LIVE 32「ウクライナ」レビュー

案内

ミアシャイマーの日本語解説を希望する人が多かったので、それに他の論説も加えて、Live でまとめることにしました。

実施日時:2022年3月13日(日)午後9時(日本時間)

実施方法:Zoom

定員:100名(注:SNS上で好ましくない言動がある場合はお断りすることがあります。ツイッター・アカウントが鍵垢の方はご遠慮して頂いてます。)

目次

  1. ジョン・ミアシャイマーの講義(The Causes and Consequences of Ukraine Crisis, June 4, 2015)
  2. デヴィッド・ハーヴェイの論説(Remarks on Recent Events in the Ukraine: A Provisional Statement, February 25, 2022)
  3. ジョージ・ケナンの中国
  4. キッシンジャーの知恵
  5. 歴史、民族、言語、宗教、冷戦、地球・・・

この録画は現在無料で見ることが出来ます。

レビュー

ウクライナの背景をとても良く理解できましたし、台湾の現状を自分なりに理解する助けとなりました。台湾は言うなれば、すでにbuffer county を政策としてやっており、社会には『均衡の取れた不満』を糧にしている、と改めて思いました。

集団安全保障と集団的自衛権の違いについてはちょうど知りたかったところなので勉強になりました。ウクライナは緩衝国として生き残る以外にないのでしょうが、現大統領や第三国の世論を見ている限り、その道へ向かうシナリオが見えてないようで絶望的ですね。

①感想  

 とても勉強になりました。

 本当に有難うございました。

 ウクライナの所得を具体的な金額で知る事が出来 経済状況の理解が深まりました。

②質問

 ・東アジアにおいては 台湾、日本は 緩衝国家ではないかと思ったのですが 如何でしょうか?

 ・中国が調整に乗り出す場合、自国の不利にならない(台湾、日本に侵攻する事の制約とならない)様な条件でおさめないといけないので 悩ましいのではないかと思ったのですが 如何でしょうか

 ・(本件とは離れるのですが)ゴルバチョフはロシア国内では非常に不人気だと聞いた事があるのですが なぜなのでしょう?(西側が申し入れた ロシアにとって不利な条件を飲んだから でしょうか?)

感情を煽る報道に自分を見失わないよう、良質な情報と接するよう、気をつけたいと思いました。

ツイートいただいていた内容をより網羅的にレクチャーいただいた印象です。テーマによっては深掘りもあり、学びが非常に深まりました。現在のSNSの言論情勢に危機感をお持ちの理由も理解できました。今後も時にはレクチャーを検討いただけると有難く思います。ありがとうございました。

今夜の内容を多くの人が知り、冷静になってくれるのを期待したいです。簡単に断じる沸騰型の浅はかな情報の流れ、そしてそれへの呼応は日本の(そして全ての国の人の)不幸だとつくづく感じました。

わかりやすい解説で、大変勉強になりました。そして常日頃から、自分で考えることの重要性を再確認させていただきました。ありがとうございました。

より良い世界を生きるため、問題解決の方向にどうすれば向かえるのかについて、多くの学びを得ることができました。ありがとうございました。

ウクライナの歴史が思っていた以上に複雑だということがよくわかりました。そしてNATOの拡大の脅威に対するロシア側の気持ちが理解できました。今ロシアが悪者にされがちだけれど、西側諸国の対応の問題点がたくさんあるのですね。

たくさんのスライド、とてもわかりやすかったです! ありがとうございました。時間があっという間に過ぎて、もっと勉強したいと思いました。

自分が世界の近現代史をかなりおぼろげにしか理解していないことを実感しました。

街を眺めていると、小学生の運動会レベルで自分達は白組だと盲目的に思い込み、その理由も信憑性も戦略も結果も考えずに「白組を応援しよう」と言っているように思える。

キレイに白黒つけて白を要求するのが正義であるように捉えられがちだが、キッシンジャーの言う「バランスの取れた不満」を模索できる思考を持ちたい。

資料のご説明についてゆくのも難しかったですが、大局的な視点を持って世界を見られるようになろうと思い直すことが出来ました。ありがとうございました。

ご経験、学問的蓄積からのコンパクトな講義をありがとうございました。

不遜にも一つ要望を書かせて頂くと、 ご紹介くださった一人一人の識者についての、 また各国の(本日の話題に関わった)指導者等についての、 お二人の私見や印象など、感覚的なことを、 (ただ一息につらつらと、でも) 伺いたいな、と考えつつ拝見していました。

海外の報道や識者の記事など触れる際に、 これまでの見聞が浅い自分など(多くの日本人もまたそうやろうと思います)は、 その人を見る”眼”が無い、というようなことをよく感じます。

日本語の(日本人発の)記事や発言に触れる時には無意識にあるような何らか(その人の背景にどれほどイデオロギー的な要素がありそうか、などを感じとるような)評価軸が、 海外のそれに触れる時には、ほぼ無い、 というのが自らの不学に由来して困っている所で、 お二人のような方が、 今日登場した人一人一人についてどんな印象を抱いているかを語る言葉には、 自分がこれから他の海外の政治家や識者など見るときに役立つ何らかの知見(人の見方)があるだろう、と思います。 (それがテーマや論点とは別に、体系だっていない語り口であればあるほど、参考になるような)

長々失礼しました。 本日はありがとうございました。

もっと長引くと思いましたが、簡潔にまとめていただいて助かりました。理解が深まりましたが、これらの学者の意見を政治が拾ってくれていれば良いのですが。米国がやってきたことのリストがありましたが、これに関連してチャルマーズ・ジョンソンなんかも取り上げるとよいかもしれないと思いました。ブッククラブネタかもしれませんが。

とてもわかりやすかったです。諸問題が見えてきました。一元的な見方に陥らないようにしたいと思います。有難うございました。

ウクライナに於ける地理的、歴史的背景について更に理解を深めることが出来た。 キッシンジャーの「バランスに取れた不満」を模索するという言葉が強い印象に残っている。 Yoshiさんの仰る通り、この着地点があったとして、問題解決へ働き掛けの出来る国は中国(若しくはインド)しか無いと私も思った。

戦争はいつの世も、人のマインドや風潮が利用されながらその方向へ向かわされ、且つ感情論のみが先走り、現実問題がカバーされ、本質的なところが見え難くされている。

日本のニュース・ワイドショー、どれを観てもお笑い芸人の井戸端会議、オッサンの薄っぺらい意見の垂れ流し。専門家の個人的見解すらうすら馬鹿で、日本の将来への不安が募るばかり。

また視聴者側にも大きな問題があり、自分自身で考える力が全く育っていないというのが大多数。誰がこう言っていた、どこそこ教授が言ってたからという話ばかり。意見を聞いてこう考える、こう思った、という個人的見解を言える大人が少な過ぎる。

意見すれば、知ったようなことを言うな、偉そうにコメンテーター気取りか、戦争のせの字も知らないくせに、(個人的に戦争なんか知りたく無いし、話している相手も知らない)と意見交換にすらならない。更に言葉尻を取って話にならないような日本人ばかりで嫌気がさす。

理由はどうであれ、戦争は悪であり、何があっても戦争はしないんだという強い信念を持って、一般市民として今後も意見し、子ども達にも教えていきたい。 ウクライナなだけでなく、世界で起きている全ての戦争が早く終わることを祈ります。

ライブ開催へ向けてご準備大変だったと思います。無料で開催くださり本当にありがとうございました。

短時間に凝縮された分かりやすい内容で、誠にありがとうございました。日本の報道機関やジャーナリストたちからは、昨日のLIVEのような報道は、殆ど期待できません。これからもまた勉強させて頂きたく、Twitter共々どうぞよろしくお願いいたします。

とても興味深く学べました 今ゆいいつ著名人で現実的に妥協を言っているのは残念ながら橋下氏だけ。だから橋下氏に口だけじゃなくて動いてみないかと提案して、中国に向かわせて、自分が日本のトップになった暁には恩は忘れないから、頼むから仲裁してくれないかと土下座して頼む。橋下氏もヒーローになれるし中国もまんざらではないと思うのですけど どうでしょう?^^

とても興味深く学べました

いま著名人で現実的な妥協を言っているのは残念ながら橋下氏だけ。橋下氏に口だけじゃなくて一発行動してみないかと誰かが持ちかけ、橋下氏を中国に行かせる

で、自分が日本のトップになった暁には恩は絶対に忘れないから、頼むから仲裁してくれないかと土下座して頼み込む。目立ちたい橋下氏もヒーローになれるし中国もまんざらではないと思うのですが いかがでしょう?^^

とても分かりやすい解説でした。準備大変だったと思います。ありがとうございました。具体的な感想はハッシュタグ付けてTwitterの方に書かせて頂きました。(@19rannrann)

下地が余りなく、ついていけないかと思っていましたが、思いの外分かりやすく感じました。

周囲の人の意見を聞いていると、日本人は着地点を考えることが特に苦手なのかなと思う事は他の場面でもあり、自分達の置かれた状況に今後も気付き難いのだろうと感じています。

ちょうど今日知人を誘っていたので、歴史についてなどを語り合ったりしました。

どうしても情報を取捨選択するには最低限の予備知識が必要なんだと強く感じるようになり、今回も今日聞いた言葉の中から知らなかった事を掘り下げたり、考え、誰かと話していきたいと思いました。ありがとうございました。

最初はウクライナに同情していたのですが、テレビやネットニュースなどで戦争は止めるべきと言った声が増えれば増えるほど戦闘行為を煽っているような印象を受けていました。その印象がもしかしたら思い違いまたは考えすぎなのかとかモヤモヤしていたので今回参加して少しですが整理できたように思います。

そして今日のヨシさんのここまできたら落とし所をどうするのか、たぶん何も思い付いていないんじゃないかと言う言葉にハッとしました。もう少し自身も視点を変えてみていった方が良いと強く感じました。勉強になりました。ありがとうございました。

ウクライナで起きていることの背景がわかり良かった

濃密な2時間半をありがとうございました!

緩衝国家というコンセプトをより多くの日本人(特にリーダー)が理解し、その「役割」を受け止めた上で賢く立ち回ることが必要なのに、威勢のいいことを喚くだけの連中ばかり可視化されて辛いです。

憲法9条の重要性について改めて考えました。

ミアシャイマー氏の講演のご説明と関連事項のご紹介をして下さいまして本当にありがとうございます。講演スライドに字幕をつけて下さったおかげで氏の主張がわかりやすかったです。

また、米国知識人の中で異端というわけではない、という相対化も大変ありがたいご紹介でした。非常に尖った印象のキッシンジャー氏が同様の見解であったことが大変意外でしたが、「ウクライナが緩衝国としてあるのが国際的には益になる」というのが現状の最適解であることの証左なのだろうと腑に落ちました。

ロシアとウクライナの戦争に幕を引ける存在は中国とのこと、仲介出来る存在がいるだけでもほっとしました。現在トルコが対話を試みている様子ですので、トルコも注視しています。無茶なことをしている組織/国は孤立させても解決にはならず、国際対話の場に引きずってこないと、というのはタリバンの時と同じと思っています。

日本国内の報道は事実を報道している体ではありながら、プーチン氏の精神状態の揶揄やロシア軍の損害/欠点のあげつらいと一方的な様子で大変気持ち悪いです。ロシア軍は規律がとれていなくて被害も大きいという報道の一方で、撤退もせずに着々と侵攻は進んでいるのですが。ロシア関連はどれほど悪く言ってもいいという見解には反対していきたいと思います。

改めて、貴重なお時間を準備及び解説に使って下さいましてありがとうございます。

ありがとうございました。

戦争にルールもなんもあったもんなのかとよく分からないです。

戦争の違法化のところをもっと知りたいと思いました。

あと、問題が何かもわかっていないというところに、自分がそうだなとドキッとしました。

ありがとうございました。体調が悪く最後まで参加できなかったのが残念です。またの機会を楽しみにしています。

非常に解りやすく、内容の濃い二時間半でした。有難うございました。

バランスの取れた不満を目指す。言われていた通り、ウクライナを西側諸国(EU&NATO)とロシアの間の中立国家とし、ウクライナをNATOやEUに加盟させない事を条件に、地域の安定を図るのが、一番の策だと改めて認識しました。

アフガニスタンやイラク戦争の時から常に感じているのは、西側諸国の傲慢です。自分達が正しいと信じている民主主義を、民主主義が何かを知らない人達に早急に押し付け、西側の都合の良い政権が樹立しますが、そこに民主主義は存在せず、結果的に域内が混乱し戦争が勃発します。そして戦争が起こるのは、自分達のテリトリーでない場所で犠牲は一般人です。今回も、犠牲はEUやNATOの外のウクライナです。

欧州諸国は物事を曖昧に、グレーな場所に着地させるのが得意な国なので、今は正義の味方となってEUが経済制裁を行い、NATOの国境付近へ軍隊を増強しても、自分達が得をしないロシアとの戦争は回避すると信じています。今、必死に落とし所を模索している最中でしょう。ただ、プーチンがここまで怒るのを想定してなかった為に混乱が生じ、そして、そろそろウクライナ大統領の扱いにも困っているのではないかと思います。

今後、誰が仲介人(中国?トルコ?インド?)なり、どのようにロシアとウクライナ双方を納得させるのかなど不透明ですが、早急な停戦合意を強く願います。 そして、私が今出来ることは何かを考えています。

最後盛り上がったんだろうか…寝落ちしてた💦

いつも違和感があって世界は住心地かったけれど 今も悪くなり続けているけれど ミアシャイマーさんやハーベイさんやよしさんやよしさんのお友達がいて 関心を持ってこれを聞いている人がいて ちょっと気持ちがましになっています。

ウクライナという国の歴史的、地理的、民族的に複雑な点がきれいに整理されて、理解の大きな助けになった。

ただ同時に、ウクライナが「緩衝国として生きる」ことについて、西側諸国もウクライナのリーダーたちもまさか思いつかないわけはないだろうと感じた。もし「緩衝国として生きる」という選択肢を知っていて敢えて自らで選ばないのなら、その理由はやはり軍需産業(戦需)なのだろうか?と考え、背筋が凍った。

世界の戦争の歴史を一覧で眺めると、第二次世界大戦後でも世界が平和になったことがなく、人間というのはいつまで命を奪い続けるのかと悲しくなった。

貴重な機会をありがとうございました。

この度はウクライナ問題について詳しく解説してくださり、本当にありがとうございました。

西側寄りの主張が大々的に取り上げられているなか、事の本質が見えづらくなっておりましたが、今回の解説で客観的な視点を取り戻すことが出来た気がします。

緩衝地帯、ゴルバチョフの業績への過小評価、冷戦後のロシアに対するNATOの冷酷さ等…。その辺りをきちんと見据えるならば、ウクライナ進攻は何か突然起こった事件でなく、長い歴史の中での必然性があるわけですから、いたずらにプーチンを攻立てるなら、事態はどんどん悪化して行くように思われます。ロシアに課せられる様々な制裁は、先の大戦で追い込まれた日本と同じような結果をもたらすのではないかと、かなり現実味を帯びた恐怖を感じました。西側諸国にキッシンジャー氏のような人が現れてくれるとよいのですが、ともかく私もそういった識者の見解を勉強し直さなくては、と思います。

今回はとても意義深い解説をありがとうございました。

メディアの扇情的で一方的な報道ではなく専門家の冷静な分析に触れられて大変勉強になりました。双方の意見に触れるのが大切だと頭では分かっているのに、はたと気付いた時には一方的な思いを増幅させてしまっていた自分に反省です。

感情に流されないクールな分析と解決法の提示が結局は苦難の中の人々をいち早く救うのだと思いました。 ありがとうございました。

テレビや新聞を見ていても、よくわかってこないので、今回申し込みを致しました。

何か違う、わからない、と思っても、なにがわかってないのか理解できていないので、調べることが出来ず、状況だけが悪化してゆく現実に呆然としていました。

なぜこのようなことが起きえるのか、と、とにかく混乱をしていましたが、ロシアにはロシアの理論があること、ウクライナの背景、EU/アメリカがしてきたこと、してこなかったこと、複雑な背景が絡み合っていることが見えてきました。

そして背景を正しくとらえている方たちがたどり着く先は、同じような考えに集約されてゆくことを実感しました。そして、残念ながらその集約された答えが、世界でうまく活かされていないことも。

ひとつひとつ丁寧に見ていかないと、すぐに見誤ると感じました。日本に居ながらどうしたら正しく背景を捉えられるようになるのか、引き続き方法を考えたいです。

新しい視点を学ぶことが出来て、良かったです。特にウクライナの人種の構成や、選挙結果から見た考察(日本等とは異なり一枚岩の国では無い事)、この戦いが国連憲章から見た場合、どのような位置づけなのか?と言った事は、これまで、ぼんやりしと理解していた、或いは知らない事でした。

また、最後に、この戦いの落とし所について、よしさんに質問して下さったゲストの方にも感謝します。資料はどれも興味深いものばかりでした。ご準備にも感謝します。まさに”学ぶ”事が出来たのが大きかったです。有難いなー。

ぱぴお23♪︎

地図やデータを用いながらのレクチャー、とてもわかりやすく、今の事態を俯瞰することができました。ミアシャイマーの論考は読んでいましたが、よりよく理解できました。侵攻がはじまってしまった今から、どんな(両国にとって世界にとって)less badな解決策がありえるのでしょうか。

ロシアへの(世界からの)制裁の先にあるもの、ロシア国民や、世界のロシア系の人たちの置かれる状況、ヨーロッパ〜世界経済への影響等についても深いレクチャーをうかがいたいです。ロシア国内状況(ルーブル急降下、国内であれもこれも買えないetc)を、日本人が「自分の国がそうなったら」と想像しない、「為政者が突っ走った結果国がボロボロになる危険性」を自分の国にあてはめて考えない(人が多い)のが、不思議で仕方がありません。

もうひとつありました。ウクライナの為政者の危うさについて・・・こちらも気になります。民間人のロシア兵殺害OKの法律など。報道が本当に偏っていますね。 よろしくお願いします。

ウクライナ情勢について、その背後にある米露関係から偏りのない視点で教えていただき大変勉強になった。

緩衝国としてのウクライナの運命を通して、今後の米中間の緩衝国となりうる日本の行く末について懸念を覚えた。

現在の日本の対米従属路線から中立的な立場に転換できるのか。

そこに至るまでの国民の世論形成など、多くのハードルがあることに暗澹たる気持ちになるが、自分として何ができるのか勉強していこうと思う。

冷戦後のロシアが歩んだ苦難は私自身の目に写ってこなかった。その事をよくよく承知できた事は非常に意義深かった。屈辱に耐え続けてきた事もよくわかったが、武力に訴えることは正当化できない。他方、今に至るまで西側国際社会が遠巻きにしか見ていないことに狡さ冷酷さを見る。ウクライナの政府幹部の身の振り方への見方も変わった。西側全体がうまく情に訴える戦略をとっているなぁと見える。

しかしだ、自分がウクライナ市民だったらどう思うかを考えた時、恐らくEUの一員になることを強く望むだろう。全部書いてたらえらい字数になるので割愛するが、その望みをも許容しない「体制」とやらはいつまで続くのか。これはロシアの人たちにも同じ事が言えるだろう。「冷戦後」と我々は言うが、それは終わってないどころか、より冷酷な縄となってロシアの首を絞め続けていると思った。それにより周辺国にもゼロ百の博打を強いている。正真正銘の冷戦終結をやるしか火種は消えないのだろうと思った。金儲けにつながってるから簡単にはいかないけど…。

最後にフィンランドとスウェーデンがNATO加盟に動いている事は非常に危惧する。それこそとりあえずの解決策はウクライナのフィンランド化だろうに、本家がそっちいっちゃダメなのではないかと思うのだが、ここでも水面下で何がどう動いてるのか。昨日登場した方々がマリン首相に的確なアドバイスをしてくれる事を切に願う。

昨晩のレクチャー非常に大事でした。大事なお話をご提供くださりありがとうございました。

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今回もこんなに充実した内容をしかも無料でレクチャーして頂きありがとうございました。

よしさんには大変ですが、もっともっと聞きたかったです。2時間半があっという間でした。

感想として、「どうすれば世界平和を維持出来るのか」について、日本もアメリカもほぼゼロ教育なのが驚異的です。かたや第二次大戦で無謀で愚かな戦争を仕掛けた張本人、かたや世界一の大国だと言うのに、世界平和に関しては「脊髄反射で戦争反対」もしくは「戦争がんばれ」なのがあまりにもお粗末だなと感じます。そのような教育を受けなかったどころか、今日教えて頂いたようなことについて日米ともにそれぞれの国内で何らかのパブリックコンセンサスや考える枠組みが一切ないというのは非常に心許ないことだと感じました。結局感情的に反応しているだけなのにそれに気づきもしないのもそのせいなのかと。

今回も少し触れられていましたが、やはり外交交渉はリアリズムを基礎としているのでしょうか?よしさんがご紹介下さったエキスパート達の考え方は、高度な知性と経験、それこそ胆力と言ったものを要求される考え方で、私たち一般の民衆にはなかなか理解し難く「腹落ち」しにくい結論(「バランスの取れた不満」)を導き出すものだと思いますが、だからこそ教育が必要ではないかと思います。「そもそも一体何を目指すべきなのか」「世界平和というのはどういう状態なのか」という一番肝の部分が共有されないままに世界平和平和言っても全く意味がないわけですね。

今回はとりわけ深く考えさせられる内容でした。途中でイヤホンの電源が切れてしまったのでパソコンのスピーカーで聞いていたら、同居人も一緒に聞いており、あとで色々と話しました。今感情に流されたままいくら話してもほとんど意味はないが、何を目指すのかを共有した上での議論にこそ意味があるし、それ以外の話をしている余裕はないと感じます。

機会がありましたら、「世界平和というのは一体どういう状態なのか、どこを目指すべきなのか」についてさらに深く教えていただければ幸いです。

今日も長時間に渡りありがとうございました。

頭の中で整理ができました。小学生の娘になぜなぜ聞かれて回答に困っており、今回の紛争について少し話せるまでに至ったと思います。ありがとうございました。

私は子育てを始めて10年以上になりますが、子供たちがお世話になった幼稚園で「喧嘩の仲裁」を身につける機会を頂きました。

その幼稚園では子供同士のトラブルが起きると必ず、先生(年長になれば子ども自身)が「喧嘩の仲裁」を行います。まず、当事者に対して平等に事実を確認します。何が起きて、誰が何をして、そのときそれぞれがどう思ったのか。本人に自分の感じた事や考えた事を自分の言葉で話させます。丁寧に事実を追って時間を順次遡り、何が原因でその行動が起きたのかを明らかにしていきます。まわりで様子を見ていた子達が事実であるかを証言し、時系列で正確な事実と気持ちを両者が居る前で整理します。

そうすると、どうすればこの問題を解決できるのか、何が悪かったのか、お互いを理解することが(完全ではなくとも)できて、仲直りすることが多々ありました。事件が勃発した時点で大半の人が抱いていたその子の印象が覆されたり、根本原因が実はずいぶん前にあったのだということが判明したりして、表面的な先入観や短い時間の印象に囚われていたのでは、問題が解決できないことを何度も実感したものです。

昨日のYoshilog Live 32 に参加させて頂き、幼稚園で学んだこの「喧嘩の仲裁」を思い出しました。それぞれを尊重して、対等に話を聞くこと。先入観を無くして、事実と気持ちを整理すること。幼児ができるのですから、学びも経験も重ねた大人にできないはずは無い、と私は思います。

私は、今すぐにでも争いを止め、命を落とす人、悲しい苦しい思いをする人を出さないようにしたい。多くの人がそう思っているのはないでしょうか。ウクライナ国民やロシア国民でなくとも、世界中の人がそれぞれの生活の場で「喧嘩の仲裁」を心がけた行動を実践することで、ひとつひとつは些末であっても、最終的には大きく暖かな光となって世の中を変えていくのではないかと思います。

日本の報道を見ていると、国民の多くが感情的な勧善懲悪…とにかくロシアが悪い、先に手を出した方が悪いの一辺倒、「いや欧米の煽りが~」と言うと「ではロシアは悪くないのか?ウクライナはやられっ放しで良いのか?」と言われ、この問題の短絡的な思考が(危うい)と感じていました。日本のテレビに出てくる専門家?ももっと歴史的な視点を入れて解説するべきだと思いました。

日本も(私は既に)緩衝国としての振る舞いを頭に入れとくべきなのでは…などなど考えながら今後の展開を注視したいと思います

●感想

初めて参加しました。詳細かつ、いろいろな角度からウクライナとロシア、米国について説明いただいて、物を見る視点が深まりました。貴重な時間をありがとうございました。

今後ももっと深めていきたいと思います。

私は、過去に東西ドイツのブロックがある時に欧州に住み、壁が崩壊してからもしばらく住んでいました。現地の学校に通っていましたが、そこに東ドイツの子も来ていたように記憶しています。

東ドイツの人は、教育も言語(同じドイツ語であっても)も、価値観も西ドイツの人のそれとはかなり異なり、西ドイツの教育システムや市場原理・資本主義の競争社会に適応するのが本当に大変そうでした。今も残念ながら、旧西側地域の人は、東ドイツの人を「お荷物」と言ったり、「二流国民」というような声があります。

教育に至っては、東と西ではカリキュラムが全く違ったので、その後に社会に出てから、自分の社会的・職業的地位を築くことに本当に苦労している人が多かったです。

東ドイツ出身の人は、話すスピードも西側に比べて相対的にゆっくりで、会話が微妙に噛み合わなかったり、服装も工場で計画的に大量生産されていたために、生産工程の調整ができず、左足の靴下を大量に生産されたために、それを右足に代用している人もいました。

あれだけの変化を体験したこの人達の中には、今、何が渦巻いているのだろうかと、ときどき思うことがあります。

東ドイツは、西ドイツに吸収合併され、東ドイツを支援する税制まで特別に作られました。 ですが、今回の話にあったように、ロシアは、そのような支援もなく、システムが崩壊し、経済的支援もないまま、今日に至ります。国としても、そこに生きる人たちにしても相当な苦労をしてきており、彼・彼女らの文脈を理解しなければ、対話にはならないと改めて感じました。

●素朴な疑問として、

過去に、冷戦崩壊後のロシアでは、ハイパーインフレと価値観が急激に変化する中で、若い人の軍への就職が増えて、それが一つの生きる上での精神的支柱になっているというのを聞いたことがあります。理解できないではないな、と感じました。あのあたりは今はどうなっているのだろう、と感じました。

長文失礼しました。 ありがとうございました。

たいへんわかりやすく解説してくださり、ありがとうございました。準備がたいへんだったことと思います。

NATOが関係する戦争が始まると、英国のメディアは右も左もなく応援モードになるのが常ですが、今回はいつにも増して「我がこととして考えなければならない」という圧が強く、とても息苦しいです。特にゼレンスキーという「スター」を得て、彼の言動に感情を左右される人が特にメディアに多く、ただでさえ感情的になっている視聴者を煽るような場面もよく見かけます。

それでも、開戦当初に比べるといくらか言葉の選び方も落ち着いてきて、今は難民支援に一丸となるべき、というような方向になってきたので少しほっとしています。とはいえ、タリバンから逃れてアフガニスタンから来た英軍協力者やその家族が、半年後の今も恒久的な落ち着き先を見つけられないままホテル住まいしているのに、政治もメディアも新しい難民に夢中になっているように見え、いたたまれない気持ちにもなります。

ボリス・ジョンソンの政府は、保守党議員の中から自分の引き立て役になる人物ばかりをジョンソンが選んだ吹き溜まりのような政治家集団なので、今英国の政治の中枢で、この戦争をどう着陸させるかをいったいだれが考えているのだろうととても不安です。

国連が機能しにくいのは、やはり国連外で勝手に意思決定するNATOのような軍事同盟があるせいでしょうか。アフガニスタンから軍を引き揚げたので少しは軍縮に向かうかもと期待していたのですが、今回の戦争を経て、さらに軍事費がふくらむのは決定的ですね。

もし機会がありましたら、紛争防止・解決にあたっての国連の役割などについて、もう少しうかがいたいです。ケニアの国連大使の演説は素晴らしかった。

よしさん、今日もありがとうございました。今の状況をとてもよく理解できました。

よしさんが最後に、ウクライナ、について、ウクライナの中立、NATOの不拡大、ウクライナの少数派の人々の保護、と3点が最低限必要なこと、とおっしゃいましたが、その考えを導き出すのに必要なソースを、今日のLiveで詳しく説明くださり、とても勉強になりました。

よしさんのLiveは、いつもそう思いますが、何か問題について解決策を考えるためには、どのようなプロセスが大事かということを、教えてくださっていると思います。それは、その問題の解決策と思われる答えをただ提示するのではなく、自分で資料(論文や動画やグラフや地図など)を読んで、聴いて、思考して、導き出すというプロセスです。その自分で考える、ということを促すための補助として、いろいろなおさえておくべき基本的な情報と説明を加えてくださるので、とても理解が進みます。そして自分でよく考えた事を実感します。

このような思考プロセスは、いろんな場合に役立つと思います。世の中には、短絡的で表面的な理解では事が済まない、複雑で難解な問題に直面することが沢山あります。今回のウクライナの件もそうだと思います。

今日のLiveに参加して、改めて自分の考えを再構築して、どんな方向に向かっていくのがいいのか考えを巡らせることができました。

よしさん、のりさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

ありがとうございました。偶然Twitterでよしログさんを見つけて、参加したのですがとても勉強になりました。日々生活している中ですぐ近くにあるSNSなどの情報に踊らされ不安に思っていましたが、正しい情報に触れて、どちらにもかたよらない事実を聞くことができて、冷静になれました。本当に有り難いです。本質を得た情報が日本のどんな人にも届き、中身を考えられる国になりたいです。

戦争は起こしてしまったら負けなのだなあと改めて実感しました。一刻も早い停戦を願うのみです。 このような充実したウェビナーに参加させていただきありがとうございました。

ウクライナに付いて何も知らなかったので、大変勉強になりました。今の状態に至る背景を少しも報道せず、感情を煽る事で、戦況を悪化させるメディア、さらなる武力を供給し、徹底抗戦を促す西側諸国の凶気に怒りを覚えるともに、芯から恐ろしさを感じます。

ウクライナ、ロシア双方ともに、これ以上の犠牲が出る前に停戦になることを祈るのみです。

大変勉強になりました。冷戦構造を乗り越えたロシアが屈辱的な扱いを受けたという解説が一番印象に残りました。

ウクライナへの侵略行為は容認できるものではないと思う一方、ウクライナ大使館からの呼びかけに応じて日本からの募金が20億円、傭兵志願者が70人等、相変わらず外国人には過分に親切な日本の反応に若干の違和感と疑問を感じ、少しずつウクライナとソビエト/ロシアとの関係や歴史を調べた所、もしかして?と思った事がほぼヨシログ様のライブ内容と合致しました。(アメリカがイラクに侵攻した時の背景と重なる様なイメージです)

残念ながら最初の休憩から15分後に自宅のネットが遮断されて再入室できなくなってしまったのですが、非常に勉強になりました。

一方でナザレンコ・アンドリー氏の発言も注視しています。2014年頃に彼は日本に警告を出していた内容が(ソ連崩壊後ウクライナが核兵器を放棄し軍事規模を5分の1に減らした。まともに話の通じない近所に対して無警戒なのは危険等)今回の侵攻と合致している。

そして、今のウクライナは中国に対する台湾、日本の状況と重なる事は否定できないんです。 ありがとうございました。

どの専門家の提言も、そりゃそーだよなと思う内容がほとんどでした。とてもシンプルに「この地獄みたいな状況を早く終わらせたいのなら、こう考えたほうが良い」と。

しかしですが、「この地獄を早く終わらせたい」が実は人間どうしで共有できていないんだなあと気づきました。みんなどこかで他人事で、だから戦争反対!!って無邪気に言えるのではないでしょうか。

自分は、世の中で起きていることのすべての当事者である ということを忘れずに生きていこうと強く思いました。

そういう意味では、保育園や学校やいろんなコミュニティに所属しながら年を取っていくことは「当事者として」人に共感する力や落としどころを見つける力をつけていくために機能しててほしいです。なにもかも大人の視点で未然に防ぎすぎかもしれません。

そういうことが機能していないから、実用性ゼロの正論で人を攻撃する人が増えてるんでしょう。(論破王とかが流行ってますし・・・)

今回も気づきと学びの多いウェビナーでした、ありがとうございました。

メディア、世論などウクライナ側からの視点がほとんどであり、さもそれが正義であるかのような論調に疑問を感じつつも、流されそうになる自分がいた。ロシア側の視点、周辺国家からの視点、俯瞰に考えることは思いの外自分に抜けていることだと感じました。この戦争の「落とし所」の箇所は興味深く、今後も注視していきたい。非常に理解しやすく、また深掘りしたいと意欲の湧く講義であった。ありがとうございました。

色々考える足がかりになりました。有難うございました。 詳しく書きたかったのですが、母が急に入院してばたばたしています。 次を楽しみにしています。

昨夜(昨朝?)はお疲れさまでした。日本語の資料も準備していただき大変分かりやすかったです。すっきりと腑に落ちたところとモヤモヤしたところが残っています。

理解できたところは置くとして、モヤモヤが4点あります。

一つは、当事国もヨーロッパ各国もアメリカも戦争はしたくない、という前提ですが、軍産複合体とそのバックアップで潤っている政治家はあらゆる手を使って煽っているように見えます。日本はもっと悪いですね、この機に乗じて核と言ったりそれをそのまま報じたり。

二つ目はバイデンに外交でミスをさせて、そこを叩くことで返り咲こうとする勢力も戦争を煽っているのではないでしょうか?アメリカのSNSの影響度は分からないですが。。

三つ目は中国が調停役となる、というシナリオはアメリカが許すでしょうか?

四つ目は調停役は本来国連がやるべきではないか、今国連が調停できなければ国連の仕組みがおかしいし最大の存在意義が無いのでは、と思います。やっぱり、異なるバックグラウンドを理解して調停する、という作業は国連に頑張ってほしいと思います。

まったくの素人の意見なのでピント外れていたらご容赦ください、少し時間できたのでこれから少しずつ勉強しようと思っています。ありがとうございました。

興味深いお話が伺えて、とても価値のある3時間でした。よしさん、のりさんありがとうございました!

ウクライナについてはプーチンが始めた戦争という印象が強かったのですが、ウクライナ内での民族間紛争やソ連解体後のロシアの歴史等複雑な背景が絡み合っていることが良くわかりました。

NATOへの加入も国が自由に決められるものだと思っていたのですが、干渉国として留まることが平和維持に必要なこともあるのだなと納得しました。

ウクライナ問題についてまた違った見方ができそうです。

学ぶ機会を作ってくださりありがとうございました。 また参加させていただきます!

いつも世界の目をありがとうございます。

やっとプーチン氏の心情が分かりました。そして、それを取り巻く各国の平和ボケと言える状況が理解出来ました。

第二次世界大戦から冷戦が起きペレストロイカでロシア・ゴルバチョフ氏は西東の概念を無くそうとしたと思います。それをまだ未熟な資本に侵されていた各国は無視してしまった。戦争という事物をなくす手立てをしなかったと。そこから現在に歴史が動いていく事はキッシンジャー氏等見据えていたんですね。

プーチン氏は頭のある人間です。ある種の言葉で動くのではと。しかし、ゼレンスキー氏は何処か今の状態に酔っている様な気がしウクライナの緩衝地帯を受け入れないのではと。生命の為に必要な模索をして欲しいです。

それと、本当に今困窮している国がたくさんあると思います。報道も欧州だからではなく偏見のない仕事をして欲しいです。これを機に戦争を根本から撲滅する対策を話し合って欲しいと思います。それが一番地球を守ることにもなると思います。

しっかり見ないと思っていた長い動画が簡単にまとめられて助かった。が、元の動画もしっかり見てみようと思った。

現実的にウクライナが緩衝国である必要があることが非常に明確に述べられていてわかりやすかった。

昨晩はありがとうございました。

扇動的な報道を目の当たりにして、悶々と感じていた矢先、YoshiさんのTwitterで「フィンランド化」という言葉を知りました。そこから、自分なりに文献(ネット上ではありますが)を読み始めたタイミングでこのレクチャーを聞くことができ感謝しています。できるだけ多くの若者に聞いてもらいたい内容ですね。

SNS上で、「ウクライナは独立国家なのだから、自由(NATO、EU加盟などの選択)であるべきだ」との意見をかなり目にしましたが、やはり地形、歴史の複雑に入り組んだヨーロッパを理解しないで意見を述べることは危険だと感じています。今回、緩衝国という立場(運命とでもいうのでしょうか)がどうあるべきなのか、改めて考えさせられました。

客観的に物事を捉えることが特に今必要なことかと思いますが、日本のメディアはリアリティショーみたいな扱いで、ただロシアに石を投げつけているような状態が残念でなりません。ただ、余談ではありますが、個人的にはテレビ東京の豊島晋作さんの「ワールドポリティクス」(YouTube)に光を見出しています。ああいった客観的な解説やYoshiさんのお話を冷静に聞ける人が増えると、少しSNSなども落ち着くのだろうなぁ、と思うのですが・・・引き続き、一つの情報に右往左往することなく冷静に眺めていきたいと思います。

ほとんど知識のない私にもわかりやすくとても勉強になったし、思っていた以上に感情的になっていた自分に気付かされました。また、知ることの大切さ、知らないことの危うさを強く実感しました。今後も学びを深めていこうと思います。ありがとうございました。

いつも学びをありがとうございます!

先日からのウクライナとロシアの戦争ですが、当初、バックグラウンドや歴史などはわからないけど、どうしても良いもんと悪いもん、オセロや囲碁のように、白黒はっきりと分別することができませんでした。報道では侵攻したロシアが悪い、ウクライナは正義のために戦っているんだ、との声が高い中、今までのYoshilog Liveでの学びがあったからだど思うのですが、この風潮に何か違和感を感じていました。 

今回のYoshilog Liveでは、ミアシャイマー演説の日本語訳と説明から始まり、いろいろ学ぶことができました!ありがとうございます😊

今回の学びで違和感は間違っていなかったこと、ロシアとウクライナ、ロシアと NATO、ロシアと西洋諸国との関係や、その関係性が今回のロシアの行動に繋がったことについて、私の中の理解が少し深まったように感じます。説明の際、数字やグラフが出てきたので、理解ができたと感じられたのかもしれませんが💦 また、まだまだ、理解し難い、深くて複雑な関係があることも理解できました。

緩衝国家の役割の大きさについて、それと、スウェーデンのように、役割をよく理解して実行している国があるのも、今回学びました。それぞれの国がそれぞれの役割を理解する事で、平和が保たれている。『バランスのとれた不満』が、世界平和の均衡を保つんだと。(キッシンジャーさんについても、もっと学ばねば!)  

Yoshilog Liveに参加する前の私だったら、どんな理由であれ、多くのマスコミが報道しているように、先に攻めたロシアを悪いもんにしていたと思います。また、日本ではマスコミの報道に流されている人が多いですが、それが一種の差別思考だと気付いていないことを思うと、怖い世の中になっているなと感じています。このままでは、無意識な差別を伴いながらの善悪二極化が大きくなり、悪を倒すと言う名目で、別の戦争が起きるのではないかと危惧します。

いつもよしさんがおっしゃっていますが、日本の教育を変えないといけないですね。。。

今回、ロシアと他国との関係だけではなく、他の国々の関係性について深く知りたくなり、地政学についてとても興味が湧いてきました。どこまで理解できるかは不明で、亀の歩みのようにしか理解できないかもしれませんが、すこしず、本を読んだり記事を読んだり、英語を学び、日本以外からの情報を得て、理解を深めていこうと思います。また、ちっぽけな私に今何ができるのか。亀の歩みのような私の学びと共に考えていこうと思います。

よしさん、のりさん、ありがとうございました😊

蛇足ですが、私はどうしてもあのウサンクサイスキー大統領が一国のヒーローを演じて自分に酔っているようにしか見えないのです。映画かドラマの撮影のように、ライトやカメラワークを考慮してるように思え、そのせいか、妙に緊迫感が欠けてるように見えてならないんです。国民の命を守るのが役割なのに、戦争に参加させ命を粗末にしていることに気づいていなくて、やり直しのきくゲームか何かと勘違いしてそうで。。。リアルな戦いはリセットできないのに。。。

(こんなこと、大っぴらに言ったら、何言ってるんだとボッコボコにされそう💦 なので、ここだけの話と言うことでお願いします)

あと、睡魔に襲われ、モニャモニャとしか聞こえなかった、よしさんの考える解決策3点がとても気になります。。。

長々と失礼しました😅

毎回とても学びがあります。

Noriさんのお話も良かったです。

ありがとうございました。

内容濃く聞き入りました。ソ連崩壊が軟着陸したのは偉業なのにその後のフォローがなかった、NATOも解体すべきだった(以上は恥ずかしながら考えたことがなかった)、冷戦後のNATO、米国がしてきた戦争とプーチンの行動は論理的には同じ、集団安全保障と集団的自衛権の違い、緩衝国の在り方、ウクライナの民族/言語分布と軍事力·内政・経済と米国・欧州との関係(干渉)、戦争の解決を見据えてそこに向かっているのかなどなど。

初心者でしたが学ぶためのキーワードが見い出せました。ありがとうございました。

今後も企画があれば参加したいです。

恥ずかしながら、ゴルバチョフ氏が困難なことを成し遂げた人物という認識すら無かったです。(経済戦争で負けた冷戦の敗者という認識でした。)

そして、このような勝ち負けの世界観が、世界全体における協力を難しくしているんじゃないかと思いました。日本での報道は主にアメリカの目線でなされますが、アメリカはヒーロー的な世界観・「悪であるロシアに勝つ」以外のストーリーを描けていない気がします。

実際はパックスアメリカーナと言っても実現したのは欧米の平和ばかりで、中東は荒れ、アフリカは搾取され、ロシアは屈辱に耐え続けていた。そんな国々から見れば、当然アメリカは悪にもなる。

もし、全地球での平和を実現したいのなら、一方的に勝って終わりではなくて共生しなくてはいけない。手段は”勝敗”ではありえない。共生を実現するためには、傾聴し、自身も内省して変化しなくてはいけない。 (「均衡の取れた不満」というワードは非常に要点をついているなと思いました。人間関係、特に夫婦関係とかかな?も基本は「均衡のとれた不満」状態で平和ですもんね笑)

一体どうしたら「勝ち負け」の世界観から、「不満はあっても共生」に移れるのか、正直言ってさっぱり見当もつきません。ネットでは争うかブロックするか、実際の人間関係も合わなかったら切るのがベストな解とされる昨今、不満のある関係であっても争わずに持続していくような経験を積むことがますます困難になっている気がします。それがこんな形で戦争にも拍車をかけ、人命にかかわるレベルになるなんて・・・。

ミアシャイマーもハーベイも、名前や主張に何かで触れたことがあったかもしれませんが、まったく記憶にありませんでした。いかに国際政治に疎いかを思い知りました(キッシンジャーはリアルタイムで知っていますが…)。

プーチンの主張は理解できつつも、戦争という手段は認められないものであり、政治家として稚拙な行為だと感じます。また、歴史的な知識などなく、今のロシアの状況下にあるプーチンを闇雲に批判するのも同様に稚拙だと言えるでしょう。

こういったときに問われるのは、自分の考えをどう表現するか。

「もっと知識を持ち、状況を分析してから発言したい」と焦る一方で、「知識が充分でないからといって発言を先延ばしにするのは、考えがないのと同じだ」という思いもあり、複雑な心境。戦争という不幸に接しつつではありますが、戦争に限らず、こうして悩むことが知見を広げることにつながると思えば、いまは、それが自分にできる/しなくてはならないことなのだろうと考えます。

歴史、地理、宗教を識ることが、戦争や紛争の理解に役立つのは誰もが本望ではありませんが、世界から無くなることはありませんし、身近な経済に直結することが多い。理解を深めることから一歩、踏み込んで自分に何ができるのかを考えながら(すぐにはできないにしても)、まずは常に学びを止めないことだと言い聞かせています。

貴重なお話をありがとうございました。

テレビ報道では今この時点の話しか取り上げないので、どうしてこのような状況を招いたのか、という根本原因を知ることはとても重要だと思いました。ただずっと気になっているのが、当事者であるウクライナ国民が西側につたいという希望が強いことです。地域により言語も政治意識も異なることは今回の資料の中でわかりやすく説明いただいたので一つ腑に落ちた点です。

ですがその先、それらをひっくるめ道筋をつけらえる政治家や識者がウクライナの中に育たないものなのだろうか?とやはり最初の疑問に戻ります。アメリカにいいように操られてるようにも見えますし。恐ろしい時代の幕開けのように感じます。

いつもわかりやすい資料と解説をありがとうございます。

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