週二回、一回2時間の英語レッスンに行ってる人、そのペースだと英語が使えるようになるまで2世紀くらいかかりますけど、大丈夫ですか?
というか、お金払って、英語(何語でも)をマスターできると思ってる、その図々しさがもう理解できないんですけど。
逆に、もう数年間も英語レッスンに通ってるのに全然喋れなくて焦ってる人、大丈夫です。あなたは正常運転稼働中です。
週二回、一回2時間の英語レッスンの意味を科学的に分析してみる(ここで爆笑の予定)。
1週間で合計4時間ってことは、1週間は168時間だから(24 x 7 = 168)、絶対に休まず毎週続けたとして、英語レッスンに費やされる時間は、1週間の人生の2.38%です(4 / 168 = 0.0238)。
つまり、100年続けたとして、その間にあなたが英語レッスンに使うのは2.38年です。で、英語ペラペラになるんですよね。
なめてるんですか?
英語を無料でマスターする方法を教えます!こういう見出し、よくありますよね。で、なんだかんだで結局お金とるわけです。詐欺やん、それ。
これ、ホントに無料だから、最後まで読んでも損しません。
言語って手で掴んだり、自転車の荷台に乗せて運んだりできませんよね。言語は心の中に住んでます。テレパシー能力のない凡人は、心の中のものを外界に出すために色々工夫をこらします(心と身体の二分論はおかしいとか、うるさいこと言う人は退席可)。
テレパシー (Telepathy) は、ある人の心の内容が、言語・表情・身振りなどによらずに、直接に他の人の心に伝達されることで、 超感覚的知覚 (ESP) の一種かつ超能力の一種。 思念と呼ばれることもある。 mental telepathy の短縮形。 漢字表記では「精神感応」とも。(テレパシー – Wikipedia)
空気を振動させて音を作って吐き出すとか、平面上にキズをつけたり、識別のつくものをなすりつけて他の人が見えるようにするとかして、心の内と外を繋げる。言語の誕生です。
大事なのは、心の内から外へあなたの伝えたいことが出ていくプロセス全体じゃないですか?外に出てきたものだけを言語と断定して、心の残りカスみたいなものをこねくり回してませんか?
あれだけ英語勉強したのに、外国へ行った瞬間、ちょっとした英語が全然頭に出てこないって経験ないですか?
そりゃ、そうでしょ。あなたの頭の中にあるのは、誰か他人の心が外に出た残りカスの堆積です。肥溜めにつかって出てきたら突然英語が喋れるようになってた、なんてあるわけないですよ。
自分の心の内を外に出すプロセスを全く訓練していないから、突然言いたいことが出てきても、それを他人に伝える形式に変換できないだけのこと。
じゃあ、どうすればいいんだ!
そのプロセスを経験すればいいんです。
外国に行く金ないから、日本の英語学校行ってんじゃ!って?
外国に行かなくても、プロセスの経験はできます。言語はあなたの心の中にあるの忘れましたか?あなたの心は無料で使い放題です(但し、あなただけ)!
まず、今日一日喋ったことを思い出してみる。僕は一日中、一言も発声しなくても平気な性分ですが、大抵の人は一日一回くらいは、なんか言葉を口から出してるでしょう。独り言でも大丈夫です。
例えば、
「今日、めっちゃさぶい!」「うわっ遅れるわ」「飲みに行かへん、今日?」「誰やねん、これ書いたん?ええ加減な仕事しやがって」「前頼んでめっちゃくそ美味しかったやつ、どれやった?」
みたいな短い文を思い出して、それを英語にできるかどうか考えてみる。自分が普通に喋ってることを言えなかったら、強烈なストレスが発生します。そこで、眠っていた脳の出番になります。本でもウェブでもいいので、なんとか自分で調べてください。調べても、正解が分からんよって?
誰が正解見つけろ言うた?
そんなもんいりません。心の内にあるものを英語で外に出すというプロセスを経験するのが目的です。それを何度も繰り返すうちに自分に欠けている必要な知識がなんなのかが分かってきます。必要だと認識したものに対して脳は異様に活発に働きます。
昔、ソフトウェアを買うとマニュアルが付いてきました。印刷物です。本です。Microsoft Office のマニュアルは電話帳三冊分くらいでした。死ぬまでに読み切るのはムリです。読み切った人はこの世に一人もいないと推測してます。
みんなワードとかエクセルはガチャガチャ使って覚えるでしょ。なんかこういうの出来ないかなあとか、あういうの無理かなあとか、必要が出てきたら、ヘルプ読んだり、ウェブで探したりして覚えていくのが普通だと思います。ソフトのマニュアル読み切ってそれを使えるようになった奴は歴史上一人も現れていません!(たぶん)
それと同じようなことです。教科書を最初から最後まで読むという自虐的拷問だけはやめましょう。英語マスターする前に人生終わります。
それに慣れてきたら、
次のステップは恐怖の同時進行編です!
一日中普通の生活をしながら、心に浮かんだこと、喋ったこと、全てを英語に言い換えてみる。もちろん、頭の中で、です。それ、いちいち全部英語で口に出してたら、めっちゃウザい奴になって確実に嫌われます。
(ウザい奴↑)
身体は日本にいても、心の中で英語の世界に住み始めるのです。これ、そんな突拍子のないことじゃないですよ。日本にいようが外国にいようが、心は常にあなたにくっついてるでしょ。心があなた自身だし。
外国に一歩踏み入れた瞬間から、どうせ同じことを始めないといけないんです。今から始めた方が絶対得です。旅行英会話の本を買って、100個くらい例文覚えればいいって思ってる人、他人の褌で相撲をとってたら脳が目覚めません。
短い文から始めて、職場とか学校とか飲み屋で自分がやってる議論をどんどん英語で言えばどうなるかと心の中で呟き続ける。一年くらいやれば、自分が喋るようなことはほとんど出て来るでしょう。日本語で考えたことも喋ったこともないことは、当面は英語でも喋らないので、そういうのは後回しです。
練習せずにいきなり試合にでるスポーツ選手とか、予行演習なしに運動会する学校とか、訓練なしに戦争に行く軍隊とか、多分いないのに、心の中の訓練をせずにいきなり外国に降り立つ日本人はわんさかいます。
ほぼ玉砕です。
今から無料で心で英語の中に住み始める。墓場に行くのは、いや英語世界に行くのはその後で十分間に合います。
上の例を英語で言ってみるサンプル。正解はない。”It’s bloody freazing today!”, “Shit, I’m gonna be late”, “Hey, get some drink, today?” “Who the fuck wrote this shit? Horrible job!” “Which is the one that was so good when we had it last time?”
こちら(↓)もどうぞ。
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