このLIVEは、2023年11月5日に実施されました。下は参加者のレビューです。LIVE 開催のオリジナルの告知文は一番下にあります。
アンケートに回答して頂いた参加者の皆様、様々なご提案ありがとうございます。全て実現したいです。今、憲法リテラシー Season 3 を全速で必死のパッチで準備しています。もちろん障碍も多いです。技術も要るし、アイデアも要るし、センスも要るし、作業力も要るし、事務力も要るし、それら全てに資金も要る。一人で全部やっていたら、いつまでかかるか分からないし、そもそもクオリティが低い。
改憲勢力はターゲット別に戦略を立て、莫大な資金を注ぎ込み、プロフェッショナルを雇い、着々と外堀を埋めてきている。国民一人一人は、仕分けされたターゲットのどれか一つに入っているので、全体がこれほど巧妙にセグメント化されて彼らの仕掛けにはめ込まれていることは見えない。10代、20代の若者の日常に根付いているTikTokにプレゼンスを築く改憲勢力に、テレビと新聞が日常である世代の人が気づくだろうか?(自民党改憲案の危うさに警鐘を鳴らす若いTikToker もいるが、それさえ後者には見えない。)
現代の権力はそんな形で現れる。物理的暴力を使った古典的な圧政だけが、権力の現れ方ではない。今、権力は巨大な津波のように人々が遊ぶビーチに静かに迫っている。そこで幸せに遊ぶ人々に叫んでも、やがて確実に津波はビーチに到達し、そこにいる全ての人を飲み込む。しかし、権力という津波は自然現象ではない。人間が止めることが出来る。
我々の先人は、世界中のいたるところで、何万年にも渡って、権力に何度も抵抗し、何度も壊され、何度も立ち上がり、そして、とうとう憲法という権力を制御する装置を今の世に残してくれた。我々にはそれを次世代に伝えていく義務がある。
開催どうもありがとうございました。こんなに危険な憲法改正が行われようとしてるのか勉強になりました。
marsha
セミナー参加しました。第一次安倍政権のころから憲法を変えようと時間をかけてきたところに安倍と自民党が如何に国民が自由や平等、主権を持つことが相当嫌だとということを実感。昨今の世界情勢や国内の状況をみるとこのままでは日本の民主主義が失われてしまう。
ねこまんま
改めて憲法の、そして自民憲法改正案の、良き学びの機会となりました。開催いただき感謝です。今後の参加、真剣に検討させて頂きます。
Tokurin/TKO
多くの人に見てもらいたいと思いました。録画をシェアできるとありがたいです。もう時間がない💦
憲法リテラシーから今回まで、様々なコンテンツを組み合わせたわかりやすい資料と説明をありがとうございました。スライドの一部など、SNS等でシェアすることはOKでしょうか? せっかくの図説など、多くの人に見てもらいたいと思いました。
知っていると思っていたこともありましたが、より理解が深まり、さらに学習を深めなければ!しかも急いで、という気持ちになりました。なんとか費用や時間をクリアして次回も参加したいです。知り合いにもすすめたいと思います。(投げ銭、今失業中なので少額すみません…次回は必ず!)
岡野まゆみ
今回も素晴らしいレクチャーをありがとうございました。日本の情勢、そしてガザやウクライナなどの世界の情勢を見ても、今、NOと言うべきことにはNOと言い、アクションを起こしておかなければもう後はない、世の中は行きつくところまで行ってしまうと思っています。ここで学んだことを今後の自分の生き方に活かしてゆければと思います。T.I.
Tomo I.
憲法は事後でも学べるけれども、憲法の機能を壊されると、戻すのは大変だと、近年は常々そこを恐れる日々です。
Nakagawa Kazutoshi
以前、安保法を調べた際に「憲法は権力を縛るもの」であることや、「安保関連法がどう違憲なのか、どんな危険性があるのか」を知りましたが、日々の生活に追われ、その危険性や、政府の進めている方向について、すっかり関心の外になってしまっていました。
今改めて、目の前に差し迫っている危機として、理解することができました。せめて、周りにいる1人だけにでも、ここで学んだことを共有できればと思います。
大切なことを教えてくださりありがとうございました。
tao
2000年以後の生活保護政策の変容の研究で博士学位を取得したばかりです。改憲の動きがトップダウン的であるとすれば、生活保護「適正化」や生活保護法改正(2013、2018、もしかすると今年度)は、ボトムアップを上手く活用したといいますか、ワイマール憲法下でのナチスドイツ成立と似ているといいますか、です。
もちろん自民党の改憲への動きとも強くリンクしており、方法手法は共通点が多いです。博論は出版しておりますが、「3分で説明して」といったご要望がありましたらいつでもどうぞ。3分は無理ですが、15分あればなんとか。miwachan@protonmail.com 博論はこちらです。 https://www.nippyo.co.jp/shop/book/9139.html
みわよしこ
議席の配分について、現在の方式でいくと党員数(ていうのかな?)の多い政党ほど有利で、何かしらの法案を通すために国会が開かれたとしても、議席数の多いところが圧倒的有利ですよね。これは例えば一つの党が議席の半数以下でなければならないなどの縛りはないのでしょうか。
大沼聖子
日常では集中して学んだり考えたりすることがあまりなく、今回よくまとめられた内容で教えていただいて、とてもよかった。少しは知識がありましたが、現状の危うさにあらためて恐怖感がこみあげてきました。
自民党憲法改正案の目指すような国は、わたしの愛する日本ではありません。それにしても、マスコミの報道が少なすぎます。御用報道になりさがって、ジャーナリストの矜持は捨てたようなふるまいです。
草の根で自分にできることを考えたいと思いました。投げ銭が少しで申し訳ありません。
ひろ
とても幅広く深い内容の講義、ありがとうございました。
人類史が辿って来た自由と統治の葛藤と、日本人の意識の低さとの乖離に、改めて驚かされ、事態は極めて深刻と感じました。
時間はあまり残されていませんが、現実に向き合う大人の頭数の多さが最後にものを言うことを痛感します。
どうぞ今後も講義を続けて下さいますよう。一人でも多くの日本人の目が覚めることを願っています。
wagahaineko123
日本が国として今とても危機にあることがよく理解できました。
国のあり方を規定する憲法は注意深く扱わなければならないし、細かな一言一句の変更にも気づきづらい意図が隠されている。
私たちの今ある権利は自然発生したものでも当たり前のものでもなく、私たち自身が常に守る努力をしていかないといけないものなのだ、と強く思いました。
本日は分かりやすくまとめてくださり、ありがとうございました。
よしログさんのご尽力に感謝します。
Yumi
とても良い内容でした。特に,若い人たちに見てもらいたい。動画配信があるといいのですが,ご検討頂けないでしょうか。
NYPD
日本の人はこういうことに関して、とにかく何も考えたくない、何もしたくない人たちが多いので(自分を含めて!)そういう人たちに少しでも今日のような内容を知ってもらえるには、どうしたらいいかな、と思いながら聞いていました。でも、「このままだと徴兵されるよ」と言っても、「もし、そういうふうに決まったんだったら仕方がない」と言って簡単に戦争に行ってしまう、行かせてしまいそうな人たちが多そうで怖い…。
小学校、中学校、そして、教員免許取得のために大学でも憲法のクラスをとったのだが、実際には何も頭に入っていなかった。
勉強をしたことがある方でも私と似た状況の方々が多いのではないだろうか。 よしさんがされているように、いかに多くの方々に憲法の意味を思い出させるか、もしくは理解してもらうか、国民が議論の出発点に立つまでの道のりが遠い。
企業や経済団体は、憲法改正から武器の輸出でたてなおしをはかろうと考えているかもしれない。 しかし、現実は既にアメリカに武器を売りつけられている側である。売りつけられる側ということは戦争をする側である。
ごくごく限られた人間のために、人権と自由を売り渡し金に変えようとしている。目先の小金やチンケなプライドに基づいたショナリズムで、全てを失うのもはや喜劇ともいうべき哀れむべき悲劇的現実に向かいつつある。
阪野塁
自民党の改正草案については本や色々なところで読んだら聞いたりする機会はありました。知って私はどう行動するのか、できるのか、そこが私の一番の問題です。このままではいけないことはわかっています。恐ろしい内容だと思っています。一歩踏み出した時に梯子を外されるような不安、恐怖がついて回ります。
でもいつか、知っていたのに何もしなかった後悔もしたくなく、日々揺れています。
今の日本で選挙は意味が無くなってきているように思います。
少し勇気を出して政治の話、憲法改正の話を話題にしようとした時の周りの引く空気にびびらない自信をつけるために、まだ勉強が足りません。
次回もよろしくお願い致します。
竹下恭子
初めての参加だったので、スマホの操作が分からなかったこともあり、内容についていけませんでした。もっと勉強しなくてはと思いました。
カードを持っていないので投げ銭をしたくてもできず、本当にすみません。ありがとうございました。
蔵本真澄
それでも結局、人間は学ばず、また歴史は繰り返すんだろうなぁと諦念しつつ、この内容が賛否は別として多くの人に伝わればなぁと思いながら観ました。
最近感じるのですが、そもそも日本語が理解できていない(当然外国語も。)人が多い様な気がします。読める人だけ文献を読んで、歴史を調べ、各国のニュースを見比べて、、、でも読めない人には何を言っても伝わらない、謎の解釈・誤読をしていく。
国「を」縛る と 国「が」縛る の違いとその帰結も理解想像できていない様な。
あと、途中でトイレが我慢できず、少し見逃してしまいました。とても勉強になる内容でしたので、見逃したくなかったです。次回小休憩をお願いします。 (事前にある程度の時間割がわかると有難いです。コーヒー飲みながら観ていた私のミスではありますが。。。)
hiroki
自分の人権は自分の掌の中にあって、それを握りしめて生きていく権利を守ってくれるはずの憲法なのに、まさか憲法から人権を取り上げられる日が近いかもしれないなんて知って吐き気がします。
歴史の教科書で習った過去のおぞましい出来事が未来に起こるなんて想像もしたことなかったけれど、この20年足らずの「知らない」間に着々と且つ急ピッチで敷かれたレールの上のトロッコに乗せられて、どこか暗いところに連れて行かれているような気分がしてゾッとしています。
もう「知ってしまった」から、声を出さないといけないと強く思いました。
K
あらためて憲法の概念とその重要性を学び、自民党改憲案の危険性を知る機会いただいたことに深く感謝します。
安倍晋三が祖父の意を継いで着々と進めた改憲案をその後の政権が詰めに入っている現実を多くの人が知る必要があります。公立学校を減らして教育の水準を下げ、人権の意義を考えることも政権与党の主張に疑問を持つこともなく唯々諾々と戦地に向かう人を増やす政策が進められていることに慄然とします。
自衛権という言葉でごまかし武力をもって他国へ攻め込む行為は許されることではありません。他者の人権と他国の権利を踏みにじるものは自身の人権と自国の権利も奪われることを知らなければなりません。憲法と人権を知る人を一人でも増やすため憲法リテラシーを継続してくださるよう願っています。
杉下 麗
よしさん、わかりやすいご説明をありがとうございます。
一連の講座の受講を通して、既存の知識に合わせて以前からモヤモヤしていた部分が整理できました。知れば知るほど現在の憲法がいかに洗練されており、権力の濫用や暴走から国民を守ろうとするものであるかを痛感します。だからこそ権力側がこれを変更し無効化しようと考えているのだともわかります。既に閣議決定で無効化がなされつつある現状では、このことを認識している国民がどれくらいいるのかと考えると暗澹たる気持ちになります。
有効な打開策もなさそうな状況下、このような啓蒙機会を増やすしかないのでしょうか。。。
集団的自衛権という言葉に「自衛?まぁ防衛は必要だよね」と惑わされていました。「軍事同盟」なんですね。戦力で助け合うなんてどうなるか、末路は焼け野原です。個人の尊厳を奪う、戦争できる憲法改正は必要ありません。
桜井 ゆかり
教育者が国民投票運動をできないのは知らなかったです。余程、自民党改憲案を解説してほしくないのだろう。
安倍政権で着々と進められてきた憲法改正が、彼の殺害後、岸田政権でも推進されているのは、悪事を企む本丸は政権とは別に居て、しっかり健在という事だ。緊急事態を宣言した日本は、一体何をするだろうかと考える時、パレスチナとイスラエルが頭をよぎります。結局、最後に空爆の雨を浴びて全滅するのは私たちなのではないか。やはりおかしい事にはおかしいと、声を挙げて行くことが大切と思います。
これまで憲法リテラシーで学んできて、今日の範囲が自分に身についてきている事が分かって、とても嬉しかったです。国連憲章に興味が湧いたので、いつか調べてみようと思う。いつもありがとうございます。
用事しながらだったので細かいところまで拾えなかったのですが聞いて良かったです。
改憲案をさらっとは読んでいたのですが、言葉が微妙に変えられていることの意味が分かってよかった。
また緊急事態条項は外国でもあるのではないか?ないと国になんか起こったときにどうするのか?と思っていたので、海外の国が制限をしっかり設けていることなどしっかり説明があってよかったです。背景まで説明があるのは素人にはありがたいです。
若い人が見てもらいやすい形でもっと広がったらいいのにな、と思いました。もちろん自分も広げていきたいです。
以前のLive視聴済みなので、思い出しつつの視聴でした。
公共の福祉の話(人権を制限できるのは、人権のみ)と、公益及び公の秩序の、まったく異なる点については、大変わかりやすかったです。
緊急事態条項についても、チェック体制が規定されず、雑な、穴だらけの自民党案の恐ろしさもわかりました。このやばさは、早くに広めないとならないですね…。
とてもわかりやすい資料有難うございます。
のぶ
絶対平和主義を、今まであまり認識できていなかったけれど、やられっぱなしの絶対平和主義が一番強いという今日の話を聞きながら幼少期の体験を思い出しました。
私が小学校2年生の時だと記憶していますが(40年近く昔です)、ある時期に学校でスカートめくりが流行って男子生徒が追いかけ女子生徒が逃げまわっていました。私は嫌になって、じゃあやるならやればと、抵抗せずつっ立って相手の顔をじっと見つめたら、数回やられっぱなしの後、彼らは逃げていきました。翌日から私はターゲットにならなくなり、数日後に先生の指摘で流行りが落ち着きました。(大人になったときは、電車の痴漢にはヒールで足をガツンと思いっきり踏みつけるくらいの勇気を持てるようになりました。経験としてはにらみつけるより有効です。)
政治とは違う側面もあると思いますが、”お祭り騒ぎ”に加わらない手段があるのではないかと思いました。
ns
報道関係者は今日の内容をぜひ押さえておいてほしいものだと思いました。 なにか手はないものかしら🤔
何事も軍事主義での解決は難しいと思うので 月曜日に反戦のスタンディングに参加予定で…核垂れ流し反対は火曜日にしていますが…その他に憲法改悪反対もしなくちゃいけないのかなぁ…暑いときや寒いときもあるので増やしたくないなぁと思いました…意気地なし💦
年寄りだし後は死ぬだけなんだからゴチャゴチャ言わずにやることやらなきゃね…トホホ。
投げ銭をした後この画面に戻れるのかと思ったら違って どうしたもんだろうと思っていたらメールをいただけました…良かった😊
千早直子
大変勉強になりました。どうもありがとうございました。
自民党の憲法改正案の問題点について理解が深まりました。ありがとうございました。やはり自民党の憲法改正案には、基本的人権が「邪魔」で制限したい、そして戦争のしやすい国を作りたいという意図があり、それは自民党改憲案で現行憲法第97条が削除されている所にもよく表れていると、素人ながらに思います。
憲法についてより深く学びつつ、憲法が改正されれば国家が容易に国民の基本的人権を制限できるようになるということを、一人でも多くの人に伝えていきたいです。
内田雄介
憲法リテラシー含めありがとうございました。
憲法改正を阻止するためのまっとうなPROTESTの手段は、選挙であるのだろうが、それでまにあうのか最近非常に疑問に思っている。 (教えていただいたパラドックス:人権を守るために違法な実力行使をとらざるを得ない時がくるのでは?それはもう今なのか?共謀罪法もあるし実力行使だいぶハードル高い。)
SNS拡散を考えてみても、本当に知ってほしいのは、X/Twitter界隈より、ややゆるふわなSNSを利用している層、そしてテレビなどマスなメディアが主要な情報源である層なのではないかと思っています。どのようにアプローチすればよいのか、草の根で周囲に話して、選挙・投票してもらうしか手はないのか、と思ってしまいます。
そして状況はリテラシーを高めるどころの話ではない、ですね。多分。恐怖をあおってはいけませんが、インパクトのある言葉で自分の問題だと認識してもらう。。。難しいです。
今日のウェビナーも時間があったら、どう?と周囲にいってみたのですが「憲法」という言葉を出しただけで、大方は引いていくのがわかりました。
本日は国民投票法、安保法案、解釈改憲の流れのトピックでしたが、小選挙区制導入(改憲勢力の拡大)、消費税導入(国民が生活第一目線となり考える余裕をなくす)、最近では内閣人事局の設置(官僚支配)などもすべて布石ではないかとうがってしまう。周到さはもう立派というよりほかない。
この緻密な囲い込みの計画力と実行力を、本来の政治や行政の推進にまわしてくれたらどれだけ今が違っていたか。改憲だけでなく、パンデミック条約やIHR、RCEP、種苗法、水道民営化、と何かが幾重にもはりめぐらされていて、考えることが多すぎてしんどい。
*カッコ内は個人の感想です。 今朝、偶然「香港デモ500日」、「香港の600時間」というNHKの番組を見ました。 当時は他人事のようにみていられたな、とか、今は内容がリアルすぎてつらいなと思った。(しかも彼らのようになにか行動を起こせたとして、我々の場合、海洋投棄している水の話や、GAZAの停戦決議の棄権やその他いろいろあり、#STAND WITH JAPANなんてやってくれる国や人なんかいなさそうである。)
また関係ないかもしれないですが、 考えないといえば、先日昔のテレビ番組をみていて、無意識にテロップを探している自分を発見して愕然としました。耳できいて認知することを退化させているようで、いかに脳みそを使わないようにしむけられているかのような気がした。テロップが跋扈するようになったのは、1990年代(平成)以降かと思っています。動画なども長いものをじっくりみるより、軽くて短い傾向ありますし。
講義内容に言及できていないのと、あまり吐露する場所がなくとりとめなく書いてしまってすみません。恥ずかしいので、ここはみんなに知っておいてもらった方が、と思われる個所がもしあればそこだけ公表いただけますと幸いです。
私の大学の憲法の授業と全く同じ内容で、ある意味憲法保守主義とでもいうか本流でした。
私としては次回以降期待するのが解釈で行う最も難しく最も理解をしなければらないのが違憲審査権だと考えます。これはアメリカの違憲審査が日本に輸入されたものですが、81条という確認規定はよく知られています。しかし、アメリカにはこの規定がなく、日本とアメリカに共通するのは76条です。よって違憲審査権の根拠は76条に始まると言ってもいいでしょう。
この、違憲審査権がなぜ国民の代表である国会でもなければ、国会から選ばれた人で構成される内閣でもなく裁判所に認められているのかを理解できないと憲法の真髄は理解できないどころか憲法がつまらなくなるでしょう。解釈によって行うというのが極度に単純化された回答です。この解釈と何かを憲法リテラシーでやっていただきたいと思います。
もう少し言えば民主的正当性原理で説明できる範囲を超えて愚かなことを国会がやっている時に最高裁判所が出てくるということですから、本日の内容ともつながるものです。
ご検討のほどよろしくお願いします。 もし、既に講座でやっていたらすみません。あまり参加しないものですから存じ上げず失礼をいたしました。
石油王
smligure
自民党が緊急事態条項を言い出していると知り、Twitterを始めた訳ですが、従順な国民 は権力者にとっては楽勝だろう。
いつも以上に熱を帯びたお話で、日本国憲法をめぐる状況が本当に危ないことがひしひしと感じられました。徹底的に民主主義を破壊して、国民を縛り、不幸にし、一部の人達の恣意で好きなようにできる国を作るための自民党改憲案を、国会と国民投票で可決できてしまいそうな危機的な状況を、多くの参加者の方々と共有できたと思います。ありがとうございました。
改憲そのものはタブーではないと考えます。現行の日本国憲法をさらに国民の福祉の向上と権利の保障に寄与する形で改めることは将来あっていい。
しかし、自民党改憲案はそれらに全く逆行するもので、先の大戦における多くの犠牲の上に手にした民主主義の理念や理想を自ら積極的に放棄し、国民を国家という概念の構成要素でしかなくするものです。そこに個人の人生や幸福という課題が発生することはない。
あえて言えば「上級国民」だけが、個人の(あるいは多くの「上級国民」以外の人々の犠牲の上に成り立った)幸福を追求することを許される、そんな構造になる。
人の生命や人生に貴賤はないということを、人類はその歴史開闢以来、長い時間をかけて理解してきたはずですが、日本だけが人類の歴史に逆行する国になってしまう。
それでいいのか日本人。そこが変だよ日本人。自分が幸せに生きたいと思ったら、自民党の改憲案に賛成してはいけない。案そのものを事前にお蔵入りにするか(自民党を選挙で落としまくれば良い)、最後の手段として、憲法改正案が国民投票に掛けられたら、これを否決しなければならない。 日本の現状のいろんな数字や指標は良くなくても、大勢の一般国民は最後に踏みとどまれる賢明さを持っていると信じます。一人一人の一票ずつが、この先の日本に希望が持てるかどうかを決める。とても大事なことです。
いよいよ自民党宿願の憲法改正に歩を進めることになって、約70年という年月を考えるに、さまざまなことを思う。
55年体制は、その時点で野党が与党に拮抗する勢力にはなれないことを野党側が自覚して戦略転換を強いられた瞬間でもあったが、それを思えば、改憲成就への、日本という国家国民の下地というのは既にあったと見ることもできる。だが、そうだったとして、改憲を目論む連中も反対勢力への配慮と理解を得ようとする相当に丁寧な態度と改憲内容がそこにあったと思う。今を思えば、だ。
2/3の勢力を国会で保持し、国民投票の厳しいハードルさえ勝手に低くすることが叶った現状、というかここ15年で一気にその丁寧さは失われたように思う。70年前からこうなることをデザインしていたとは到底思えない。当時の改憲勢力側の人から見たらこんなの受容し難いものだと怒る者さえいるのではなかろうか。それがなぜかを考えるにも、憲法の取り扱いという視点から見えてくるのだと感じさせる講義内容だった。
我々は今、70年にも及ぶ改憲を推し進めてきた人たち、反対してきた人たちの全ての思いの結果を下す重要な立場にある。つまり、私一人の賛成反対ではないことを強く意識するのだ。
10回コースを受講していましたが、いくつかの回が未視聴だったり、2時間丸々は観られなかった回もあり、この短縮版を受講。
分かりやすかったです。興味を持ちながらもこれまで受けられずにいた同居の家族が一緒に視聴していましたが、「2時間でこれだけの量をよくまとめてくれた」と。
じっくり学んでから短縮版で再確認するのと、先に要点を頭に入れてから更に理解を深めるのと、どっちの学び方も有りだと思いました。
憲法リテラシーをもっと多くの人、特に若い人に受けて欲しい。中高生に関しては、まずその親が受講、次に今後展開されるであろうチュートリアルに繋げていくのも一つの手と思いますが、その一歩としてこの短縮版は有効なんじゃないでしょうか。月2回を4-5ヶ月というはなかなか難しい。私の場合、見逃した回の録画を視聴する前に次の講義になってしまう事もありました。長期コースだとハードルが高い人も多いと思いますので、短縮版の公開を考えてみられては如何でしょうか。次につながると思います。
あと小さい事ですが、休憩を挟んで頂けると助かります。たった5-10分なんですが私には必要なんです。 今回もありがとうございました。
I.S.
今回9歳の子供と一緒に視聴していました。子供には「日本が将来戦争を可能にするかどうかを決める法律に関するお話だから、一緒に聞こう」と誘いました。本人は興味を持って聞き始めましたが、途中で脱落しました。
改憲問題で一番影響を受けるのは今の子供だと私は思っています。山本さんの論点は的確で、内容も私は興味深いですが、それを理解させるべきは子供や若者なので、内容をもう少し平易に、小中高生でも理解できる内容で構成される機会も作られてはいかがでしょうか?
kyosyu
今回も素晴らしいレクチャーを、ありがとうございました。憲法リテラシー受講のおかげて、内容がとても良く理解できましたが、同時に今の憲法を改正が、いかに国民にとって悲惨な事態になるかを、再度認識できました。 もう時間がないのですね、周りの人に理解してもらう以外、何が出来るか、考え行動したいと思います。
りりあ
いよいよ日本の権力者たちは、憲法改正の発議に向けて起動したようです。
2023年10月25日 第212回国会 代表質問 玉木雄一郎 国民民主党代表
自民党の改正案が承認されると、もうこの国は無くなります。我々が知っている日本とは似ても似つかぬ国が出来上がる。 自民党の改正案を平たい言葉に直せば、
個人は無くなり、イエ制度が復活し、人々はイエの面子のために、国家の名誉のために生きることになる。
女性は家に閉じ込められ、イエの面子と国家の名誉のために生殖と育児の大義を果たすためだけに生存が許されます。
国民の代表であるはずの国会は無視され、
内閣総理大臣の一声で法律は作られ、
国民の収めた税金は勝手に使われ、
地方の首長は内閣に手足として使われ、
自衛隊は憲法の定めた国軍の地位を得て、
徴兵制は憲法に基づいて正当化され、
内閣総理大臣の好きな時に他国で戦争をすることが出来るようになる。
そんな国になる。
そんな大袈裟なと思う人が多いかもしれない。自民党は逃げも隠れもしていない。自民党憲法改正実現本部のサイトには、何も隠さず堂々と彼らの主張を公表している。
知らなかったとは言えない。
憲法リテラシーでやってきたことの一部を2時間弱に圧縮してLIVEを行います。内容は以下の通り。これを視聴して、自民党改憲案に賛成か反対かと問われる日が来た時、誰にも誘導されず、自分の頭で判断して自信を持って投票できる人が一人でも増えることを望んでいます。
Tips
憲法リテラシーのSeason 3 への参加者を近々募集します。Newsletterでお知らせします。
参加は出来なくても趣旨には賛同するという方にも下のチップ・ボタンから支援して頂けたら、とても助かります。
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