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記事一覧
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【本の旅-12】『パレスチナにおける”剝き出しの生”』を読む(後編)
今回は、『パレスチナにおける”剝き出しの生”』の後編です。解説は前編の文中にかなり詳しく入れたので、そちらを先に読むことを強くお勧めします。 前編1. パレスチナ:強制・象徴的暴力・そして「剝き出しの生」2. 分析:パレスチナ・イスラエ… -
【本の旅-11】『パレスチナにおける”剝き出しの生”』を読む(前編)
今回取り上げるのは、書籍ではなくて、一本の論文です。Jordan Streetという人が書いた、 “‘Bare Life’ in Palestine”(『パレスチナにおける”剥き出しの生”』というタイトルの論文です。発表されたのは、2013年5月4日です。 この日付に注意してください。… -
【本の旅-10】ジョン・メイナード・ケインズ『平和の経済的帰結』- II
[19,848字] ジョン・メイナード・ケインズ『平和の経済的帰結』- Iとほぼ同時に書いたのですが、なんどか書き直しているうちに発信が遅くなってしまいました。申し訳ありません。 本書は構成がしっかりした本です。それを崩さないように、現代の読者が受け… -
【本の旅-09】ジョン・メイナード・ケインズ『平和の経済的帰結 I』
[12,049字] 目次 第一次世界大戦のインパクト 戦争観の変遷 戦争の違法化 レーニンの『平和に関する布告』 ①即時的な停戦と平和交渉の提案 ②無併合・無賠償の原則 ③秘密外交の廃止と外交の公開化 レーニンによる秘密外交の公表 イギリスの三枚舌外交 ウィ… -
【本の旅-08】葉山博子『時の睡蓮を摘みに』
男の人に貰われやすいように、小さい頃からおつむを纏足して、内気に育てて、大きな考えを持てないように巻いてしまうのよ。足じゃないわ、頭をよ。そうして、大きくなっても、小さな動物のように可愛らしく振舞い、そんな振舞いによって男の人に愛される… -
【本の旅-07】人類が女性差別を発明する前の時代 – 高群逸枝『女性の歴史』②
これは、【本の旅】高群逸枝『女性の歴史』①の続編です。まず、それを最初に読んでもらわないと意味が分からないかもしれません。 女性を閉じ込めるナラティブ 高群逸枝の叙述スタイル 高群逸枝の生涯をかけた女性史研究の全体の構成については、①の方を見… -
【本の旅-06】高群逸枝『女性の歴史』①
「女性の歴史」は、探求の書であって、もとより、政治的イデオロギーの宣伝の書でも、希望的観測の書でもない。これは、「母系制の研究」と「招婿婚の研究」に、根拠と出発点とを持つ、私のあたらしい学説をつらぬいた日本女性全史であるが、独自の学説… -
【本の旅-05】ノーベル文学賞について
この記事は、【本の旅】 ハン・ガン『光と糸』 − ノーベル賞受賞記念講演全訳の補足として読んでいただけると幸いです。 ノーベル賞・オリンピック・国連の三つは、世間知らずでお人好しの日本人が信仰する三種の神話と揶揄されてきた長い歴史がある。それ… -
【本の旅-04】 ハン・ガン『光と糸』 − ノーベル賞受賞記念講演全訳
ノーベル賞授賞式のハン・ガン氏 ノーベル賞のホームページで12月7日にストックホルムで行われたノーベル文学賞の授賞式の動画を見た。ハン・ガン氏が韓国語で受賞講演(Nobel Prize lecture)を行っていた。韓国語はまったく分からないが、彼女の静かな音…