困るんです。今、ここ(↓)。写真ブレとるやん。

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第5ステップ(所用時間:15分)

鍋に野菜をブッコミ始めてからここまで17秒以内に通過するのは必須です。もたもたしないで下さい。次にすることは、

フタを閉める、

です。

中火で鍋が怒りに震え出すのを待ちます。この15分間に何が起こるか?

野菜が蒸し焼き状になり、ブイヨンが溶けて、

肉に野菜の味が染み込みます。

ここでいきなり水を入れてもカレーはできますが、とんだ腰抜け野郎のカレーになってしまいます。だから、

このプロセス重要!

ここ、黄色いハイライト推奨します。

ここでフタを閉めたら、もう一つ重要なことがあります。

15分間にキッチンの後片付けをするのです!

🟢散らかった生ゴミをゴミ箱に捨てる、

🔵包丁やまな板を洗って所定の位置に戻す、

🟡必要でなくなった材料を冷蔵庫に戻す等々、

15分あれば完了します。

料理は片付けながらする

これ、基本です。鼻くそをほじくるのはその後にして下さい。

第6ステップ(所用時間:10分)

フタを開けてみると、

誰や勝手に水入れたん!

と思わず叫んでしまうくらい野菜から水が出ています。野菜スープ状になっていたら成功です。軽くかき回して、鍋の底に引っ付いてないか確認。今、こんな感じになってるはずです(↓)。ちょっと味見してみて下さい。もう美味しいから。ただし、調整はもっと後でできるので、あわててここで塩ドバッと入れたりしないように。

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ここですることは三つあります。

1.トマトの缶詰、ドッバーと入れる。

2.水、ドッバーと入れる。

3.カレールー、ドッバーと入れる。

です。

トマトの缶詰は角切りになったトマトがギッチリ入ったやつです。ケチャップみたいにねちょっとしたやつじゃないですよ。味付けもない、ただのトマトです。

だったら、普通にトマト入れろって話ですけど、缶詰一つに匹敵するトマトを買おうと思うと大量のトマトが必要になります。重い買い物が苦にならない人はそれでもいいと思います。

カレールーは、なんでもいいです。今回使ったのは箱をもう捨ててしまったので、何だったか忘れてしまいました。それくらいどうでもいいです。

辛いのが好きなので辛いのがあれば辛いのを買いますが、なければどれでもいいです。辛さはクラッシュド・ペッパーとか鷹の爪でいくらでも調整できます。

カレールーなんて邪道、スパイスを20種類くらい買って一から作っていくのが王道という話はよく見ます。

ここで、一つはっきりさせておきたいと思います。そういうのは、

時間の無駄。

何をこねくり回しても大した味にはなりません。潔く先人の知恵の詰まったカレールーを使いましょう。

老婆心ながら、一応書いておくと、カレールーは大きいしゃもじに入れて、溶かしながら入れましょう。ドボンと入れてしまうと塊がそのまま残ることもあります。味噌汁を作る時に味噌を溶かしながら入れるのと同じ要領です。

今、こんな感じのはず(↓)。ドブの水っぽいな😂。

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第7ステップ(所用時間:10分)

最初に入れた野菜がだいぶ溶けて、ルーもなじんでカレーらしくなってきたところで、具として食べる野菜を入れます。ここも自分の好きな野菜だけを入れる第二興奮期です。僕が入れたのは、この二つです。

🔵マッシュルーム
🟡カリフラワー

あとは、塩、コショー、チリなんかで自分の好きな味に調整して、出来上がりです。今、こんな感じのはず(↓)。

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サラサラカレーの出来上がり。

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* どんでん返し編 *

第8ステップ(所用時間:6時間10分)

いやーめちゃくちゃ美味しかった。続けて二杯食べました。残りは翌日に置いておきました。

野菜メインカレーは十分に堪能したので、翌日は思い切って肉肉しいカレーにすることにしました。

ビーフのショートリブ(骨付きカルビかな?)を買ってきました。

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これにコショーを振りかけて、昨日のカレーにドッバーと入れるだけです。

この肉を入れて、6時間くらいゴトゴトと煮続けると、昨日の野菜陣はことごとく溶けてしまって、様相はすっかり変わりました。こんなことになります(↓)。上の写真と全然違うでしょ。一回作って二回楽しめるとってもお得なカレーです。

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残りは2回分に分けてジップロックに入れて冷凍にしました。しかし、もう食べたくなってきたな。

料理一回のプロセスでこんなに違うカレーを味わう。

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Tips

チップしてもらえたら、嬉しいです

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Comments

List of comments (1)

  • とんだ腰抜け野郎にならないよう蒸し焼き工程厳守!で作ってみます。

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