LIVE 20「70’s」レビュー

案内

というわけで、入り口はなんでも良かったのですが、テルアビブ空港乱射事件から入ることにしました。しかし、第一回目は方法論的な説明にほとんど時間を取られたので、個別トピックに詳しく入る時間はほとんどありませんでした。

急ぎ足でカバーできたのは、次のような項目でした:

日本国の年齢と大日本帝国の年齢、近代革命の端緒、近代革命をとばした国家とファシズム、ホロコーストと『ベニスの商人』と紀元1世紀の「ユダヤ戦争」、クラシックロック黎明期、「よど号事件」と超法規的措置と国家緊急権と有事法制その他。

どれもさらっと通過しただけなので、今後徐々に一つずつ取り上げたいと思う。

ウェブ上のダイナミック・タイムラインを使って、時間を伸ばしたり縮めたり、2000年の幅を行ったり来たりしたので、見てる人が車酔いしないか心配しましたが、大きな事故もなく、終わることができました。

一方でペダンティックにならないように、他方で歴史芸人にならないように、術語を避けて日常語で話すのは思ったより難しいことでした。頭がこんがらがって歴史認識がいったん崩壊してから、各自が再構築していくのを期待するしかないと思ってます。”定番”歴史があるとは思っていないし、あると仮定してそれを”伝授”するというのが、もっとも”反歴史的”な行為だと思います。

参加者の困惑を予想していたのですが、感想を見ると、意外な好評でこれはちょっと嬉しい驚きでした。

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レビュー

遅れたり抜けたりで、全部をちゃんと聴けてないのですが、とてもためになる企画で有難いです。特に大日本帝国憲法と、日本国憲法をTimelineで長い歴史の中の一部分として見るのは自分たちの国を客観視するのにも役立つと思います。イギリスフランスなど、早くに個人の主権意識が生まれた国が、アフリカやアジア(アメリカ)に住む人たちに対しては同じ理屈は成り立たないのだなぁと思いました。今この時代も表向きよい顔をして、裏で画策している人がたくさんいるんだろうなと思いました。

毎回新しい学びがあって色々考えるきっかけをいただいてます。わかりやすい資料の準備をありがとうございます。
次回も楽しみにしています。有難うございました。

歴史を学ぶということは、振り返るということでもあり、振り返ることで次のステップに上がれるとすると、歴史を勉強しないといつまでも同じステージでグルグル回るのみということになるのかな、と思いました。

歴史を勉強するには方法があり、今日yoshiさんが示してくださった年表は昔勉強した紙の年表でなく、ぐーんと進んだわかりやすいもので感動しました。今、世界の子供達はこういうもので勉強しているのですね。それを知れただけでも収穫です。明治以降の近現代史をyoshiさんに教えていただけるなんて夢のようです!

これからのLiveに期待しています。
yoshiさん、今日もいつもありがとうございます!

とても面白くて(対象の事件自体は凄惨であっても)大変興味深く拝聴しました。いつもワクワクして聞いていた世界史の授業を思い出します。

希望としては東大安田講堂の攻防を早めに取り上げてほしいです。70年安保から60年の安保条約改定に遡れるし、戦後の日本政治のありよう、岸から安倍への系譜、全国の大学・高校での学生運動と全共闘、それらが70年代の諸事件にどう変異して行くか、また、日本の高等教育機関がどう変わっていったか…等々、興味は尽きません。

次回以降も楽しみです。いつもありがとうございます。学んだことを伝えていかないといけないですね。

ここ数年イスラムについて個人的に学んでいます。この春からは、その地域の有史前後までさかのぼろうと思い、メソポタミア文明を中心に「古代オリエント博物館」のオンライン講座を受けています。ユダヤ教と旧約聖書、キリスト教と新約聖書は、ある程度の知識があるつもりでいましたが記憶も旧く、いま一度、旧約聖書を勉強し直しているところです。

先日からなんとか休戦していますが、パレスチナ問題は注視を緩められないもので、そこに公人たる日本の政治家が一方を支持したことは、大きな危惧となりました。「テルアビブ空港乱射事件」は、まさにこのところ頭に浮かんでいた事件です。

長年かけて準備された「House of One」がついに完成したようです。
https://house-of-one.org/en 

近現代の紛争や戦争のほとんどが、宗教の違いで勃発したり、拡大したりを繰り返しています。歴史とともに宗教の相互理解を深めていける世の中になるよう、草の根ながらも関わっていきたいと思っています。

最近、生まれた年代や地域、学んできた事などによって、想いを共有できないことや一緒に声を上げることの難しさを感じることが多く、近代を振り返ったり、知っていることを共有する場を持とうとしていました。
今日の話から様々学ぶことがあって、対話の場やこれからの勉強に参考になりそうだと感じ、とても良かったです。
今後も楽しみにしています。

70年代から見る近代史は、はじめてで、とても興味深かったです。特に、近代化が遅れた3国が枢軸国になった。という部分は私にとって新しい視点でした。また、明治維新が「失敗(or誤った認識)」の始まりなのでは?と思っている私にとって、大政奉還も無血クーデターでしかなく、市民革命ではない。という点もすごく納得感が強かったです。

テルアビブ空港乱射事件や’70年代の話は、親から「こんなことがあった」と聞かされていただけで、どのような歴史的経緯があったかや、その後、事件が世界に及ぼした影響等はほぼ知らなかったので、自分の勉強不足を反省するとともに、日本以外の国ではどう解釈されているのかを考えるきっかけになりました。

できれば、Yoshilog Liveのテーマ(今回であれば、テルアビブ空港乱射事件やパレスチナ問題)に関しての書籍や映像作品(映画やドキュメンタリー等)をご紹介いただきたいです。
英文書籍でも大丈夫です。
さらに知識を深めることができると思います。

本日は、充実した時間をありがとうございました。
次回も楽しみにしています。

いつも学びをありがとうございます!

現代史の出来事は、近代史やその前の出来事から繋がっていること、日本の近代の歴史は浅く、試行錯誤があまりなかったことを、Yoshilog spaceに参加して最近知ることができました。 ありがとうございます。

今回のYoshilog Live20は序章で、次の回から第1章が始まるんですね!
中学の教科書に記載の歴史しか知らず、本もろくに読んでこなかった私にとって、とても有意義な時間をこれから得ることができると思うと、とても嬉しく思います! ありがとうございます!
ギターも歴史も、50の手習ですが、知らずに棺桶まで突き進まず、本当によかったです。 

Keybaseにもありましたが、ドイツと違い、日本は戦争から目を背けているように感じます。
なぜ、目を背けようとするのか、直視して振り返り、反省することをなぜ国を挙げてしないのか、しなかったのか。

戦争の話をすると、もう終わったことでしょうとか、今はそんな時代ではないからと避ける人がいます。 避けるならまだ意識してるからいいのですが、戦争なんて関係ないと考えてる人や若い世代も沢山いそうで怖いです。

歴史の授業で、戦争とは何か、何を日本はしてきたのか、しっかりと教え、考える体制を作って欲しいですが、公文書を残さないとかシュレッダーしちゃう政府だから、近い将来、戦争責任は無かったことにするんだろうなぁ。。。

村社会で、「都合の悪いことはなかったことにする」の、感覚に似ている気がします。
70年代に起きた、日本人が犯した世界を脅かす事件を伝えないのも、同じような考えからなのかもしれません。

「歴史は繰り返す」と言いますが、「悪の歴史を繰り返さない」ためには、振り返りと反省を常に意識しないとダメですよね。
それを思うと、戦争もそうですが、70年代の出来事を知らない人が多いのは、危ないことだなと感じています。

なるべく、周りのみんなに話す機会があれば話ができるように、勉強していきたいお思います。
ヨシさん、今後もよろしくお願いいたします。
(薄っぺらい感想で恥ずかしいですが。。。😅)

知ってはいても、改めて150/2年視点は新鮮でした。

英、仏、米以外の国で主権在民を自ら生み出した国はどのくらいあるのだろうか? 

神から王そして「国民」主権から人間のフレームにまで広げた人類、そして自然/環境にという今のフェーズだが。。

学生時代、歴史の授業で近現代史は細かくやらず軽くやった程度であった記憶があります。またそれ以降も歴史を勉強したり本を読んだこともありませんでした。よしログさんがご用意くださった資料はとても分かりやすく、またお話もとても素晴らしかったです。もので資料も参加された皆さんの知識の豊富さにもとても驚きました。次回以降も楽しみにしております。

学校で習った世界史や日本史などのいわゆる「歴史」の、やり足りてない箇所をこのシリーズで補完するというイメージで近現代史を眺めてみるのではなく、自分が生きている今の世界がどうしてこうなっているかを知るために少し昔の出来事、そのまた少し前の出来事…と見ていくことで、自分が今ここにいることの土台、あるいは時間の流れが完全に地続きになっていることを確認する作業、ということなのではないでしょうか。

自民党がなぜこういう態度でいるのか。ネトウヨとは。パヨクとは。少し前を見れば新左翼があり、左翼があり、幸徳秋水がいてコミュニストとアナキストの違いに興味が向くこともあるでしょう。それら全部を包摂するものがなんであるか。

それが、今やカーの『歴史とは何か』を体内に取り入れたYoshilog Live Spaceのコミュニティに集うみんなが取り組む「歴史」なんだと思います。これはもはや全く別の作業として捉えるべきです。学校で習った「歴史」が無駄だとは言いません。それは、これからのその作業のためのいわば資料集として役立つことになるでしょうから。

そのための一つめの手がかりとして、70年代から始めてみるのはうってつけだと思います。

年表を見ながらとてもわかりやすかったです。
単なる史実の羅列ではなく、そこに働く人間の心理を考察すると、退屈だとしか思えなかった歴史が俄然おもしろく、現在にまでずっと続くひとつのストーリーなのだなと改めて思いました。

もしもYoshiさんが私の社会科の先生だったなら、私はもっと地に足がついた高校生だったかもしれないです。自分が生きている時代がどんな土台の上に成り立っているのかなんて真剣に考えることなどなかった。

アメリカの教育で育った子供達は、選挙の話もちゃんとできるし、アメリカの歴史もよく理解している。若い頃の教育が大人になった時に大きな差になっているということを、日本の教育の産物である自分と比較して、いつも恥ずかしく思います。

ちょっと遅いけど、このシリーズを聴いて知識を深めていくことができたらと思います。ニュースを読んだ時の理解度も深まりそう。
楽しみにしています。ありがとうございます。

テルアビブ事件をとりあげてくださり、興味深かったです。近代の史実をとらえながら文化的思想的背景の重要性を認識する作業は共感ばかりでした。今の日本社会には共通認識の土台が失われているという指摘の通りだと感じています。個人的には60年代70年代ロックに大いに影響を受けた者として(70年生まれですが)このあたりをまた深掘りしていただけたら嬉しいです。

パレスチナイスラエル問題について、今回ヨシさんの考察もお聞きできて良かったです。姉がパレスチナで90年代から難民支援の仕事をしていて今もエルサレムにいます。現地を20年前に訪問したこともありますが、中東問題の歴史の重さと複雑さはずっと私の理解を超えていました。かつてパレスチナ解放を本気で訴えた日本人たちがいたことを今の日本人はどう捉えているのでしょうか。重信房子のひとり娘、重信メイさんはジャーナリストでレバノン在住ですが、彼女は今の日本社会の空虚さについて書かれていたことも思い出しました。今パレスチナ問題は人権問題として捉えられていることが多いですが、あの時代は違ったように思います。

この国が何歳であるかと考えたとき、やはり幕末以降の激動時期の日本人の思想をもっと学びたいと思いました。次回も期待しています。

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